とある部屋の中で..

タニア:「あーあ、貧乏くじよねぇ、こんなじめじめしたところで、いつ来るとも判らないお客さんを待つなんてさぁ..。」
春永:「そうですねぇ..まったくそのとおりですよ..。」
「あら、どうしたのよ?いつもの飄々とした態度とちがって、元気ないじゃん。」
「ええ、家の畑の大根の様子が気になって気になって...。」
「あ、そう。それで?」
「いやだなぁ、ちょっとぐらい心配して下さいよぉ。」
「その手で何人の女を泣かせてきたのやら..。」
「いや、それはですね..いち..にい..。」
「数えなくてもいいの!まったくもう..。あーあ、お客さんも呆れてるんじゃないの..って、お客さん?」
「いらっしゃいませ。」
「...はぁ。」
タニア:「さて、気を取り直して、このページの紹介をば..。」
春永:「このページでは、トーグというマルチジャンルTRPGの紹介をさせていただきます。TRPGというのは..っと、こちらをご覧ください..。お読みになられましたか?話を続けましょう。
で、マルチジャンルって言うのはですね、一般のTRPGは1つのジャンルを遊ぶためのものなんです。たとえばファンタジー世界での冒険や、SFの世界で宇宙旅行、はたまた現代世界に潜む恐怖に挑戦する..という感じなわけです。」

「どのTRPGも、一度に楽しめるのは1つの世界だけ、って言うのが多いんだよね。」
「そう。そこで、それらの違う世界観(価値観)を1つの土俵に無理なく押し込もうという画期的な試みの結果、トーグという作品は生まれたのです。」
「ここからは、私たち2人がこのゲームと魅惑的な世界をご紹介しようと思うわけです。」
「まぁ、実際のところ、プレイしてもらうのが一番だと思うのですが、案外プレイされてないんですよねぇ、このゲーム..。」

行き先を選んで下さいね

世界の状況
春永:「これは、今すぐかもしれないほんの少し未来のお話です。地球という世界には、同じような兄弟世界が多数存在していました。それらは次元を隔てて存在するため、互いの干渉は有りませんでした。」
タニア:「でも、いくつかの世界には力と野望をあわせ持つ恐ろしい侵略者がいたの。彼らは、特殊な手段で次元を乗り越え、別の世界へと侵略し、そして滅ぼしていきました。」
「彼らはハイロードと呼ばれており、それぞれがダークネスデバイスと呼ばれる特殊な祭器によって、次元を乗り越えたり、侵略を行ったりするのです。」
「じゃあ、ハイロード達はなぜ侵略を行うのかというと..彼らは可能性の力(ポシビリティ)を集めているのよ。侵略した世界から、ポシビリティを根こそぎにされた世界、つまり可能性を失った世界の末路は滅亡だけ、って訳。」
ポシビリティ戦争
春永:「そして、ついにこの地球が侵略地の候補に挙がりました。理由は、この世界が膨大なポシビリティを秘めているからです。」
タニア:「普段は敵同士ともいえるハイロード達は、ほぼ同時に地球侵略をはじめたの。地球側もそれに対抗しようと軍隊とか使って抵抗を試みたんだけど、いくつかの例外はあるけど、ことごとく侵略者側の勝利に終わったわ。」
「さて、一体何が地球側に敗北をもたらしたのでしょうか?答えは価値観です。侵略者は、自らの軍隊とともに、自分の世界の価値観を侵略地にもたらしました。」
「地球では、魔法や神の奇跡というのはあまり信じられていないし、科学技術についてはかなり進歩してるよね。これが世界の価値観なの。その世界に住む者達も、同じ価値観に縛られるから、地球の人達は魔法とかを使おうなんて考えることもないし、考えたとしても世界の価値観に縛られてるから大したことはできないのよ。」
「地球以外の世界も、地球とは異なる様々な価値観を持っています。地球では軍隊の主力が戦車等の近代兵器ですが、ある侵略者の世界は中世程度の科学技術しか持っていませんでした。そのため、この侵略者の侵略地では、戦車も銃も使えなくなってしまったのです。」
「こうやって本来の戦い方のできない各国の軍隊は、侵略者側のペースに押されて次々と敗北していったの。でも、それで地球は終わり、というわけでもなかったんだ。」
ストームナイト!
春永:「ある場所に別の価値観がもたらされると、その価値観同士の拮抗が起こります。その反動として、嵐が発生しました。価値観の入り交じったこの嵐は、多くの人々を巻き込みました。そして、嵐の中で超越を果たした人々がいました。彼らは、異なる価値観の下でも自分自身の価値観を持ち続けることができ、そして、ポシビリティの力をより有効に活用できたのです。」
タニア:「そういう人達はポシビリティ能力者と呼ばれてるの。その中でも、侵略者との利害対立、復讐心、名誉心、信仰心、そして正義の魂(^^;などによって、侵略者へのゲリラ活動を行っている者達を称して、嵐の騎士(ストームナイト)と呼んでるんだな。ちなみに、私たちも一応ストームナイトなの。ボランティア活動みたいなものだから辛いんだけどねぇ。」
このゲームは..
春永:「このゲームでは、プレイヤーはストームナイトの1人となり、世界中を駆け回って侵略者達の野望を阻止し、侵略者達に脅える人々に希望を与えていくという、ヒーローものTRPGです。」
タニア:「他のRPGみたいに武器や魔法での殴り合いだけじゃなく、言葉や立ち回りで相手を追い込むことができるから、頑張れば舌先三寸で敵軍を壊滅!なんてことも可能なところが売りの一つね。あ、これってまっちゃん(春永のこと)のやり口だったっけ?」
「あー、おほん。そんな訳で、トーグ関係の情報が結構置いてありますので、興味があったらご覧ください。」
「一番いいのは、実際にプレイしてみることなんだけど..。機会があったらトライしてみてね。」

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