防府読売マラソンフル(2002.12.15)報告

 

 防府読売マラソン完走記をアップします。完走者の全記録は下記URLで見ることができます。

 http://www.kry.co.jp/tv/marathon_2002/index.htm

 前日はいつもどおり5時過ぎに起床し、軽く8kmコースをジョグして朝練を終了する。この日は長男の幼稚園で餅つき会があり、家内も出かけるためばたばたしており、準備、朝食を済ませ結構あわてながら、8時前に自転車でJR相模原駅へと向う。8時07分の電車に乗りたかったので、あわてていたため後で気付いたが自転車の鍵を無くしてしまった。電車には間に合い、横浜駅で京急電車に乗り換え羽田空港には9時半頃に到着する。空港の書店で陸マガを探すが見当たらなかった。航空券を発券し、荷物を預け、中に入る。航空機は10時10分発のANA693便である。チームメイトの福島さんも一緒だった。航空機からは富士山がよく見えた。山口宇部空港には12時前に到着。福島さんと一緒にバスで小郡駅へと向う。小郡駅には12時40分頃に到着し、駅で昼食をとる。13時10分発の徳山行き列車に乗り、防府駅には13時半に到着する。

 駅ではぶっちゃん、くりりんさん、XZTさんに会う。開会式まではまだ時間があるので、先にホテルに行きチェックインを済ませる。ホテルに向う途中で駒澤の秀さんと出会う。ホテルはアルファーワンである。荷物を預け、開会式場のアスピラートに行く。開会式場に着くとチームメイトの福田君に出会う。下田の保坂さんに会ったので、つくばマラソンで2時間半を切ったことを伝え、明日は頑張ってくださいとエールを送る。開会式が始まる。ゲストとしてカネボウの高岡選手が来ており、皆に激励を送ってくれた。さすがに背が高くスーツ姿も決まっていた。開会式が終わり、会社の関西メンバーの横山君、掛樋君、同乗してきたみぃちゃんと合流する。受付を済ませたところで会社の京都メンバーの物申さん、中野さんと出会い、挨拶する。チームメイトの山口さんとも出会う。会社メンバーとみぃちゃんとで夕食を一緒にしようということになり、18時にここに集合ということで別れ、ホテルに戻る。横山君達はジョグするということであったが、私は朝練をしてきたので部屋でくつろぐ。

 18時前に横山君、掛樋君、みぃちゃんと私の4人で防府駅前に向う。防府駅前で中野さんと合流する。物申さんは愛妻弁当があるということでパスされた。中野さんがジョグ中に良い店のあたりをつけてくれていたようでその店まで行ったがあいにく満席で入れずしかたなくうろうろと他を探すが適当な店がなく、結局アルファーワン近くのファミレスになってしまった。中野さんゴメンナサイ。食事をしながらいろいろと話をし、楽しい時間を過ごしていると突然みぃちゃんが「あっ!せいたろうさん」と言うので振り返るとチームメイトの清田君、礒田君、福田君、福島さん、望月マネージャーが同じファミレスに入ってきたところだった。奇遇だ。今日は会社メンバーと行動するので同行できないと言っていたので驚いた。防府もなかなか狭いね。食事が終わり中野さんと明日の朝の予定を決め別れる。ホテルに戻り、横山君達はスペシャルドリンクを作るということであったので私は一人で部屋でくつろぐ。相変わらずテレビっ子なのでテレビに見入ってしまう。明日の準備は明日の朝でも間に合うだろうと何もしないでくつろぐ。やはり自分でもつくばマラソン前ほど気持ちが入っていないのがよくわかる。24時頃までテレビを見てから入浴、24時半過ぎに就寝する。

 当日は7時前に起床。天気予報を見てからシャワーを浴び、とりあえず身体にチタンテープを貼り、コンビニに朝食を買いに出かける。コンビニで財布を忘れたのに気付き、ホテルの部屋を往復する。やはり少しぼけているなぁ。横山君から9時半に集合とのメールが入る。コンビニ弁当を食べ、準備をしチェックアウトを済ませる。横山君の車に4人乗り、途中で中野さんと物申さんを拾って防府市陸上競技場へと向う。会場には10時前に到着する。

