CLARE COLLEG
(クレア カレッジ)

ケンブリッジには、約30余りのカレッジがあります。
中でも クレア・カレッジは、白洲次郎氏が入寮していた 名門カレッジのひとつです。



 (カレッジ正門)


クレア カレッジをご紹介する場合、
私の勝手な好みで恐縮ですが
まずは 裏門から ご覧いただきたいと思います。



手前の公園から撮りました。
白い馬が 草を食べている のどかな風景でしょう?
見えにくいですが、向こうのグリーンの芝生の手前にはcam(ケム)川が流れています。


その公園を歩いていると、第一の裏門があります。
この日は 雨で 道が濡れていますが
それも なかなかの趣です。



クレアで有名なのは 美しい庭です。
特に、この第一と第二の裏門の間に、手入れの行き届いた庭があります。
と言っても 人工的ではなく、優しく心癒される草花たちに出会える庭なのです。



そして、Cam川を渡る手前に 第二裏門が。
川には 雨の日でもボート(Pant)を楽しむ人達が居ます。
建物が三つ見えますが、左がクレアで、
その奥に重なって見える塔と 右の白い建物は キングスカレッジです。





重厚感のある素敵な橋です。
はちみつ色の建物には 窓に白いレースがかかった部屋が見え、
どんな方が住んで、何を学んでいるのかしら?などと
空想しながら歩いていると、 
なんだか 物語が書けそうな・・・。




中庭から見たカレッジです。
たくさんの学生達が 学び、生活しています。
白洲氏は どのあたりのお部屋だったのでしょう^^。

中央の出入り口の奥に、正門が見えています。



表玄関に近い 廊下への出入り口の上に
「LADY ELIZABETH’S BELL」
と書かれた 由緒正しそうなベルがありました。



建物の中から正門を見たところです。
(一番上の写真を 裏から見たところ)



正門です。
今も 昔も この下を 
フォーマル ガウンを身にまとった学生が通る風景はエレガントで、
厳しい学問深厚をめざす場として というより以上に
精神性を磨く場としてのカレッジの側面を象徴しているような
ドラマティックな美しさが感じられる門と建物でした。




正門から出ると チャペルが見えます。
ほとんどのカレッジが チャペルを持っています。




正門を出て 右はキングスカレッジですが
左に行くと、以前 ご紹介した 私の好きな散歩道につながります。
白洲氏も この細い道を もの思いしながら歩き
ふと 空を見上げたり・・・・
まさか クネクネはしなかったと思いますが。


さて、クレア等のカレッジを よく見るために、
以前から 橋の上から見ていたPUNT(パント)と呼ばれるボートに乗ってみることにしました。
 




川から見たクレア カレッジです。



それぞれ素敵なカーテンがかけられていますね。
どんな学生さんかしら?と ますます興味をひかれます。

いずれにしても、優秀で 恵まれた家庭の方が多いとか。
そうした中で 学問・教養だけでなく、人格を磨いて
より豊かな人脈を広げて行くのですね。

なんだか別世界の事のようで
とてもじゃないけど ついて行けそうにありませんが
かつて、日本が 今よりずっと貧しかった時代に
この素晴らしい環境に溶け込んで
青春を謳歌した人が居たなんて・・・・。

白洲次郎という人の 
人間性の大きさに驚かずにはいられません。

(来年の公演が楽しみです^^)

                  
                           2007年8月末



えげれす ほへと目次

HOME