Page 0 - Page 3 羅都

Ｐａｇｅ　０

うっそうとした森の中、私は一人取り残されていた。
周りには誰もいない。
あるのは耳障りな鳥の鳴き声と血の海と何かの死体の山。
｢ワ・タ・シ・ハ・イ・ッ・タ・イ・ナ・ニ・ヲ・シ・タ？｣
なぜこんなに悲しいのだろうか。
目の前が蜃気楼のようにユラユラと揺れている
否、空間が歪んでいる。
歪んだ空間がひびの入った卵の殻のように割れていく。
そのひび割れた空間から｢ナニカ｣が出てきた。
｢あなた様がお目覚めするのをお待ちしておりました。｣
何をいっているのだろう。私には分からない。ワタシニハワカラナイ？
違う、私は知っている。コレが何者なのか。
｢私は消えるのか？｣
｢いえいえ、消えるのではありません。ヒトの身体の一部となって存在していただきます。｣
｢人間の？私が人間の身体の一部になるのか？｣
｢はい、転生を永遠と繰りかえす人間の身体の一部となっていただきます。｣
｢今頃になってなぜだ？｣
｢時が迫っております。｣
｢奴が目覚めるのか？｣
｢今言えることはただ一つ、砕け散りし力を持つ者が現れる。｣
｢人間の中に奴がいると？｣
｢それはまだわかりません。｣
｢まさか、な。｣
｢如何いたしましたか？｣
｢いや、なんでもない、そうか・・・次は人間の世界か・・・・｣
ひび割れた空間が広がっていく、いつしか私もその空間に蝕まれていた。
｢私にとって安息とはなにを意味していたのだろうか。｣
誰に呟いたわけでもなく、自身に問い掛けたわけでもなく。
その言葉すらも空間に飲みこまれていく。
そうして私はこの世から姿を消した。

ＣＯＮＴＡＣＴ　

今私は｢瑠璃の魔眼｣として人間の世界を見ている。
無駄だと知っていながら生き長らえ続ける人間を。
紹介が遅れた、私の名前はフェンリル。今はある人間の眼としてこの世に存在している。
｢瑠璃の魔眼｣と呼ばれるようになったのはラピスラズリという石に色が似ていることからこの名がついたらしい。石と同じ呼び名なのは少々癪だが。
まあいい、どう呼ぼうと人間の勝手、私はただの眼として存在すればいいのさ。
そう私の力に気付いたものだけが私の力を使えばいい。
もっとも私の存在に気付くものなどほとんどいないが・・・
そろそろ宿主の目が覚める頃だな。
私ももう寝るとするか、日中は眩しくて敵わんのでな。
ふむ、ではまたいつの日か・・・

