びわ湖毎日マラソン(1998.3.1)完走記

 

 これは、1998年3月1日に行なわれたびわ湖毎日マラソンの結果を当時の同僚に報告したものをそのまま記載したものである。

 3/1に予定通りびわ湖毎日マラソンに参加しましたので結果を報告します。

 2/28は10時半過ぎに家を出発。2泊するため巧君の荷物が多く、かなりの荷物を担いで 出発。バス、JR横浜線で新横浜に着き、新横浜11:55発のひかりで京都へ移動。京都か ら大津駅、タクシーで大津プリンスホテルに15時ごろに到着。今年は巧君がいるので 開会式のあるプリンスホテルに宿泊することにした。

 16時から開会式、17時半からレ セプションと済ませる。レセプションは国内招待選手は紹介が済むとすぐ帰ってしま うが海外招待選手は食事をしながらくつろいでいる。結構気楽なようだ。レセプショ ン終了後、部屋に戻り、明日の準備を済ませ、12時前に就寝する。巧君は夜中は一度 しか起きなかったが、私が寝苦しく、結構眼がさめてしまう。

 朝は8時に起床。外は曇 っているように見えたが、実際は雨が降っていた。9時前から朝食をし、ばたばたして いると、高田さんとの待ち合わせの10時半ぎりぎりにホテルを出発。外は雨である。 タクシーで競技場に到着するが、IDカードをどこに入れたかを思い出せない。しかた なく、監督用のIDカードをもらいにいく。ついでにもう一枚もらい、嫁さんと巧君も 中にはいる。

 荷物を起き、他のメンバーを探すが見当たらないので、そのままにし、 高田さんをさがしにスタンドへいく。雨が降っているので皆、雨避けのある場所にい る。そこへいくと、中原さんが私を見つけてくれる。「高田さんは?」と聞くと「い ないようです」ということ。しばらく待っていると高田さんが登場。コースマップを 渡し、11時半前に第一コールがあるので別れる。

 第一コールを済ませ、他のメンバー と合流し、アップをしようとするが雨のため、皆、競技場したの短い折り返しコース でアップしている。10分ぐらいアップし、着替える。雨が降っているので長袖Tシャツ に帽子で望むことにする。他のメンバーはランシャツでいくようだ。私は青梅のこと があったので慎重策でいくことにする。

 12:15に第二コールを済ませる。雨はあがって きたようだが長袖のままでいくことにする。12:25にトラックにはいる。2人となりの 48歳の保坂さんが「今日はどれぐらいで行きますのん?」と聞いてきたので、「昨年 ぐらいでは行きたいです」「じゃ、はいりは17分そこそこ?」「はあ、そんなもんで す」。となりの雪印の千葉にどれぐらいでいくかと尋ねると「監督には付いていけと いわれています」との答えである。

 12時半号砲一発でスタート。1周目、2周目とも 80秒で通過。競技場を出て右折したあたりで保坂さんに抜かれたので付いていく。2km あたりでどうも保坂さんのペースが速いと感じ付いて行けなくなる。2,3人と一緒に5 km通過。16分58秒。保坂さんは16分40秒ぐらいで行っている。

 しばらくして大集団が 追い付いてきたので一緒に進む。びわ湖が見えてくる。何となくペースは落ちている ようだ。高田さんには気付かず、唐橋を過ぎたあたりで中原さんを発見。手を上げる。 10km地点通過。34分19秒。この5km17分21秒。やはり遅い。

 前へ出ようと右斜め前へ移 動しようとしたときに後ろの奴に脚をひっかけられ危うく転びそうになるが何とかふ みとどまるが脚に違和感を感じる。集団の前へ行き、東芝多摩川の大平君に「少し遅 いね」と声をかけ、九州松下電器の牟田口さんに「もう少し上げましょう」というと 「わかった。26分狙いだね。」とペースを上げ出す。橋を渡り、向かい風に変わる。 どうも自分の調子がいまひとつである。15km地点通過。51分46秒。この5km17分27秒。 上げたつもりが逆に落ちている。

 このあたりから180番?が引っ張り始める。きつくて 集団の最後尾へと下がる。途中唐橋あたりでANAの近藤君が声援している。「あれ?、 なんで走ってないんや?」。ここでは中原さんはわからず、高田さんもわからず。集 団のペースが少し落ちてきつさも少し和らぐ。先頭集団とすれ違う。「げー、右折前 にすれ違ったで」。右折してしばらくして20km地点通過。1時間09分27秒。この5km17 分41秒。「こんなにきついのになんでこんなに遅いんや」。

 右側には坂本君がついて いる。何かしゃべりたいが無駄な体力を使いたくない。中間点を1時間13分18秒で通過 。既に2時間26分は全然無理で今の感じからでは2時間半をきることに専念することに する。周回コースを終え、集団が分裂し始める。坂本君が前にいるので必死に前を追 いかけ前の集団の後方につける。25km手前あたりで中原さんの声援を受ける。高田さ んは来ていないようだ。25km地点を1時間26分57秒で通過。この5km17分30秒。追い風 のせいかややペースが上がる。

