サーバ、ネットワークの監視(Server Alive)


サーバの監視で HTTP、FTP などが動いているかどうかを監視する為に、ツールを探したところ、「ジュピターテクノロジー株式会社(JTC-i)」が販売している「米国 Woodstone 社」の「Server Alive」と言うツールを見つけました。


このツールは、英語版ですが、監視対象が10ノードまではフリーで使用できます。フリー版は10ノードを超える登録が出来ません。
監視の対象として、Ping、TCPプロトコル、UDPプロトコル、DNSプロトコル、NTサービス、NTプロセス、NTパフォーマンス、ディスクスペース、Webサービス、データベース等が監視でき、障害が発生するとメールなどで通知する機能があります。

この中で、Ping、TCPプロトコル、FTPプロトコル、HTTPプロトコル、Oracleデータベースの監視に使用しています。


・インストール方法

  1. ジュピターテクノロジー株式会社(JTC-i)」の HP から、「Server Alive」をダウンロードする。
    (ダウンロードする際、メールアドレス等の入力が必要です。)
  2. ダウンロードしたファイルをダブルクリックすると、インストールが始まります。

  3. 「Next」をクリックする。

  4. インストールするフォルダを選択して、「Next」をクリックする。

  5. インストールするものを選択して、「Next」をクリックする。

  6. インストールする名称を入力して、「Next」をクリックする。

  7. 「Next」をクリックするとインストールが開始されます。

  8. 「Finish」をクリックすると、リブートの要求が来て、リブートするとインストール終了です。

・基本設定方法

  1. 起動パラメータの設定
    「Setup」→「General」→「Startup settings」をクリックする。

    「Load startup info from registry」にチェックを立て、「Hostfile:」に設定内容を保存するファイル名をフル・パス名で指定する。設定しないと、次回起動時に再設定しなくてはならない。
    「Start checking but wait X seconds after the start of the program」をチェックすると、Server Alive が起動されてから、X 秒待ってから自動的に監視が開始される。
  2. 「Setup」→「General」→「MISC settings」をクリックする。

    「Check times」に監視する間隔を”分”単位で指定する。平日、土曜、日曜のそれぞれの AM8:00〜PM6:00、PM6:00〜AM8:00までの監視間隔を設定する。
    監視対象ごとに、ここで設定した内容の倍数で設定できるので、最小の監視間隔を設定する。
  3. メールでの通知の為、メールの送信先等を設定する。
    「Setup」→「Alerts」→「Primary」をクリックする。

    「Mail host」に SMTP サーバのアドレスを入れる。
    「From」に送信元のアドレスを入れる。
    「Default to」に送信先アドレスを入れる。
    「Default subject」にメールの題名を入れる。ここでは、「%p is %s」とした。

・監視対象ごとの設定

  1. 監視対象を追加する時には、メイン画面の「Add」をクリックする。
    「General」のタブを開いて、監視対象の基本情報を設定する。

    「Server name or IP[X] address」には、監視対象の IP アドレス、または、ホスト名を入れる。(IP アドレス指定を推奨)
    「Pretty name」には、監視対象の分かりやすい名前を入れる。
    「Host ID」には、何も入れない。
    「Depends on」には、監視対象の依存関係を入れる。
  2. 「Check」タブを開いて監視方法を設定する。(この画面は Ping での監視)

    この画面では、「Ping のタイムアウトは 5 秒」で 「5 回 Ping して 80% の応答があれば OK」を意味する。

    この画面は FTP の監視


    この画面は HTTP の監視


    この画面は TCPポート の監視


    この画面は Oracle の監視(これを行うには Oracle クライアントの設定が必要)

  3. 「Alert」タブを開いて、通知方法を設定する。

    「ADD」をクリックして通知方法を選択する。上記、図では「Send SMTP mail(Primary)」を選択したところ。
  4. 「Schedule」タブを開いて、監視時間帯を設定する。

    時間帯を選択して、「Check」、「Don't check」をクリックすることにより、監視する時間帯を設定する。
    「When to check」により、基本となる監視サイクルの倍数を設定する。「Each cycle」で基本監視間隔の設定となる。
  5. 「View」の設定で見やすい様に設定する。

    赤は監視でエラーとなったところ。黄色は「Entries」のチェックをはずしてあり、監視対象としていないところ。
    (英語版なので、字化けしていますが、実際の使用上では問題ないと思います。)

 < お願い >



注意 : これは、私個人の覚え書きであり、何も保証するもではありません。自己責任でお読み下さい。  
Create:2003/05/26   Last modified:2009/10/02
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