Ｐａｇｅ　１

庭で雀が鳴いている、いつもの朝だ。
部屋のカーテンを一気に全開にする。
窓から朝の光が一斉に降り注ぐ。
思う存分朝の光を浴びたあと階段を降りて台所へと向かう。
そしていつも通り台所からこんがりと焦げたパンの匂いがする。
なぜか不思議と安心する。
｢ねえ、兄さん？｣
不意に横から声をかけられる。
｢ああ、嶺華（れいか）おはよう。｣
隣で首をかしげているこいつは俺の妹で嶺華（れいか）という
性格はいたって温厚、よく気が利く、こいつに何度助けられたことか。
｢おはよう、じゃなくて時間はいいの？｣
言われてみて柱時計を見てみる。
８時１０分を指していた。家から学校まで１５分。
まあ多少急がなければならない程度のものだろう。
｢まだ平気だよ、１５分もあれば朝食も食べられる。｣
｢あら？今日は朝から忙しいって言ってなかった？｣
またやっちまったなぁとか今更ながら記憶力のいい妹をもって良かったなぁとか寝ぼけた頭で考えてみる。
ってそんなこと考えている場合じゃない。
今日は一週間後に迫った修学旅行の行き先をくじで決める日だ。
うちの学校は世界各地でホテルを経営している、折角ホテルを経営しているのだから修学旅行も世界各地のホテルに飛んでしまおう！ということになっている。
｢ちぇ今朝は朝食抜きか、しょうがないさっさと着替えてくるか。｣
部屋に戻ろうと階段を昇る俺の横目にふーんと呟きながら嶺華が台所へ消えるのが見えた。着替えを終えて玄関へと向かう。
｢あ、兄さん、ちょっと待って。｣
そう言って包みを渡された。
｢ん？これなに？｣
｢サンドイッチ作ったのよ、朝食べる暇がないって呟いていたでしょう？｣
｢あ・・・悪い感謝する。それじゃあ行ってきます。｣
｢はいはい、それじゃあ、行ってらっしゃい気をつけてね。｣
いつもながら迷惑をかけている妹のためになにかお返しをしないとなあ、
とかなんとかそんなことを考えているうちに学校についた。
よう！と後ろから声をかけられる。
｢あ、在都（あると）おはよう。｣
こいつの名前は日向　在都（ひゅうが　あると）クラスメイトで無二の親友、小学校からの付き合いでもう１０年になる。
性格はいたって真面目、見かけは貧弱だが中身はすごい、気功を習得していて恐喝を試みた哀れな高校生５名を病院送りにしたという前歴を持つ。今はうちのクラスの学級委員を任されている。
｢遅いから心配したぞ、お前のことだから一瞬忘れているかと思ったよ。｣
嶺華感謝！！心の中でそう呟く。
｢訂正、お前いつも通りの時間に来ようとしただろう。｣
｢へっ？なんで分かったの？｣
｢お前なあ、その手に持っている包みは何だ？｣
｢サンドイッチだけど？｣
｢お前はいつも昼食は学食だろ、なら持ってくる必要がない、ってことはなぜそれを持ってこないといけなくなったかってことを考えれば朝飯用だって分かるだろ？｣
｢やっぱりお前の前で嘘をつくのは控えるようにするよ・・・｣
｢うむ、それが正しい。ってさっさとくじを引いてきてくれよ。｣
｢そういえば俺が引くんだよなあ、すごいプレッシャー。｣
｢うちのチームリーダーだろ？あ、アマゾンだけは勘弁してくれよ。｣
｢ああ・・・去年噂で聞いたよ、アマゾネスの縄張りに踏み込んでしまった奴等がいたって。｣
｢ああ、壮絶だったらしいな。｣
先輩たちは命からがら逃げ出したそうだ。女性恐怖症になったのは言うまでもない。
｢俺の一生の運を使ってそれだけは避けるよう努力するよ。｣
｢ああ、頼んだぞ。｣
抽選場につくまで自分のくじ運について考えてみる。
幼稚園の時、家族とお祭りに行ったことがあった。
その時くじを引いて景品を当てるゲームをやったのだが、大当たり。
ああ、当たったさ見事に、訳のわからん銅像が。
重いはでかいは返品不可だわ、散々だったな。
中学の時、くじでバスの座席を決めたことがあった。
隣の席は別に普通の友達で嫌な奴でもなんでもなかった、よかった今回は普通だ、
と安心していた。たまたま友達に呼ばれ席を立ったその時。
隕石落下、俺の席は見事に潰れた。
そういえば初詣の時いつも大凶だったよなー。
はっはっは・・・戻って在都に変わってもらおう。
｢あ、先生最後の人が来ました。｣
｢遅いぞ！君が最後の一人だ、さっさと引きたまえ。｣
後戻りできない状況になっていませんか？
残り物には福があるっていうし、まあ今回は大丈夫だろう。そう自分に言い聞かせた。
とりゃーと気合を入れて最後の一枚を引き抜ぬこうと箱に手を伸ばした。が、
｢冷たっ！！｣
｢ん、どうした？さっさと引きなさい。｣
｢せ、先生くじが凍ってるんですけど？｣
｢君は今日熱でもあるのかね？寝ぼけたことを言ってないでさっさと引きなさい。｣
おかしいな、確かに冷たかったぞ？
こうなりゃ根性で引き抜いてやる！！
もう一度気合を入れてとりゃーと箱の中に手を入れる。
あれ？冷たくない、変なの。
｢先生引きました。｣
｢抽選結果は昼食の放送で流す、聞き逃さないようにな。｣
えーと番号は４番か。
うわっ死かよ。
さいさき悪っ！！
教室に戻って嶺華が朝作ってくれたサンドイッチを頬張る。
うん、うまい。文句の付け所がないぐらいにうまい。
サンドイッチなんてどれも同じだとお思いのあなた、死ぬ前に一度本物を食べてみよう。
サンドイッチを食べ終わると同時にチャイムが鳴りHRが始まる。