 給水地点で後方に大柄な奴が来た気配を感じる。する と岡村君が「トイレ行っていて、やっと追い付きました」と声をかけてくる。うわー ハートブレイクが3人集まってしまった。今度は27kmすぎたあたりで向井君まで追い 付いて来て4人一緒になる。橋を渡りながら向井君が前へ出ていく。ここで厚木市役 所の片桐がjogをしていて皆で追い抜く。岡村君に「今の片桐だね」と声をかける。 30km手前の上りを利用して岡村君が前へと出始める。30km地点通過。1時間44分52秒。 この5km17分55秒。結構2時間半ぎりぎりのペースである。

 下りを利用して岡村君を追 いかける。向井君と坂本君はやや下がった感じである。前の集団に追い付き、岡村君 は一気に抜いていくので後ろに付いていく。風は向かい風となってきた。右カーブの ときに岡村君が左に避けたので、これは後ろに付くのを嫌がっているのかなと思い、 並走することにする。しばらくして中原さんの声援。手は上げたかうなずいただけか はよく覚えていない。35km手前のびわ湖が見えるあたりからさらに強い向かい風とな る。35km地点通過。2時間03分04秒。この5km18分12秒。

 後方から坂本君が1人を引き 連れて追い付いてきた。「お!今日はラスト頑張ってるやん」。再び岡村君が前へ出 たのについて坂本君ともう1人も前へ出る。私が最後尾となる。向かい風はきつい。 残り5km地点を2時間11分15秒で通過。この2.195kmが8分11秒。2時間半まで18分45秒。 キロ3分45秒以内はキープしなければならない。結構脚も張っておりきびしい状況であ るが、岡村君と坂本君には負けられないので必死に付いていく。このあたりから岡村 君がやや下がり始め、坂本君が前へ出たので後方に付ける。前から銅口君が落ちてく るのが見える。残り4km地点を2時間14分58秒で通過。この1km3分43秒。貯金2秒。銅口 君を坂本君が抜くときに「頑張ればベスト出るよ」と声がかかる。私は銅口君に「銅 口君がんば」と声をかける。岡村君は5mぐらい後方である。残り3km地点を2時間18分 39秒で通過。この1km3分41秒。貯金計6秒。雨もまた落ち始め、向かい風もさらに強く なってきた。気を緩めると2時間半は切れない。40km地点通過。2時間21分43秒。この 5km18分39秒。

 40km通過と同時に坂本君を追い越しラストスパートにはいる。残り2km 地点を2時間22分25秒で通過。この1km3分46秒。貯金計5秒。前を必死に追いかける。 左折して、さらに左折で追い風に変わり、残り1km地点を2時間25分57秒で通過。この 1km3分32秒。残り1kmに4分はかからないからここで2時間半を切れることは確信する。 このあたりで中原さんの声援。手をあげて前を通過。競技場にはいり、1周目のホー ムストレートで嫁さんが「お父さんがんばれ〜」と声援。巧君も起きてはいるようだ。 ラスト1周はそんなに無気に走ることなく、悠々とゴール。2時間29分33秒。ラスト1 kmが3分36秒。ラスト2.195kmが7分50秒でした。

 順位は103位(完走138名)でした。坂本 君は2時間29分45秒で104位、坂本君が引き連れてきた人が2時間29分58秒の106位(ここ までが2時間半以内)でした。岡村君は残り4kmあたりからまた右膝が痛くなり始め、2 時間31分04秒の110位、銅口君は前半のハイペースがたたったのかスタミナ切れで2時 間31分31秒の113位、向井君も30kmからスタミナ切れで2時間38分16秒の134位でした。 大滝君が2時間24分06秒の2レース連続の自己新で66位、保坂さんは2時間28分12秒で94 位でした。

 今回は最初から身体が重く感じ、自分としては頑張っているつもりなのに ペースが上がらず苦しいレースでした。2時間半を切れたのはチームメイトのおかげで した。岡村君や坂本君には負けられないという気力だけで最後まで頑張れました。そ れがなければ25kmあたりで切れてしまっていそうなレースでした。それと雨のなか、 精一杯移動しながら応援してくれた中原さん、どうもありがとうございました。30km すぎの唐橋前あたりと残り1km地点あたりにいたのには驚きました。お疲れさまでした。

 なんとか今回も最低目標の2時間半以内はクリアできてよかったと思います。これで2年 後の40歳での出場資格も得ることができました。ちなみに保坂さんは10歳上なので今回 のタイムで50歳での出場資格を得たことになります。敬服いたします。もっと頑張らな いとと思いました。レース後は大滝君は帰りましたが、他のメンバーと一緒に湖西荘に 宿泊し、全員完走のお祝いをし、昨日の夕方に帰ってきました。昨日は休養日にしてし まったので今日は筋肉痛が結構酷くて、6kmjogの朝練のみにしました。今後のレース予 定はランナーズで申し込んでいるので申し込まれているのかよくわかりませんが、予定 では2週間後にハーフを走ることになっています。