 横山君達がスペシャルドリンクを預けているところで熊本のセイント聖哉さんに声をかけられる。昨夜にTELがあり、上下青のヤッケとだけ伝えておいたのによくわかったものだ。挨拶をして陣取っている場所を教えてもらいその場は別れる。ちょうどチームメイトの青木君がいたので声をかけ、一緒に控え室に行く。荷物を置き、ランシャツにナンバーカードを付ける。今回もつくばマラソンと同じハートブレイクの新バージョンの白のランシャツ、青のランパン、シューズはつくばマラソンとは異なり、東日本国際駅伝の時に履いて足の裏が痛くなったが良いペースでは走れたミ○ノのフ○ッグ○ップウェーブクルーズGT。足の痛くなった部分にはキネシオテープを貼ったので何とかなるだろう。つくばマラソンの時のシューズは良い感じなので東京国際用にとっておき今回は使いたくないためである。先週水曜のインターバル時に使用したがやけにふくらはぎに疲れが残ったのが気になるが、今回は撃沈しても問題ないので特に気にしない。横山君達がスタンドに行くと言うので食料を持ってスタンドに行く。トラックでは中学生の記録会が行なわれていた。途中、セイント聖哉さんが来られたので宮崎ゆうこうさん達のところに連れて行ってもらう。合志技研メンバーや熊本県庁メンバーを紹介していただく。その後、再びスタンドに戻りしばらくしてからアップに出かける。トラックのアウトレーンを7周ジョグし、体操をしてからトイレを済ませ、着替えに戻る。ランシャツ、ランパンに着替えると既にスタート7分前。もう結構な人がスタート地点に並んでいる。前からゆっくりと歩いていき、自分のナンバーの表示のあるグループ(前から3列目あたり)のインコースに入る。隣に清田君、斜め前に保坂さん、後にセイント聖哉さんがいた。

 シューズの紐を結びなおし、スタートを迎える。12時02分、号砲一発でスタート。アウトからかなりの人がかぶせてきたこともあってポケットされ前にでられなくなってしまう。しかたがないので転ばないようにゆったりと走る。トラックを1周したところでばらけ始めホームストレートで後方から滝ヶ原自衛隊の安藤選手が「こんにちは」と声をかけてきたので「頑張りましょう!」と声をかえす。競技場の外へ出てロードに出たあたりから前を追いかける。前に大きめの集団があり保坂さんが見えたので追いかけ右折して広いロードに出てきてしばらくして追い付く。清田君や横山君も一緒だ。2km地点を6分50秒で通過した後、集団が前後に分かれ始める。清田君は前に付いたが横山君はそのままである。ペースは悪くないので私も後の集団にする。後でわかったのだが、この時、前の集団に同じ会社の大中君がいたはずである。3kmあたりから集団の前方のセンターライン寄りを走っていると後方から江頭さんが追い付いてきて声をかけてくれる。江頭さんはそのまま集団の前を引っ張り始めた。4kmでタイムを見ると13分56秒ぐらいだったと思う。この2kmに7分以上かかっていたのと江頭さんが少し前を走っていたこともあって集団を離れ江頭さんに追い付く。しばらくして5km地点を通過。17分23秒。つくばのときと同じぐらいか。後方の集団は17分半ぐらいで通過していた。

 江頭さんがやや下がり始めたので、背の高い黒いウエアの129番の選手の後ろを付いて走る。左折してもう一度左折して競技場の方向に向って走る。ペースはやや遅い気はするが、前の大集団とはかなりの差があるのでこのまま行くしかない。後方から3人ぐらい追い付いてきて前へ出て行ったので付いて走る。競技場の前を走る頃には後ろの集団にも飲み込まれてしまう。交差点を通り過ぎ上りに入ったあたりで10km地点を迎える。35分01秒。この5kmが17分38秒。やはり落ちているがつくばのときとそう変わらない。

 坂を上りきり、給水所でやや集団がばらける。数人が前へ行ったがここは無理せずそのままのペースで行く。しばらくすると横山君が集団のペースなりで私より前に出たので集団の後ろに付く。集団が徐々に縦長になり始める。13kmあたりだったか縦長のままで横山君と前との差が開き始め、横山君が前の集団に付かなかったので、集団が二分される。私は集団の最後尾だったため前に付くことができず、横山君を含めた5人ぐらいの集団となってしまう。うーん、ここは少し無理して前の集団に付いたほうがよかったかな。横山君が集団を引っ張る形になってしまった。そうこうしているうちに15km地点を通過。52分40秒。この5kmが17分39秒。ほぼイーブンペースである。と言うことは前のペースが上がったと言うことか。

 しばらくして左折した後、JRを越えるための立体交差橋の上りに入る。皆、淡々と上っている感じだ。橋の下りに入ってもペースはさほど変わらない感じで下って行く。後方から2人追い付いて来て集団に加わる。相変わらず横山君が集団を引っ張る形だ。20km地点がやってくる。1時間10分24秒。この5kmが17分44秒。若干ペースが落ちたがまだつくばと大差ないタイムである。ちょっとふくらはぎが張ってきた感じがする。水曜日の疲れが抜けきっていない感じだ。