｢各班ちゃんとくじを引きましたか？｣藍瑠（あいる）担任が確認する。
｢全班ちゃんと引き終わったようです。｣学級委員の在都がそう返す。
｢よかった、またいつも通り彼が遅刻するかと思ったけど平気だったようね。｣
誰のことですか先生？
｢ええ、危うくでしたが。｣と在都が付け足す。
｢ふう、それじゃあ昼食の抽選結果の発表まで楽しみに待ってましょう。それじゃあHRを終わります。｣
さーて今日はどの授業で寝ようかな〜。一時間目は家庭科か、今日は眠気を誘う魔の言葉に勝てる気がしないな。決定家庭科にしよう。早速寝る体勢に入り寝初めて１０秒も立たないうちに夢の世界へと旅立った。
げしっげしっ、むぎゅーぱちん
なんだろう、頬が痛い。
｢いい加減起きなさい！！もうすぐ放送が始まっちゃうわよ！？｣
へ？抽選ってお昼からだろう？慌てて体を起こし時計を見る。
１２：５０とデジタル形式で表されている。
｢げっ、４時間近く寝てしまったのか俺は。｣
｢そんなことよりもうすぐ放送が始まるわよ。｣
先ほどから喚いているのは俺のクラスメイトで、名を淵東　祐美子（えんどう　ゆみこ）という。今度の世界修学旅行で同じチームになっている、まあ世間でいう幼馴染みというやつなんだが小学生のころに冷やかされて以来あまり親しくしていない･･･つもりでいる。
まわりからはまったく変わってないとか言われているが。
｢わーったよ、だからそんなに騒ぐなこっちは寝起きなんだ。｣
｢まったくどこに学校に来て４時間も寝ることの出来るバカがいるのよ・・・｣
はーいと元気よく手を挙げる。
刹那、右ストレート捻りつきが俺の顔面に炸裂した。
｢放送が始まったわ、黙ってて。｣
キーンと放送の時に流れる金属を引っかいたような音が学校中に鳴り響いた。
ガッガガッガガッガとノイズ音と共に渋い男性の声が聞こえてきた。
｢え〜これから抽選結果を発表します。｣
学校中が固唾を飲んで見守っている。先輩も後輩も事の重大性をよく理解しているのだ。
｢え〜まずアメリカから、２番、７番、１１番、１５番のくじを持っているチームです。｣
まわりのクラスから歓声が聞こえる。やったーアマゾネス回避だ〜だのなんだののた打ち回っている。別に縄張りに足を踏み入れなければいいだけの話じゃないかと思うだろうがこの世界のアマゾネスは別物で弓とか槍とかそんな甘いもので襲い掛かってはこない。
機関銃と魔術その両方があめあられと降ってくるのだ。縄張り意識が途方も無くすごいので一歩でも足を踏み入れたら即なにかが飛んでくる。さらにやっかいなのが街中に魔術で縄張りを張っていて肉眼でみることができないのだ。ある程度魔術に詳しければ見ることができるらしいが魔術を使うことのできる人間なんてほんの一握りだ。アマゾネスは独自の文化と魔術を持っていて、いまだに解明されていないことのほうが多いらしい。
ようするに狙って縄張りを作っているってことだな。
どうやらうちのクラスにアメリカ行きはいないようだ。
｢え〜次は中国、１番、9番・・・｣次々に読み上げられていく。
変だ、うちのクラスの奴は誰一人として歓声を上げない。
ま、まさか、俺のくじ運のなさが感染したのか！？
｢えー次はアマゾン、・・・｣
奇跡だ奇跡が起こった。うちのクラス全員が・・・
｢ヨーロッパ行きだー！！！｣
うちのクラスは歓喜に満ちている。
他のクラスから八百長だーとブーイングをしている奴もいるが、関係ない！！
俺は今回このくじを引いて猛烈に感動している。
そうか、そうだったのか、きっと今までたまたま運が悪かっただけだったんだ。
心の中で感涙している。
各班のリーダー全員が胴上げされている。
興奮が冷め切らないうちにみんながどこに行こうか？などとプランを立て始めている。
うちの班も例外じゃない。
特に祐美子と五人の女子が狂ったかのように地図を広げている。
どの班の男子も、うわっーとちょっと引いている。
｢ここまで変わるんだね。｣と口々に男子がそう呟く。
午後の授業はもうそれどころじゃなかった。
洋服を買いに行くために早引きする女子が多数、というか二年の教室から女子が消えた。
理由は簡単、明日中に荷物をまとめて学校に持ってこないといけないからだ。
アマゾンに行かないといけないやつらはミリタリーショップの場所を懸命に探していた。
ヨーロッパって結構寒いらしいからなあ、コートとか持っていくか。
などとボーっと午後の授業を過ごした。
家に帰る道中サバイバル服やおもちゃの銃を着こなしている人たちがいた。
目つきや顔つきはもうプロも真っ青だった。
家に着き家族にヨーロッパ行きを告げると心底安心した顔をしていた。
が、次の瞬間からお土産は何々をよろしくだの生水は飲んじゃ駄目よとか食事中にも色々と言われた。お風呂から上がって部屋に戻る頃には憔悴しきっていた。
｢ふう、さっさと明日の準備をしないと。｣
よっこらせと体を起こす。
確か父さんは骨董品で、母さんはヨーロッパ菓子、嶺華にはアクセサリーをお土産に頼まれたんだよな。忘れないようメモに書いておこう。
よしっ、向こうに送るバックの中に入れてっとOK。
衣服はコートと軽めの長袖を持っていけばなんとかなるだろう。
がさごそとタンスから冬着を取り出す。
さてと準備も出来たしもう寝るか。
そういえば俺はなにを買おうかなーなどと考えながら夢の中に落ちていった。

