2001年10月

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最新へとぶ
上旬
  2001.10.1.
 10月に入りました。低気圧の関係で昨日の午後から東からの雨が振り込んでいます。おかげで薪が濡れちゃった。。。

 秋のお茶摘み 2001.10.2.
 本日はお茶摘みをしています。涼しくなってから秋の芽は、じっくりと育つため、旨みもあるといいます。低気圧通過後のすごい青空とやや強い風の下、せっせとお茶摘みをしました。ぷちっという音がするほど、やや固めの軸です。てっぺんの芯、そこから一葉までは、大きさも柔らかさもありますが、二葉はやや大きなものもあり、ほとんどが一芯一葉か二葉です。摘んでいると、なんともいい香りが、ただよってきます。至福のとき。

 さて、摘んだお茶は、先月手揉みにやってきたセンセの小学校へ発送!調べ学習でチャのことをやっているということで、周りがマンションで茶畑が見つからなかったようです。今回は大事をとって、スチロールに氷を入れて、クール宅急便で発送しました。子どもたちにうまく届くことを願って。

 追伸:前回揉んでいったお茶を子どもたちが飲んだみたらしいのですが、おいしかったようです。それで、自分たちもやってみたいと言う事でした。楽しみですね。

 挿し木 2001.10.3.
 ちょっと遅れているのですが、挿し木をしました。今年は天候の加減でしょうか、ウンカの発生がややずれた感じがあって、それと7月の旱魃でやや芽伸びが遅れた園があります。当初はどーしようの状態だったのですが、すでに回復していましてほっとしています。ところがそのウンカの中、どうどうと元気に生長した株があったのです。

 ちょっと揉んで釜炒り茶にして飲んでみました。これが結構おいしい。というわけで、ウンカに強くておいしいお茶の品種になるのではと期待しています。

 今回に限らず、もっといい枝がないかと挿し木しては殖やしています。いいものが出来ましたら、オリジナル品種としてみなさまにお届けしますね。といっても数年先です。気長にお待ちください。

 有機認証取得のための説明を聞く 2001.10.4.
 来年度からJAS改正後の有機認証制度の説明を聞きました。2時間の予定が、一日かかってしまった。それだけたいへんな作業が待っています。より安全安心を明確化させます。なお、認証にはお金がかかりますが、このコストを今後上乗せする予定はありませんので、ご安心下さい。>後日詳細

 イベント情報
 10月5−8日の世界お茶祭りのうち、グランシップの隣の芝生の上で「にぎわいバザール」があります。ブース番号 64 にて5.6日に僕も参加しています。農業経営振興会です。グランシップ側にかなり近い位置です(明日までに地図載せます)。全県からのバザールですし、全国から集まったお茶の即売会もありますが、よかったら遊びにきてください。

 ホントは手揉みか日本茶インストラクターで参加したかったのですが、いろいろありまして(^^ゞ。
 世界お茶祭り 2001.10.5.
 にぎわいバザールには各地のお茶、物産品の他、お茶でないお茶、中国茶などがありまして、その中で販売してました。「いろいろ飲んだけどやっぱ日本茶だね」と言う人多かったです。あと、自分のお茶がどうも個性的であることが、いろいろ飲んで分かってきました。>後日詳細

 日本茶インストラクターはあちこちで活躍してました。僕も手揉みかインストラクターやりたかった(;_;)。

 世界お茶祭り 2001.10.6.
 ゆほびか 11月号 に、「お茶パック」が載ってたので、店頭に出しておいたら、結構見ていきました。僕も帰ったらやってみようと思います。>後日詳細

 秋祭り 2001.10.7.
 地元の祭りです。>後日詳細

 祭りの後 2001.10.8.
 祭りのかたづけなど>後日詳細

 番茶つくり 2001.10.9.
 番茶をつくってます>後日詳細

 有機栽培茶シンポジウム 2001.10.10.
 海外の事例発表など>後日詳細

 仕事がたいへん混み合っていて、満足に時間がとれません。後日まとめてアップします。

 4番茶と番茶 2001.10.11.
 4番茶と番茶の違いってどのあたりなんでしょうね。時期でいえば番茶になるし、3番茶を取ってないから4番茶というのもおかしいかな。番茶をつくって欲しいとのことで、この時期になりましたが、もう10日早ければもっといいものができました。来年は有機栽培の上等な番茶をつくるぞ。