 先頭集団と擦れ違う。誰だったかよく覚えていない。中間点が近づいてきた。このあたりから沿道の応援も一際多くなってきた。中間点は1時間14分18秒ぐらいで通過したと思う。ゆうこうさんの声援を受ける。直後に沿道を歩いている清田君を発見。ハーフでやめたようだ。中間点もつくばからそう遅れはとっていない。このまま行ければ横山君も2時間半を切れそうな気がする。でも自分の身体の感じはつくばよりもあきらかに疲労を感じている。ハートブレイクで誰が最初に折り返してくるかを見ていると礒田君が来た。うつむいてかなり疲れている感じだ。飛ばしすぎたのかな?。「礒田〜!、礒田〜!、上を向け〜!」と声をかけるととりあえず顔をあげたが表情は苦笑い気味で精彩がなかった。しばらくして集団の後方に付けている青木君を発見したが、青木君も見た感じなんとなくではあるが調子が良いようには見えなかった。横山君達と22kmを折り返す。折り返して沿道に望月マネージャーを発見する。左手を軽くあげて合図する。横山君は前へ前へと言う感じで集団を引っ張って行く。ここはまだ頑張るところではないのだけど大丈夫かなぁとやや不安を抱くが自分も結構きついのでこれ以上ペースを上げられるとついていけそうもない感じだ。たくさんの知り合いのランナーとも擦れ違う。25km地点がやってくる。1時間28分07秒。この5kmが17分43秒。ペース的にはほぼイーブンだが、ここはつくばはもう少し速いタイムでカバーしているはずだ。

 給水所で礒田君が歩いていた。ここは自分も余裕がなく声をかけられなかった。直後の立体交差橋の上りで横山君がペースアップ。ここはつけずに10mぐらい離れてしまう。でも、ここはあせらずに橋の下りを利用して追いかけることにする。下りに入り少しペースを上げじわじわ詰め寄り右折してしばらくして追い付く。前方には鉄人牟田口さんが見えてきた。つくばと同じような展開である。しばらくして牟田口さんに追い付き、「頑張りましょう!」と一声かけて追い抜く。28kmあたりで合志技研のこきりこ選手がジョグしていたのを追い抜く。ここの給水所でスポンジ?を横山君がとった直後にまたペースアップ。また少し離れてしまう。こきざみなペースの上げ下げは脚にくるのにと思いながら、もう一人併走する選手とじわじわ追いかける。しばらくして横山君に追い付く。30km手前の交差点を右折する前当りから突然、横山君の動きがおかしくなる。もう一人の選手と横山君を追い抜きながら、「横山君、ここから、ここから。行くよ!」と声をかける。右折して30km地点を通過。1時間45分54秒。この5kmが17分47秒。まだそんなに落ちていない。まだ頑張れば2時間半を切れるペースだ。

 横山君はしばらくは少しの差で付いてきていた感じがしたが離れてしまった。もう5km我慢すればあとは気力で持っていけるのにと思ったが、自分も余裕がない状態である。併走する選手も32kmあたりまで頑張っていたが上りに差し掛かるところで離れてしまった。併走する選手がいなくなったことで自分のペースも落ちてしまったのがわかった。前に目をやるとなんとなく青木君のような感じの選手を発見する。青木君で無いことを祈りながら追いかける。皆、きつい感じでペースが上がらなく自分のペースも落ちている割には一人ずつ捕らえていく。33kmを過ぎたあたりで青木君に追い付き一声かけて追い抜く。今回、青木君に期待していただけになんとなく自分もがっかりしてしまい気力がなくなった感じがした。34kmあたりを下り右折して、しばらくして35km地点がやってくる。前ではゆうこうさんが声をかけてくれる。2時間03分54秒。この5kmが18分00秒。ここで意識がはっきりしていればまだ2時間半を切ることは十分可能であったと思うが、気力が追い付かず今回はダメかなって思ってしまった。実際のところタイムははっきり見ていなかった。給水を取り左折してしばらくしたあたりで、突然沿道の右側から聞き覚えのある声で「寺ちゃん、ファイト〜!」。10kmレースを走り終えたみぃちゃんだった。笑顔で声援に応えたもののペースは上がっていない。前に目を向けると秋篠宮走友会の高橋選手が見える。その前にはほとんど選手が見えない感じだ。