Ｐａｇｅ　２

ドンッドンッドンッ
なにやら騒がしい。
｢なんで起きないのよ！｣などと誰かの声が聞こえる。｢こうなったら・・・｣
ガンッガンッガンッ
なんか聞こえる。
｢普通起きるでしょう！？フライパンよ？フライパン！？王道なのよ！？｣などと誰かの悲痛でいて半狂乱なそんな叫びが聞こえる。
ん〜と唸りながら目を覚ます。
目の前に。
ビギャーと目から怪光線を発射している妹の姿があった。
朝から壮絶すぎて何がなんだか。
｢お、おはよう。な、なあ俺の部屋を破壊しているのはなぜだ？｣
ハッと我に返る妹。
｢兄さん今何時かしら？｣プルプルと小刻みに震えている。
あたりの気温がグッと下がったようなそんな、そんな気がした。
んーと首を回して時計を見る、５時３０分。
はっ？なんで俺はお年寄りが起きる時間に起きているんだ？
｢おい、嶺華まだ５：３０じゃないか。なん・・・｣
｢今日はヨーロッパに旅発つ日でしょうーー！！！！！｣
怒鳴り声と共にバチコーンと思いっきり手に持っていたフライパンを俺に投げつけた。
ヨーロッパ？ヨーロッパって・・・
思考がフル回転する。
サーと頭から血の気が引いた。
ここから集合場所まで２5分弱。で、集合時間は６時。
がくっと顎が外れる。
我ながら惚れ惚れするような速度で衣服を着替える。
妹がキャーと慌てて部屋から出て行ったががそんなことを気にしている場合じゃない。
１分と立たないうちに着替えを済ませ、荷物を持って玄関へと向かう。
｢あー！！ちょっと兄さんパスポート！！｣
｢げふっ、すまない危うく忘れるところだった。｣
まったくとため息をついて俺を見送る家族たち。
｢土産期待しといて。｣
｢まあ、諦めてるから気をつけて行ってきなさい。｣
複雑微妙な心境なまま俺は集合場所である駅へと向かった。
｢やっぱり彼は遅刻ですか・・・｣溜息をつきながら人数確認をする藍瑠担任
｢おい淵東、おまえ家が隣なら迎えに行ってやればいいじゃないか。｣と在都
｢無理無理、妹さんが敷居をまたがしてくれないのよ｣。と裕美子
｢あいつってある意味不幸だよなあー。｣
｢あいつを起こすことのできる人って私ぐらいのもんだし。妹さんは、・・・まだまだね。｣
｢だよなあ淵東の容赦のない一撃なら誰でも起きるだろうなあ。｣
｢まあ考えておくわ。｣と在都の頭にそれまた容赦のないげんこつをかましてやった。
どたばたどたばたと騒音を立てて走る物体が藍瑠担任にタックルをかましていた。
｢先生！！遅刻しました！！｣
｢わかりましたから、さっさと私の上からどいてください。｣
｢よかったー間に合わないかと思った。｣
チームメンバーと合流して空港へと向かう。
｢まあ、いつものことだからいいんだけど。｣
｢あんたって本当に起きないのよね。｣
｢なに言ってんだよ、小学校の遠足のときちゃんと起きただろう？｣
｢それは単純に寝てなかったからだろう、バスの中でグースカグースカ寝てたのはどこのどいつだ？｣
｢はっはっは、そんな過去のことなんか忘れて適当に食い物買おう。｣
｢あー却下、時間が足りねえ。裕美子がおまえの分ちゃんと買ってくれてたから心配すんな。｣
｢おーサンキュー持つべきものはやっぱり友達だな。うん。｣
あれ全部自分用に買ったんだけどなーとかなんとか幼馴染みさんはぼやいていた。
空港でサバイバル服を着た団体さんが捕まってたが気にしない。
いつものアレです！！と涙ぐんで叫んでいる生徒さんがいるが気にしない。
空港の職員さんも哀れんで見ているのも気にしない。
｢さて搭乗の準備もできたし機内に移動するか。｣
ういーすと返事を返して機内へと移動する。
｢しまった！暇つぶしアイテムを持ってくるのを忘れた！！｣
ガビーンとショックを受けている俺に親友から一言。
｢寝るなよ。｣
｢それは俺に死の宣告をしているのですか？｣
｢しゃーねーなトランプあるから5時間それで遊ぼう。｣
｢二人寂しくババ抜きでもするか？｣
｢やめれ、それこそ眠くなる。｣
｢なら飛行機に搭載してあるゲームで対戦するか？｣
｢だな、ハイテクの恩恵を受けよう。｣
｢げ、メモリ忘れた。｣
｢安心しろ、おまえのバックアップメモリを持ってきてある。｣
｢なんでもかんでもお見通しか。｣
｢付き合いが長いからな。んじゃ早速。｣
今からやろうとしているのはＭ・Ｒ・Ａ（マジックロボットアリーナ）というゲームでネットを使って世界各地の人と対戦ができるロボットアクションシュミレーションゲームだ。内容は自分の好きなように機体をカスタマイズして育成することができる。ようするにやりこめばやりこむほど他人より強くなれるのだ。
世界規模での大会もなかなか盛り上がる、いや熱狂だな。
実は俺と在都と裕美子が世界大会の団体戦に出場、見事に優勝を飾ったという輝かしい功績がある。
優勝賞品はかなりレアなメインパーツ達だった。
ヘッドホンにサングラスがついたそんな感じの起動プレーヤーを頭につける。
メモリを挿してっとOK。
｢在都、準備できたぞ。｣
｢了解、行くぞ！！｣
ヨーロッパにつくまでの間やり続けた結果３０勝１５敗で俺の勝ちだった。
尚、裕美子ともやったが５勝３５敗で俺の完敗。
｢相変わらず弱いわねえ。｣などと余裕の笑みで裕美子は去っていったが在都には負けてたな。このゲームは機体の相性などの問題もあるため団体戦などではいかにバランスよく組むかが問われる。うちのチームは俺がスピード、在都がパワー、裕美子がガードこの能力を特化させた機体で大会に臨んで見事優勝したのだ。今でもこのバランスは変わらない。
つまり相性の問題があるため根本的にカスタマイズしなおさなければ俺は裕美子には勝てないのだ。まあ腕の差で勝てないってこともないんだが、なにせ裕美子には優勝したときにもらった優勝賞品のパーツがあるからな。このゲームはパーツによって機体のタイプがいくつも分かれる、パワー、スピード、ガード、マジック、スキル、バランスなどなど。俺がもらったパーツはスキル。これによってスピードとスキルを兼ね備えたアサシンタイプとなった、性能はトップクラスなんだが相性の悪いやつが多いためいつも苦戦している。裕美子はパワーのパーツをもらった。パワーとガードを兼ね備えたジェネラルタイプになった裕美子を止められるのは在都ぐらいしかいない。
在都はマジックのパーツをもらった。パワーとマジックを兼ね備えたロードタイプの圧倒的な破壊力はほかの機体の追随を許さない。俺も気を抜いたら一撃でやられる。まあかわせば問題ないんだが。在都の技術もすごいからな。
機内放送が入る。
｢まもなく当機は着陸体勢に入ります、席をたたないようお願いいたします。｣
｢おーもう着くのかハイテク万歳だな。｣と俺。
｢馬鹿なこと言ってないで忘れ物しないでよ。｣と裕美子。
｢大丈夫だ、ちゃんと俺が確認するから。｣と在都。
俺は子供か？


