時間の同期とサーバ、ネットワークの監視の構成図

サーバ群、クライアント PC の時間の同期、サーバ群、ネットワークの稼働監視の構成図は下記のようになっています。

• PC には ExPing が２つ設定してあり、１つの ExPing からはサーバ群に１分ごとに、もう１つの ExPing からはクライアント側のルータに１０分ごとに Ping を飛ばす。
• 連続して３回以上エラーになった場合には、 ExPing から ExSMTP を起動してメールを送信する。
• Radish はインターネット上にメールを送出する。

• NTP & SMTP サーバは外部のタイムサーバに対して、８分ごとに同期を取る。
• サーバ、PC は、SNTP クライアント AdjustPC を使用して３０分に１回、時間の同期を取る。
• 他拠点の PC はドメインに対してログイン時に「net time」のコマンドを使用して、 PDC サーバと時間の同期を取る。

この構成だと、次の２つの条件の、いずれかが発生した時に監視ができない。

1. NTP & SMTP サーバがダウンした時
2. ExPing と ExSMTP が稼働している PC がダウンした時

条件１の場合、今回のシステムではセキュリティの問題等により、NTP & SMTP サーバのみ外部に出ることができる仕様になっており、その他のサーバ、PC はいっさい出られないようにしてある為、仕方がないかと思われます。
また、NTP & SMTP サーバがダウンしても、ExPing が障害を PC に対してポップアップ・メッセージを表示するので、問題が少ないと思います。
この条件下では、外部のタイムサーバとも同期が取れないが、丸１日停止していても各サーバ、PC の時間が数十秒もずれることはないと考えられるので、問題はないかと考えます。

条件２の場合、ExPing と ExSMTP が稼働している PC を２台にすれば解消できるが、PC 本体は私が日常使用している PC なのでトラブルが発生してもすぐわかるし、定期的にリブートもしており、WindowsNT 機なのでそれほど勝手に落ちるとは考えにくいので、とりあえず、１台で行っています。

とりあえず、この構成で１年ほど運用していますが、特に問題は発生していません。