2001年4月

2001年      6−7   10 11 12月 一覧 HOME


上旬
 4月下旬には新茶の便りを
  ハウスで早だししたお茶の芽がだいぶ大きくなってきました。昨年ご注文いただいた方には、これを一煎ではありますがつけまして、新茶のお便りを差し上げます。平年並みに採れると思いますので、連休明けには八十八夜のお茶 高級煎茶松印から発送できると思います。量が少ないので、たぶん手揉みです。お楽しみに。

美味しい静岡百選.COM  3月に開設した静岡県の農林水産業品のリンク集です。
   (公開中)        ↓消費者投票がありますので、当webをよろしくお願いします。
 あなたが決める!静岡百選受付中


 山仕事終わりました。
  やっと材木を出すことができました。ほとんどが曲がった木を間伐したので、平らなところに持ってきて見てやっぱり曲がっている。(^^ゞ。つい欲目で、これっくらいの曲がりは大丈夫だと思って切るものだから、果たしてこれで使えるかどうか?昔は曲がった材は曲がったなりに使っていましたが、今は真っ直ぐの柱ぐらいにしか使わないから、曲がっていると薪ぐらいにしかならない。何十年も育ってきてもったいないなとは思う。

 曲がった材も見直しもある
  それでも、今の大工さんは、規格化された家ばかりではつまらないと考えている人もいる。曲がった木をわざと使って、おもしろさを出した個性的な家を建てたいらしい。でもそういう流通がないから、一部の実現になってしまう。これは残念。

 古民家ブーム
  一方で古民家ブームみたい。京都の白塗りの漆喰と木の家を買って住んだり、古い家の解体の際いい柱をもらって作り直したりする。そんなことが自然に行われるというのがおもしろいですね。最近の木は若い木が多くて、古い木は高価。古い家には良い木が使われていて、表面を少しカンナをかけるだけで、木の香りがする。そんな力が木にはあります。

 木の家の良さ
  見た目のきれいな新建材を多用した家は、使い始めはきれいでも、年を重ねると価値が下がります。木を生かした家は、使うほど味が出ます。それと新建材の家に住んだために、シックハウス症候群になってしまった人もいます。古い民家のほうが幸せになれるかもしれない。木も使い方によってそんなに高くなりませんので、木の家も一つの選択にどうぞ。

中旬
 あたかかいです
 っていうか、異常にあたたかい。お茶もずんずん大きくなるようです。寒さがもどったときがちょっと心配。

 12日に雨。さあ冷えたぞ。
寒冷紗 前線の通過に伴って雨です。で、夕方10度まで下がりました。もしかしてと心配して、一部寒冷紗をかけたりして万全の体制を整えました(左写真)。でも風が一晩中あって、気温も5度くらいにしか下がらなかったので、全く問題がありませんでした。ほっとしています。

 いたずらぼうず
こいのぼり 朝から「まめったくて」、今朝は5時30分から起きて、遊びの限りをつくしています。左写真は両手に棒を持って、こいのぼりをたたいている様子。
 ここらの家は、大量のメザシのごとくのこいのぼりや、家紋つきののぼりなど立てる土地柄ですが、うちはやっぱりシンプルなのがいいなあと思いながら、それでもこいのぼりがないと子どもが寂しがるので、こいのぼりだけはあげています。


 茶工場の掃除
 お茶が始まる前に、じっくりと隅々まで機械の掃除をします。私の工場は「6年目なのにきれいね」と視察にきた人が口々に言うほどです。念入りにきれいにしています。もっとも食品を扱うのですから当然ですね。
 あっあっ雨が欲しい 2001.4.19.
 ちょっと暑すぎるぅ。雨がないぃ。空気はホントによく乾いています。土を掘ってみると、茶園は湿っているので問題ないかな。おそらく、土ができているおかげで水分を保持しているのでしょう。でもどうなるかちょっと心配。雨がないと、製茶の時間が短くなるし、歩留まりもいいのですが、硬くなってしまうとちょっとまずい。
 実際、平野部では揉んでみると白棒ばかりという現象が起こっているようです。つまり早く固くなってしまっているということ。これは、土を酷使して、木に体力がない証拠でもあると考えますが、それでも天候の影響もあるのでしょう。
 こちらは、収穫まで10日ほどあります。日曜日に雨の予定。今度こそ。