Ｐａｇｅ　３

無事に空港に到着した俺たちは学校が経営しているホテルへと向かった。
寒い、寒すぎる。はじめからコートを着てくるべきだった。日本とは違いすぎる。
１０月上旬でこの寒さはいったい？
俺が寒さで打ち震えているの中ほかのメンバーはショッピングよーとかナンパだーー！
とか言い争っていたが俺は。
｢早いとこホテルに行かないか？｣
｢なんかリーダーが凍死しかけるからホテルに行こうか？｣
異議なーしと同意の声が聞こえる。
｢んじゃさっさと行こう、まじで死ぬから。｣
バックの中から地図を取り出す。
｢さて、在都君案内したまえ。｣
と在都に地図を渡す。
｢そういえばおまえ方向音痴だったな。｣
と在都は溜息交じりに地図を受け取った。
｢んー結構近いな、目の前に建ってるこれがそうみたいだな。｣
｢近っ！まあいいか助かったし。結構大きいな。｣
｢一流ホテルだからな、まあ当然といえば当然か。｣
ぞろぞろとホテルの中に入っていく俺達。
｢すごいな、人も多いし内装もすごいし。｣
｢気圧されてないでさっさと鍵もらってこいよ。｣
｢ああ、そうだな。｣
ふらふらとロビーへと向かう俺。
英語しゃべれないことに気づく俺。
そしてかなり焦る俺。
すでにロビーの受付の人に話しかけてしまっている俺。
さてどうする俺？
｢おお、君達氷螺（ひょうら）高等学校の人達だね。｣
とフレンドリーに日本語で話しかけられた。
｢へ？ああ、はいそうですけど。｣
｢これが君達の部屋の鍵だ、ロンドンを思う存分楽しんでくれ。部屋はそこにいる彼が案内してくれるから。｣
はあ、と気の抜けた返事をして鍵を受け取り俺はみんなの待っているところへと戻った。
｢お、お帰りやっぱり日本語を話せる人がいるんだな。｣
｢なあ、ここってロンドンだったのか？｣
｢はっ？お前はここをどこだと思ってたんだ？｣
｢いや、ヨーロッパとしか聞いてなかったからさ。｣
｢・・・まあ無事に着けたんだからよしとするか。｣
｢そうだな細かいところは気にしない方向で。｣
後ろからしずしずと着いてきた男性がこちらですとエレベーターのほうに案内してくれた。
チンと到着した知らせを告げるベルが鳴る。
｢なあ、在都。｣
｢ああ、なんだ？｣
｢ここって最上階？｣
｢だろうな上にもうアンテナとかしかないし。｣
｢一番いい部屋ってこと？｣
｢だろうな人の気配もないし、なにより部屋が豪華だからな。｣
｢ふーん、んで部屋の割り当てどうする？｣
とメンバーに聞く。
｢人数が中途半端だからな、どうしても一部屋男子女子混合になるな。｣
｢なら決まってるじゃない男子が一人床で寝ればいいのよ。｣
と裕美子が女王様発言をする。
｢うーし俺と在都と裕美子が同じ部屋になるからあとは男子と女子固まって組んでくれ。｣
｢やっぱりこうなるのね、まあわかってたことだからいいけど。｣
｢んじゃ各自解散、あとは好きに動け。｣
了解とメンバーが部屋へと消えていく。
｢さて、俺は一眠りするか。｣
｢待て、お前寝るのか？｣
｢ん？寝るよ。｣
｢夕食、食べないつもりか？｣
｢食べるよ？ああ、いくらなんでもちゃんと起きるよ。｣
｢無理だろう、ちゃんと時差を計算に入れて考えたか？｣
｢うっ、まあでも裕美子が起こしてくれるから平気だろう。｣
｢お前はあんな痛い目にあってもまだ起こしてもらおうとするんだな。｣
｢まあ、ようするに慣れだ、慣れ。｣
｢俺は慣れたくないな、まあいいか淵東が起こしてくれるのなら安心だ。｣
｢私、パス。｣
｢えーなんでだよ？｣
｢今から外でケーキを食べてくるのよ。｣
｢お前あと２時間で夕食だぞ？｣
｢女の子にはそんなこと関係ないのよ。｣
｢十分あると思うが・・・。｣
｢とにかく部屋に戻らないでそのままディナールームにいくから。｣
｢ああ、わかった。んじゃ俺もでかけてくるかなあ。在都お前はどうする？｣
｢俺は彼女とデートだ。｣
｢あっそ、もてる男は大変だねえ。｣
｢ふっ。｣
｢んで、実際はどうするつもりなんだ？｣
｢くっ、友達と麻雀やってきます。｣
しくしくと背中に負のオーラを漂わせながら在都は部屋を出ていった。
｢さてと、それじゃあ私も出かけてこようかな。｣
｢ああ、そうだ部屋の鍵はどうする？｣
｢んー一応あんたが持っといて。｣
｢了解、んじゃ気をつけてな。｣
｢ん、あんたも鍵をなくさないようにね。｣
さて、家族の土産でも買ってくるか。
すでに送られていたバックのなかからお土産リストが書かれたメモ帳を取り出した。
うわっ、なんで増えてるんだよ！？
なになに、化粧品、エルメスのバックに・・・・
お金が足りませんぜボス？ったく、こんな無理難題な注文を書くなよなあ。
ふう、でもまあ買えるもんだけ買っといてやるか。
そうして俺は家族のお土産のためにロンドンの町を冒険することとなった。
｢ふう、よくよく考えてみたら俺はまったくと言っていいほど、この町のことを知らないんだよな。｣
今思い出したかのようにそう口に出して呟いてみる。
まあ、迷わなければ問題ないだろう。
んーお菓子は観光最終日ぐらいに買ったほうがよさそうだな。
んじゃまずはアクセサリーでも見てみるか。
そうして俺は裏路地へと裏路地へと消えていった。
｢さすがロンドン、センスがいいなー。｣
苦戦しながらもいい買い物ができたなあと満足してホテルへ帰ろうともと来た道を戻ろうとしたが、
｢ここはどこだ？｣
なんとお約束な失敗をしてしまったのだろうか。
まいっか、どうせ在都が俺がいないのに気づいて探しにきてくれるだろう。
とまあ気楽に考えていた。
だが、それは唐突に、
ドクン！ドクン！ドクン！心臓がそして頭が締め付けられるような、
違うっ！目が眼が潰されたかのように激しく痛む。
｢くそっ！！なんなんだ！？｣
視界が歪む、世界が歪む、意識が揺れる、もう立っていられない。
だが、そしてまた唐突に痛みが消えていった。
はあっはあっはあっ、荒い呼吸が続く。
体が激しく震える。
それは恐怖からか、それとも単に息ができなくて苦しいからか。
今まで生きてきた中でこんなことはなかった、ナカッタ、ナカッタ、ナカッタ？
本当にそうだったか？俺は忘れているだけじゃないのか？
朦朧とした意識のなか目の前に古ぼけた一軒の家が見えた。

