西区フィルハーモニーオーケストラ・ニューイヤーコンサート
須貝バレエの「ドン・キホーテ」終演後、数日経って、この公演で素晴らしい演奏を聞かせてくれた西区フィルハーモニーオーケストラの担当の方から、バレエのプログラムで制作した表紙のイラストをオーケストラのニューイヤーコンサートにも使いたいとご連絡をいただき、こちらのプログラムの表紙にも登場することになった!
データを提供しただけで、制作は別なんだけど、このシンプルさも悪くない。
そのニューイヤーコンサート、感動した!
プログラムは、ハチャトゥリャンの組曲「仮面舞踏会」。フィギアスケートの浅田真央ちゃんが滑った、あの曲。
ニューイヤーコンサートといえば、この曲がなければ始まらないJ.シュトラウス2世のワルツ「美しく青きドナウ」。
そしてミンクスのバレエ音楽「ドン・キホーテ」ハイライト!
アンコールでは、マスカーニの名曲中の名曲、歌劇「カヴァレリア・ルスティカーナ」の間奏曲。
締めはお約束のJ.シュトラウス1世の「ラデツキー行進曲」。
初めて聞いた5年前の「くるみ割り人形」の時、本当に驚いた!!正直に言えば、地方のオーケストラなんて知れたものと思っていたら、あまりのクオリティーの高さに驚がく。認識が完全にひっくり返った!ベルリンフィルやウィーンフィルと比べるのはナンセンス。それはバレエも同じく、ボリショイや英国ロイヤルバレエなどと比較すること自体が野暮。むしろ楽しさや感動という意味では、全然遜色がないどころか上かもしれない!
金管楽器では唇が腫れ上がっていても、息を切らせても汗だくでレッスンするバレリーナたちのリハーサルに繰り返し付き合ってくれ、一緒にいいものを作ろうという姿には、本当に感動し、頭が下がる思いがした。
このニューイヤーコンサートでは、そんな思いの詰まった「ドン・キホーテ」。本番では舞台の袖の緊張の中で聞いたあの曲が、こんなに極上の演奏だったんだと改めて感動し、もう涙が止まらない!
プロローグが始まると、あの日の緊張がそのまま蘇って、まるでまた舞台の幕が上がるようなリアルな感覚でドキドキしてくる。踊っているダンサーたちの姿がありありと蘇るし、自分の出番の曲ともなれば、緊張は最高潮。
世界的に活躍しているトップクラスのダンサーに囲まれ、極上のオーケストラの演奏する舞台に自分も立ったんだなんて思うと、なんて贅沢な体験!本当に鳥肌が立つほどの幸せな瞬間を過ごしたもんだ!
実はきっと日本中いろんなところに、こんな素敵なオーケストラやバレエ団、もしかしたら歌劇団などあるのかもしれない!、見つけたらぜひ足を運んでほしいな!