『富士吉田火祭りロードレース20km報告(1999.8.22)』

 日曜日、起床は4時20分。準備、朝食を済ませ、5時25分に家を出発する。自転車でJR相模原駅に向かい、そこからJR,小田急線を乗り継いで鶴間駅に6時10分に到着する。そこから徒歩で東名高速道路大和バス停までいき、坂本君の車を待つ。6時35分頃に坂本君の車が到着し、乗せてもらう。坂本夫妻と岡村君と一緒に会場の富士北麓公園へと向かう。会場には8時半前に到着。受付を済ませ、適当な場所に陣取る。しばらくして、藤田君、阿部君、青木君、中川さんを見つけて合流する。

 9時過ぎから軽くアップに出かけるが非常に脚が重い。先週の合宿疲れがとれていない。今日はコースもタフであるので、あまり無理しないことに決める。今年は陸上競技場が工事中のため、使えず野球場がスタート/ゴールに変更となっている。そのためにラストに余計な上りが加わってしまった。

 9時45分頃に皆でスタート地点へと向かう。特に問題無く、前にはいることができた。目標はとりあえず20km1時間10分であるが、残り5km近くが上りとなるため、タイムはあまり期待できないだろう。

 10時丁度、号砲一発でスタート。野球場の出口が狭くなるので注意しながら出ていく。しばらく下って、3回左折した後、上りにはいる。既に藤田君、岡村君、青木君は前にいる。しばらくして阿部君が抜いて行き、しばらくして角田さんと一緒に坂本君が抜いて行く。土の道にはいる。上りが苦手なのでどんどん抜かれて行くが、ある程度で抜かれなくなる。先頭集団はもう見えないぐらい先に行ってしまった。少し前を坂本君が角田さん達と走っているのであまり離されないことを心がけながらひたすら上って行く。土の道が終わり左折して下りにはいる。ここで時計を見ると9分47秒。下り始めて坂本君の集団のペースがさほど上がらないので、勢いをつけて一気にごぼう抜きする。誰もついてこない。青木君は既に200m近く前にいる感じがする。前との距離もつまらない。5km地点がやってくる。16分40秒。

 前は相当なハイペースのようだ。下りにも徐々に疲れてきて後方から足音が迫ってくる。右折して上りにはいったところで6人ぐらいの集団に一気に抜かれる。予想通り坂本君の集団であったが、角田さんは見当たらない。給水をすぎてじわじわ離されて行く。どうも初めてのコースで感じが掴めず、最後に上りがあるということが頭にあるため、思いきって行けない。しばらくしてまた下り始めたが、坂本君達を追いきれない。右折して土の道の上りにはいるところで給水する。また上りかと思っていると意外とこの上りは坂本君のペースも上がらずじわじわ詰まり始めてきた。10km地点がやってくる。34分44秒。この5km18分04秒。

 坂本君に追いつき、抜いていく。下り始めてアスファルトの道になり、1人と一緒に並走する。後方から黄色シャツが追いついてきて3人で走り始める。下りなのでペースを上げたいところだが、どうもラストの上りが頭にあって、周りとあわせて走ってしまう。15km地点がやってくる。51分18秒。この5km16分34秒。

 車の通りが激しい広い道に出てきて給水をとったところで、黄色シャツと白シャツが遅れ始める。しばらくして左折し、ラストの上りにはいる。ペースが落ちる。後方から足音が迫ってくる。白シャツが並びかけてきたが前には出ない。相手も苦しいのだろうか?。このあたりからなんとなく、開きなおり、富士登山駅伝の3区の上りに比べてら、こんな上りはちょろいと思い、しっかりと腕を振りながら上り始める。しばらくして白シャツが落ちて行く。前に2人見えているので、とにかく追いかける。しばらくして1人を捕らえ、給水をとったところが18.3kmと表示あり。残り1.7kmと思って前の1人を追いかける。残り1km手前でその1人を追い抜き、ラスト1km地点を1時間06分37秒で通過する。ちょっと1時間10分以内は厳しいと思いながらひたすら上って行く。やや上りが緩やかになったところで上から10kmランナー達が下ってきて右折している。そこをこちらは逆方向から上りながら左折して、10kmランナーとごちゃまぜになりながら、右折して野球場への最後の上り。上りきるあたりで、藤田君が「寺根さん、ラスト」と声をかけてくれる。さすが、藤田君は速いなあと思いながら、野球場の周回をひたすら10kmランナー達を抜いて行きながらゴールを目指す。野球場にはいり残り100mぐらい。最後の力を振り絞ってゴール。タイムは1時間11分40秒で順位は13位。残り5kmは上りもあって20分22秒でした。

 1位は名古屋商科大学の学生で1時間05分42秒。藤田君は惜しくも4秒差の2位で1時間05分46秒。この4秒で那覇マラソン招待を逃しました。岡村君は1時間07分33秒で5位、阿部君がその10秒遅れぐらいで6位。青木君が1時間10分47秒で11位と惜しくも入賞ならず。私が1時間11分40秒で13位。坂本君は不調で1時間13分台で17位。中川さんは無事完走でした。

 岡村君も言っていましたが、藤田君の強さを改めて思い知らされたレースでした。富士登山駅伝2区のコースをそれほど上りと思わないというだけのことはあります。下りも苦手と言いながらも十分速い。強いです。私は合宿の疲れはあったのですが、それは岡村君も坂本君も一緒なので、単なる言い訳に過ぎません。脚は張っている感じはありましたけど、それよりもラストの上りに対する不安の方が強く、思いきった走りができなかったことの方が悔いが残るレースでした。

 来年、機会があればもう一度挑戦したいと思います。