Ｐａｇｅ　４

｢幻夢と悪夢の世界｣そう看板に書かれてあった。
無意識のうちにドアを開けていた。
古い本特有のにおいが嗅覚を刺激する。
すると不思議なことに徐々に意識が覚醒していく。
｢ここは・・・？｣
果てが見えない、それぐらいまでに本棚が奥まで並んでいた。
｢おやおや、これは珍しいこんな若いお兄さんが私の店に訪ねてくるとは。｣
奥のほうから声が聞こえた。
｢すみません、ここはお店なんですか？｣
｢そうだよ、見ての通りの本屋さ。｣
｢なんだかずいぶんと古い本が多いみたいですけど？｣
｢そりゃそうさ、ここに新しい本なんてあるわけがないさ。｣
ふう、と肺の奥底に溜まった重い空気を吐き出した。
｢まあ、ゆっくりと見ていきなさい。｣
はい、と短い返事をして店の中を見て回る。
｢この世の始まりと終わり｣｢魔王との契約の仕方｣｢魔方陣の書き方｣｢ユニークな錬金術｣
開いた口が塞がらない、本棚の端から端まですべてが魔術に関しての書物だった。
なかには｢賢者の石作成簡単マニュアル｣や｢失われし宝物オリハルコン｣など。
世の中の研究者が今も格闘しているようなそんな内容が子供でもわかるぐらい簡潔に書かれているものすらあった。
｢あの、この本っていくらぐらいなんですか？｣
ためしに値段を聞いてみる。
｢そうだねえ、賢者の石に関して触れられているものは貴重だからまあ３０年かな？｣
ん？聞き間違えか？
｢３０年？｣
｢そうだよあんたの寿命３０年。｣
・・・寿命？命？
｢あの、命削るんですか？｣
｢あんたおもしろいことを言うわねえ、賢者の石を作れば不老不死だって知ってたかい？｣
｢この本には作るのに１００年かかるって書いてあるんですけど？｣
｢ふーん？あんたなんでこの本読めているか分かる？｣
そう言われて初めて気が付いた、なんで読むことが出来るんだ？なんで話すことができるんだ？そもそもなんで俺はここにいるんだ？
いきなり湧き上がった疑問で頭の中がパンクしそうになる。
｢おい、そこの青年。｣
不意に呼ばれる。
｢えっ？俺のこと？｣
｢うむ、すまないがこっちに来てくれないか？｣
本棚がずらっと並んでいる遥か先の方に青白く発光している物体が見える。
｢もしかしてあの青い物体？｣
｢随分と失礼な言い方をするのだな。｣
｢あ、えっとすみません。｣
｢まあいい、とにかくこっちにきてくれ。｣
いわれるがままに青白い物体の方に近づく。
だが一向に距離が縮まらない。
｢あのーこれってちゃんと近づいてるんでしょうか？｣
｢君はふざけているのか？さっさとその眼を使いたまえ。｣
｢あの、目って俺の顔に二つくっついてるこの丸っこいのですよね？｣
｢当たり前だろう、なにを言っているのだね君は？｣
目を使う？すでに見るということで使ってるんですけど？
｢あの使うって？｣
｢君はさっきからなにを言っているんだ？｣
｢目を使えって言われても見ることぐらいにしか使えないでしょう？｣
｢ま、まさか、君は自分の眼がなんなのか気づいていないのか？｣
｢あの、さっきから何をいってるのか分からないんですけど？｣
｢こ、これは失敬、すでにこの領域に入ることが出来ている時点で力を使えるものだと。｣
｢俺の目がどうかしたんですか？｣
｢ふむ、おいフェンリル、瑠璃の魔眼、起きているのだろう、いいかげん返事をしたらどうだ？｣
｢・・・・・・｣
誰からも反応がない。
｢え、俺？｣
｢ふう、違う、君の所有物に話しかけたんだ。｣
｢俺の所有物って？｣
｢まあ気にするな、だんまりのようだからな。｣
｢はあ、ところでどうやってそっちに行けばいいんでしょうか？｣
｢こちらからゲートを開く、少し気持ちが悪くなるかもしれんが我慢してくれ。｣
目の前がどんどんぼやけていき周りの空間が徐々に捻じ曲がって伸びていく。
そして伸びた空間がもとに戻ったとき、青白いそれは目の前に姿をあらわしていた。
目の前がゆれる、性質の悪い乗り物酔いみたいだ。
｢げふっ、え、えーと本？｣
｢一文字で片付けないでもらいたいな。｣
｢だって本じゃないか。｣
｢まったく、これでも私は魔の教典といわれた門外不出の魔術書なんだがな。｣
｢俺にはあまり関係ない、それよりも吐きそうだ。｣
｢はあ、これだから人間は。｣
魔の教典といわれるそれが緑色の光を発した。
｢すごい、気分が落ち着く。｣
｢こんな初歩的な魔術で驚かれても仕方が無い。｣
