サウンドレスノベルツクール
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作:多津丘〆葉 (THE ANCHOR MAN)
−世界の枠は常に、その観察者と共にある−
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日常と非日常の区分は曖昧だ。
両者は連結しているし、非日常というのは気がつかないうちにいつのまにか始まってしまうものだ。……なんかの小説でそんなことを読んだ覚えがある。今深く納得している。
「特になにもない普通の日」なんて言い方をするけれど、よく考えればまったく同じ日のくり返しなんてあるはずもない。でも、安定を望む僕らは小さな揺らぎをモノトーンで包んで安心することを覚えていた。恣意的に加工された「日常」。それはなんと脆いものか。
どうも混乱している。普段使わないような言葉を使ってるし。元凶はこれだ。放課後、下駄箱の中にあった一通の手紙。
「今日、体育館の裏で」
差出人の名前は無し。この一通の手紙が、僕の「日常」を狂わせてしまった……。
僕は体育館の裏へ向かった。
僕は舌打ちして、一言文句を言いに行くことにした。
僕は一瞬で居心地の良かった潜伏生活を捨てることを決心すると、奴らの監視の間をついて学校から脱出する方法を考え始めた。