 高橋選手に一声かけて追い抜き、しばらくして残り5km地点を通過。2時間12分07秒。この2.195kmが8分13秒。う〜ん、ペースがかなり落ちてしまった。残り17分50秒はさすがにきついとここで2時間半を切るのをあきらめてしまった。残り4kmあたりで外国招待選手を追い抜き、残り4km地点を2時間15分57秒で通過。この1kmが3分50秒。こうなるとゴールを目指して淡々と走るだけだ。このペースでも追い付いて来る選手はいない感じで抜かれることはなかった。しばらくして残り3km地点を通過。2時間19分47秒。この1kmも3分50秒。このペースにはまった感じだ。長い直線でポツリポツリと選手が見えてはいる。しばらくして40km地点を通過。2時間22分53秒。この5kmが18分59秒。やはり1分も落ちてしまったか。ここで頑張れば2時間30分台は出ただろうが無理せず淡々と走る。

 残り2km地点を2時間23分35秒で通過。この1kmが3分48秒。ペースは変わらず。右折する手前で再び、みぃちゃんが今度は沿道の左側から、「寺ちゃん、ラスト〜!」と声をかけてくれたので、またまた笑顔で応える。右折して残り1km地点を2時間27分25秒で通過。この1kmが3分50秒。再度右折して競技場につながる連絡道で前に一人の選手を発見する。ゆうこうさんが声をかけているので熊本の選手かな?。直後に沿道で駒澤の秀さんから声援を受ける。「あれっ?秀さん、どうしているの?」。競技場に入り、バックストレートで前の選手を追い抜く。コーナーをまわりホームストレートの真ん中あたりで電光計時に目をやると2時間30分57秒、58秒、、、、、「うわ〜、31分かかってしまったぁ」と思いながらゴール。2時間31分07秒。後ろを振り返ると凄い勢いで日大文理OBの福田君がゴールに飛び込んできた。6秒差であった。もう少し距離があったら抜かれていたところだった。自分の残り1kmは3分42秒、残り2.195kmが8分14秒、残り5kmが19分00秒であった。ゆうこうさんが芝生席から「31分15ぐらいですか?」と聞いてきたので「そんなもんです」と答える。福田君に「ラスト凄かったね!。もう少しで抜かれるところだったよ。」と声をかける。控え室に戻り着替えていると大中君に声をかけてもらい、タイムを聞いたら2時間29分台ときっちり2時間半を切っていた。流石だ。次は東京国際に出ると言っていた。

 ダウンする元気もなかったので服に着替え、ぶらぶらしているとセイント聖哉さんに出会ったので、清田君と一緒にゆうこうさん達のところに挨拶に言った。青木君も既に来ており、皆で記念写真を撮った。

 控え室前で皆と雑談していたら、滝ヶ原自衛隊の安藤選手が「どうでした?」と聞いてきたので「31分でした」と答えると「記録載ってますから」と50位ぐらいまでの記録表をくれた。確かめると正式記録は2時間31分07秒で順位は37位であった。会社関係では。横山君が2時間36分台、掛樋君が2時間38分台、中野さん、物申さん、影本君が2時間46分台であった。みぃちゃんも10km40分38秒の自己新であった。ハートブレイク関係は結果がいまひとつであったために割愛。皆さん、お疲れ様でした。

 その後、横山君の車で防府駅に送ってもらい、小郡駅で、萩観光組と分かれ、空港行きバスの時刻まで、MLメンバーの矢ノ目さん、大西さん、大竹さん、みぃちゃん、アンビバレンスの佐久間さん、そして私の6人でお疲れ様会を行なった。

 バスで山口宇部空港に行き、19時40分発のANA700便で羽田空港には21時20分頃に到着する。自宅には23時過ぎに到着した。さすがに子供達は寝ていた。当たり前か。翌日は休暇を取っていたためにゆっくりとし、お風呂に入ってから寝た。月曜は疲れていたこともあったので朝練は11kmジョグで終えた。

 今回はやはりつくばマラソンで思いもせず2時間半を切れてしまったことで、中3週間ではなかなかモチベーションがあがらず、調整不足ということもあって気力を持続できずにあきらめてしまったことが、つくばと同じようなペースで進みながらも2時間半を切れなかったことにつながってしまった。今回は切れなくてもいいやと思っていたこともあり、直前の水曜の練習会も距離を落とさずに木曜からも本来の調整をせずに臨んだ結果であるので、満足はしていないが、ある程度、納得できる結果である。東京国際マラソンまでにはもう一度しっかり練習し、調整をしてモチベーションを高めて臨もうと思う。