｢ふう、落ち着いた、で、その門外不出の魔術書が俺に何用なんですか？｣
｢私をここから連れ出してもらいたいのだ。｣
｢俺が？なんのために？｣
｢最近私の領域で好き放題やっている狐の眷属がいるんだがそれを退治したいんだ。｣
｢いや、だからなんで俺に頼むんですか？｣
｢君には特別な魔力があるからね、それを使わせてもらいたいんだ。｣
｢俺に魔力が？冗談でしょう？｣
｢君が私の存在する領域内に入ることが出来ているそれがなによりの証拠だ。｣
｢ふーん、で、俺はなにをすればいいんですか？｣
｢奴等の相手をするときに君の身体を借りたいのだ。｣
｢そのまま俺の身体をのっとたままってことはありえないんですか？｣
｢それはまずありえない、安心してくれ。｣
｢なぜそう断言できるんですか？｣
｢私のもつ膨大な知識は君達人間にとって毒でしかないからね。｣
｢長い間俺の身体を使い続けたらどうなるんですか？｣
｢ふむ、脳が破裂するな。｣
｢あ、そうですか。｣
｢まあ安心してくれ私と君との間で契約と制約をすればいいのさ。｣
｢契約と制約ですか？｣
｢なに、簡単なことだ君の血を私に飲ませてくれればいいんだ。｣
｢血、ですか？｣
｢ああ、君の身体では恐らく１０分が行動できるぎりぎりの時間だ、つまりそれ以上君の身体を使うことが出来ない。そうなれば君の身体の一部となった私も死ぬことになる。｣
｢うーん、なんか断るとろくなことにならないような、わかりました契約と制約を受けます。｣
｢ふむ、では我が元へと出でよ！魔の鉄より精製されしダマスカス！！｣
魔の教典がそう叫ぶとどこからか一本のナイフが飛んできた。
｢これで君の指を切りなさい。｣
フワフワと浮かんでいるナイフを手に取る。
｢このナイフ重さが無い？｣
｢私が造った特別製のナイフだからな。｣
｢本なのにナイフが必要なの？｣
｢魔術で実体を造ることも可能なんだ、だが今回はそうもいかなくてね。｣
魔の教典の話しに耳を傾けつつナイフの刃を抜く。
｢これって鉄？｣
｢ああ、私が特別に作った魔術の鉄だ。君の持っているそれは鉄を５トン使用している。｣
｢・・・はい？｣
｢ほかにもいろいろと混ぜてあるんだが聞きたいかい？｣
｢いえ、結構です。｣
ダマスカスと呼ばれたそのナイフは刀身が水の波紋のようなきれいな形状をしていた。
そしてなにより軽い。
｢軽く切るだけでいいんですよね？｣
｢ああ、よく切れるからな気をつけろ。｣
スッと軽く触れただけで指のなかほどまで切れた。
｢お、おいおいおい！！嘘だろう！？なんだよこの反則的な切れ味は！！｣
｢落ち着け、ぜんぜん痛くはないだろう？｣
｢え？そういえば確かに、でも血はどくどく流れてるんですけど？｣
｢では、もったいないからさっさと飲ませてくれ。｣
｢口どこ？｣
｢普通に身体に垂らしてくれればいい。｣
言われた通りに血を垂らす。
ゴクッゴクッゴクッ。
本の色が変わる、青白い色から死の黒へと。
｢もうそれぐらいでいい。｣
｢で、どうやって血を止めるんですか？｣
｢もう止まっているだろう？｣
｢え、あ、本当だ。血の跡まで消えてる。｣
｢では汝の名を。｣
｢俺の名前、俺の名前は氷月、雪乃　氷月（ゆきの　ひょうげつ）｣
｢我が名はネクロノミコン。｣
｢ネクロ・・・ノミコン？すべての魔術が記された？あの魔術書？｣
｢汝と我は血の契約と制約により、汝は体を、我は力を、今ここに深淵の王の名において結ばれん！｣
あたりが闇に包まれる。自分がここにいないかのような錯覚を受ける。
左手の甲に黒い六芒星が刻まれていく。
魔方陣が黒い光を放ち魔の教典をずぶずぶと飲みこんでいく。
すべてが終わり世界に光が戻った。
俺は学校が経営しているホテルの前に立ちつくしていた。
足元には家族へのお土産の袋が、手には深く刻まれた黒い六芒星とナイフが握られていた。
｢おい！氷月！お前どこにいってたんだよ！？｣
｢え、在都？｣
｢どうしたんだ？なにかあったのか？｣
｢いや別に、それより迷子になっちゃってさあ、まじで焦ったよ。｣
｢あ、ああ、お前は方向音痴だからな、まったく探したんだぞ？｣
｢ああ、俺も在都が探しにきてくれるのを待ってたんだが、なんとか自力で戻ってこれたよ。｣
｢ふう、ならさっさと夕食にしよう、もう腹が減って腹が減って。｣
｢そうだな、俺も腹が減って死にそうだ。｣