下旬
 雨だ(^o^) 2001.4.21.
 雨が降ってます(^o^)。ただし。。。霧雨でやや明るいのでどうなるかと。
追伸>結局翌日の朝にはあがって表面をやや湿らせた程度でした。残念。

  初手揉みです 2001.4.21と22
 手揉みで揉んでみました。やはりやや軸が固いかなという風に感じました。まだはしりのためか、新茶の香りはいまいちでしたが、味はおいしいお茶に仕上がりました。いいお茶というのは、アミノ酸が多く、揉んでいるとたいへん粘ります。そしていつまでも、しとり(水分がちょうどいい加減でやわらかいさま)があって、時間がかかります。通常は5時間で終わるところが、2時間ほどオーバーしてしまいました。ちょっと腰にきてます(^^ゞ。

 
 手揉みの新茶を1煎お送りします 2001.4.23
 昨年度お買い上げの方と本年度ご予約いただいている方には、手揉みの新茶を1煎じではありますが、お送りいたします。頂くときは50度くらいまで冷ましたお湯を、急須に葉が隠れるくらいまでいれて、2分くらい静置してから、3人分の湯のみについでください。

  雨が降ってうれしいな 2001.4.25
 かなり降りました。この雨でお茶の色がより鮮やかになるでしょう。ぎりぎりのタイミングです。

  静岡新聞経済欄に載りました 2001.4.26
 昨年6月から、月一のペースで、山里経営塾といって、山でベンチャーを起こそうという取り組みの勉強会に出席していました。かなりハイレベルなのですが、簡単に言うと、これがあれば幸せなのに、これがなかったために大変なことになったということがあるけど、それを満たすことができるものを持っていたら、それを活かして、お互い幸せになろう。という、本来の経済、本来の市場の勉強でした。塾長は金津さんといって、外資やCIをつくる会社で20年以上バリバリ働いてきた方で、その方が言うには「アメリカのシステムはいいものがあるけど、アメリカ型の市場原理だけはいれちゃだめ、不幸せになるから」といい、その考えは有機農業の思想にかなり近いものがあります。 押すと記事が見れます(25.2k)
記事の新聞 小 写真の一部を拡大
 その成果の発表会がありまして、僕はプレゼンテーターでした。写真中心の手揉みの白衣を着ているのがσ(^^)です。詳細はhttp://www.hokuen.comにて。

  腰があ 2001.4.26
 なんと、21.22.24.26と4日間手揉みをしました。県知事に届けるお茶から、皆様にお届けするお茶まで。別のページにもあるように、一回5時間はかかるのですが、お茶がいいので時間がよりかかって、平均7時間かかりました。できはかなりいいほうです。

  手揉みの新茶は本日発送します 2001.4.27
 お待たせしました。新茶のご案内と手揉みの新茶一煎をお届けします。今年のは力が強くてやや揉みきれなかった面もありますが、味、香りともにあり、本番が楽しみです。5月に入ってから新茶シーズンになりそうです。嵐の前の静けさか。

  いっぷく処 2001.4.28
 天竜市から春野町に向かう国道沿いに、道の駅「いっぷく処」があります。経営塾で知り合ったこともあり、用事の帰りに寄りました。ちょうどお昼で、30台くらい車が止まっていて、食堂はてんてこまい。「食べまいか」という山の幸と海の幸をクロスさせたスポンジケーキ(6個入り630円)を買いました。結構食べ応えがある逸品です。
 ここはにぎわっていましたが、ラジオから行楽地の渋滞の情報が流れてきました。でも、春野は静かそのもの、カヌーやヤシオ見学の登山くらいで、ここは平和だなあと思いました。行楽地でないことは観光ではマイナスですが、その分素朴な山里が残るのかなと思ったり、なんか取り残されているようで残念だったり。

  いい雨だったなあ 2001.4.30.
 29日のお昼から降りだした雨が、かなり気持ちよく降りました。この前の雨とで、おかげで茶の芽がぐんとよくなりました。4月の異常な暑さと雨のなさは、かなり影響があったようです。当園でも、干ばつに弱い「さやまかおり」という品種が、みごとに芽が出てこない箇所がありました。でもこの雨でよくなってくることでしょう。
さやまかおり半分緑中央半分色が黒いのは芽が出てないです。写真は4月24日です。

 

2001年      6−7   10 11 12月 一覧 HOME