 で、番茶とか中国からの輸入品とか、ほとんどの茶商が焙じ茶やドリンクの材料にしています。一番茶と違い農薬が残留している確率が高くなるわけです。そんな中、日本産の茶で焙じ茶をつくっている御茶屋さんもあります。例えば静岡市の山梨商店さんです。山梨さんは日本茶インストラクターの第一期生で、制度の創設に尽力した人です。本山茶などの山茶をこよなく愛しています。先日もお会いして、山のお茶の良さや香りを出すための試行錯誤などお聞きして、僕も工夫してみようと思いました。

 早朝から深夜まで 2001.10.12.
 朝5:00。からボイラーに火を入れてお茶揉みです。夜中24:00に親父に交替。夜中2:30までかかったようです。

 4番茶終了して掃除 2001.10.13.
 一日掃除して、今年のお茶工場の仕事は終わりです。通常は葉打機にシブがつくのですが、水分の少ない葉っぱを乾かさないようにするため、大きな機械では風や熱を落としたので、後半の機械にべったりつきました。本茶とは全然違うやり方にびっくり。

 日曜日 2001.10.14.
 青く澄み渡っていい天気です。親父は寺の下刈りにボランティアでいっています。僕は、家で事務作業をしてました。

 すぐに春支度 2001.10.15.
 もう茶園は春支度です。秋整枝といいます。今、芽を摘み取りますと、残った芽が伸びようと準備を始めます。ところが冬が来るのでそのまま冬支度になります。冬の間の厳しい寒さに耐えるため、固い殻を作り出して、中では春のために力を貯えていきます。

 そして春暖かくなるにつれ、次第に殻を脱ぎ捨てる準備をしていって、お彼岸の頃から伸びだすのです。

 静岡の山のお茶はこの冬支度(休眠)があるから、味に深みがあるのです。

 INAKAXの会議 2001.10.16.
 午前は秋整枝のつづき。

 午後から毎月一回の町つくりの会議です。ここ北遠は、統計上は県下一の高齢化率と過疎化とされています。その一方でのんびりの地域性があります。そこで、山里の民自らが、ここにいるよというための仕掛けをするのがINAKAXです。この地は全国の山里の民とともに、日本の元気に火をつける、発火点にしたいと行動しています。詳しくは>http://www.inakax.com まだ未完成です。やる気はあっても、山で育ったから、何をしたらいいか手探りで進んでいます。応援していただけると幸いです。

 HPの作成 2001.10.17.
 といっても、このHPでなく上記のINAKAXのHPです。試験運用ですが、特別にアドレスを公開します。良かったらみてください。いずれ本編とくっつきます。

火で信す
http://www.inakax.com/fire/index.htm


火で愛す
http://www.inakax.com/fire2/index.htm


2つの火物語
http://www.inakax.com/fire3/hi-00.htm


 有機認証申請書の作成 2001.10.18.
 昨日からの雨が続くので、今の内に一気に進めようと思いました。ISOシリーズと似ていますが、とにかくマニュアルをしっかりつくることと、記録を取ることにつきます。先日お客様から激励のメールを頂きました。ISO同様こういうものは続けることで信頼を増していくといいます。

 さて、有機JASマークですが、その信頼性を増すために、農水省やら民間団体やらが、抜き打ちで巡回したりして、ちゃんと運用しているかを監視しているようです。すでに商品回収があったと新聞記事がありましたが、それを認証した団体は何ヶ月か認証停止になったそうで、しかも生協からはその団体の認証では取引しないと言われているそうです。

 どんなに制度がしっかりしても、最後は信頼が大切ですね。

 くもの巣 2001.10.19.
くもの巣 茶園にたくさんのくもの巣が張りました。
<霧の中ですが、白くぽつぽつがくもの巣に水滴がついて輝いている状態です。くもは害虫も取ってくれますから、こうした生態系のおかげで、私たちは生かされています。

 いろいろ仕事があってねえ 2001.10.21.
 ここんとこ秋整枝。本日も日曜日ですが、休みなしで秋整枝。10月入ってどとーの毎日で、胃が荒れているし、まともに眠れないし、などとついぐちっぽくなっていますが、正直ややオーバーペースです。

 有機認証の製造業者の説明会 2001.10.22.
 有機認証には、生産面での生産工程責任者と、茶を仕上げて小袋に入れる製造業者の2つをとらなければなりません。たいへん。。。今日は製造業者の説明を聞きにいきました。もちろん、生産面にも生かせる内容があり、その後ついでに生産面での質問もしたら、って次に予定があったので、駐車場で立ち話をしていたら、頭くらくらでした。

 茶の仕上げと火入れの勉強会 2001.10.23.
 豊田町の農林大学校の主催で、茶の仕上げと火入れの実習がありまして、一日勉強にいきました。今回は、おばちゃんや青年農業士などで20人が実習して、にぎやかでした。

 仕上げや火入れは、茶のすっきり感や焙煎香を出すために重要です。非常に勉強になった一日でした。

 夜、よーなべにホームページをつくりました。ボランティアです。

http://www.inakax.com/market

http://www.inakax.com/sweet


 終わったのが午前4:00。。。寝ます。。。って寝坊!午前7:20!!