ＣＯＮＴＡＣＴ　

｢ネクロどういうつもりだ。｣
｢なんのことだフェンリル？｣
｢とぼけるな、なぜお前がここにいる。｣
｢私がいたらなにかまずいことでもあるのか？｣
｢まったくお前は・・・はあ、いいか宿主の前では二度と私の名前を呼ぶな。｣
｢わかった安心しろ、危険が迫った時のみお前を呼ぶ。｣
｢私に助けを求めるつもりか？｣
｢なにか問題でも？｣
｢そんなことをすれば宿主は気付くだろう？｣
｢そのときは記憶を操作するさ。｣
｢相変わらずだな、お前は。｣
｢それよりも、紅玉は？｣
｢む、もういい、私は長旅で疲れているからな、もう寝る。｣
｢くっくっく、５００年ぶりの再開か、私にとっては永遠かそれとも・・・｣
｢私にとっては平穏な５００年だった、たとえそれが無意味でも。｣
｢そうか、私は縛られたままだったからな。｣
｢今度こそすべてを終わらせよう。｣
｢そうだな兄弟。｣
あとがき＋自己紹介・・・

皆さんはじめまして、そして明けましておめでとうございます！（遅っ
えーまず自己紹介の方からはじめたいと思います。
羅都（ラト）と申します。
趣味は料理と読書。
好きなもの（こと）ゲーム。
嫌いなもの（こと）勉強。
最近ハマリ気味なもの　メルブラ。
今年の抱負　彼女奪還。（嘘
今年度もいい年になるといいですね、なにより平和が一番。
さて今回が小説？執筆初挑戦！！だったんですが見事失敗ですね。
本当は戦闘場面とか魔術とかもっと吹っ飛びたかったんですがお話しの流れ的に無理でした。
さらにさらに次回作のネタはないがしろにされている、
ロボット君にスポットを当てようかと、
ようするに自殺志願をしているわけです、はい。
ラグナロク重力社の名言その�　〕縦蠅鰐つ蝓�
それではまたいつの日か〜
<< Back | Top | Next >>