 近くの兼業農家 2001.10.24.
かき 秋です。見事な柿です。

 秋整枝をしています。今日は近くの兼業農家の作業を替わりにしています。刈る位置というのが重要なんですが、これが言ってもなかなか分からないようで(^^ゞ。真似てくれればいいのですが。

 山間地の場合、専業と兼業農家の両方が重要です。というのも専業農家だけでは、集落を維持できないし、傾斜のきついところを少ない人数ではカバーしきれないからです。だからといって兼業だけでもだめで、専業と兼業のパートナーシップが重要になってきます。

 普段違う仕事をしていると、休みにたまには自分の茶園を管理しようとしますから、急傾斜でもなんとか手が回ります。専業はそうした兼業農家をサポートするのが大事だと考えています。そこで、出来る限りは自分でやってもらうのですが、どーしても出来ないことを専業がすることで、集落が維持できると考えています。

 というわけで、皆さんがお茶を飲まれることで、この山は守られます。今後ともよろしくです。

 夕日見峠の夕日 2001.10.25.
夕日 ホントに一瞬です。遠い茶園の秋整枝の帰りです。


 でっかいしいたけ 2001.10.26.
でっかいしいたけ 10月上旬から、今年の春に打ったしいたけが出てきました。新しい木の一番初めに出るものですから、力があって、ちょっと目を離すとあっというまに大きくなります。最大は直径24センチ(^^ゞ。春先や雨が多いときは痛むのですが、これに限っては食べられます。焼いてしょうゆかける。これがまたおいしいんだな。

 ちょっと干して風味をだして、戻してバターもうまいです(^o^)。


 キイロスズメバチの巣 2001.10.27.
スズメバチの巣 茶園にいたら、親父が「結構飛んでいるから近くに巣があるかな」と言ってたら、近くの空家の軒下にありました。完全な形です。

 今日で秋整枝は終了。とりあえず草取り以外の茶園の仕事は、あと仕上げの整枝を残すのみとなりました。


 どまん中ふくろい街道まつり 2001.10.28.
お茶いかがですか 10月27日.28日のどまん中ふくろい街道まつり。27日は都合で行けなくなり、28日のみの参加です。あいにくの朝からの雨でした。でっかいしいたけをプレゼントとやったら、いろんな反応が見られました。味を知っていてぜひ欲しいという方あれば、「私どんこしか食べないのよ」とか言ってつれない人。まあホントに味を知っている人に食べて欲しいです。

 まつりの方は実行委員の人が一生懸命やっていて、気持ちが良かったです。地域のお祭りや花火大会などで実績があるからかもしれませんね。

 カヤの刈取 2001.10.29.
 茶園に入れて湿度と物理性を改善するためのカヤを取りに行きました。ホントは雨で事務仕事の予定でしたが。。。昨日と逆ならなあ。

 熊崎氏講演会 2001.10.31.
 午後、北遠農林事務所主催の講演会を聴きに行きました。熊崎実氏です。熊崎氏はソフトな語り口で木質バイオマスの必要性と可能性を語りました。

 木質バイオマスとは森林資源であり、小さくは薪ストーブの暖房、大きくは発電や熱利用など幅広く使われていて、欧米では既に20年の実績があります。日本の山を守るのと同時に、二酸化炭素の削減や、自給できるエネルギーなど、大きな可能性があることが分かりました。レポートにまとめて来月にはWEBに詳細を載せますね。

 イベント情報

 10月27日.28日のどまん中ふくろい街道まつり。
雨天決行で10:00〜17:00まで。
場所はどまん中交差点というところで、静橋のすぐ近くです。
ビューティサロンハギタさんの前あたりのテントになります。
「春野町」という看板があります。

 でもね、僕のところも、古くは縄文街道だけど、東海道同様重要な街道だった秋葉街道であって、そこで茶屋を行っていた土地柄なんだけどなあ。秋葉街道の赤土宿の茶屋とか言ってみようかしらん。

 11月 3日土曜日には秋葉神社上社のでっかい鳥居のある、第一駐車場で販売しています。
 11月17.18日の磐田産業祭りにも参加します。

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