アルル様は誰なんだ審議会 99/11/12

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「公開草案の後、中間報告としてまとめる〜」というのは、金剛様につづき、またしても不要となってしまいました。(^_^;)
ニュータイプ12月号の扉で、コーラス王朝(コーラス家)の系統図が発表され、アルルはコーラス王家のメロディ家最後の騎士で、王女ということでした。
セイレイ王女もでてきてきました。惜しい線でした。
やっぱり未来の人ではありませんでしたね。(笑)

<公開草案>

◆現在判明している事実

・剣聖ハリコンの神騎とまで呼ばれたMHエンゲイジを駆る。
・MHエンゲイジには、マイティシリーズの肩にあるものと同様の紋章がある。(ナイトマスターの紋章にも似ている。)
・螺旋の円十字の紋章と泰華十曜の文字のある懐園剣を持つ。
・アルルの服とMHエンゲイジには音符のマークがついている。
・アルルの服には大きくコーラスの紋章がある。
・MHエンゲイジにはコーラスの紋章と「COLUS-XXI」との文字が見える。
・剣技ブレイクダウン・タイフォーンを使う。
・マヨール・レーベンハイトの師である。
・「我らがロンドの技」と表現する。
・ディジナ・マイスナーを彷彿させるターバンを巻いている。
・ハイヒールを履いている。
・女顔。

◆補足資料

・剣聖ハリコンは星団暦2619年〜2620年の間の剣聖であり、女性である。ファティマのオプティカル・タイフォーンは次元航行している。
・懐園剣は、今のところ、剣聖スキーンズ、剣聖スバース、剣聖ハリコン、剣聖マキシ、コーラスVI(26世)が持つことが確認されている。
なお、コーラスVIに懐園剣を渡すのは天照である。
・コーラスIII(23世)は30年かかってジュノーンを製作した。
・コーラス王朝は、コーラス家に男子がいる場合はその王子がコーラス王となる。
もしコーラス家に男子が生まれない場合には、バランカ、マイスナーの長子(男)が3家の長となるが、コーラスの名は先送りにされ、この間コーラスの王位は空白となる。ただし、そのようなことは、23世にいたるまでなかったとのこと。(改訂1巻スリーブノートより。)
なお、もし完全にコーラス家の血が絶えた場合には、バランカ、マイスナー家の王子であろうと、王女であろうと、コーラスの王となる。

◆諸説考える上でのポイント

(1)コーラスIV(24世)以前のコーラス王は除外される
アルルがコーラスIV(24世)である可能性は、アルルが女性的に見える点から考えにくいですし、また、年齢的にも合いません。
また、コーラスIV(24世)以前のコーラス王であることは全くありえないといえます。なぜなら、現在コーラスIV(24世)が即位しているわけですから。まあ、過去から時間を飛び越えて来たと言う可能性はありますが、コーラスIII(23世)までは、男子の後継ぎがいないということは無かったようですから、女性である可能性の高いアルルの正体が、コーラス王である可能性はないといって良いでしょう。

(2)コーラスIV(24世)以前のコーラス家血縁の人物を考えるときには
コーラスI(21世)とハリコンの子供説や、コーラスIII(23世)の娘セイレイ王女説を筆頭に多数考えられるわけですが、これを考えるときには、なぜ、エンゲイジが、コーラス王を継いだ長男には受け継がれずに、その血縁者に受け継がれたのかを解明しなくてはいけません。
また、すでにエンゲイジがあるにもかかわらず、コーラスIII(23世)がジュノーンを製作したことについても同様です。

(3)マイスナー家の人物を考えるときには
マイスナー家出身の人物がコーラスを名乗る可能性は、コーラス家が完全に断絶して、マイスナー家出身の人物が王を継いだ場合にしかありえません。
マイスナー家の人物とする場合には、アルルの服の紋章はコーラス「王朝」のものと考える必要があります。

(4)エンゲイジとジュノーンの位置付け
エンゲイジが残っているにもかかわらず、なぜ、コーラスIIIは、コーラスの守護神としてジュノーンを作らなければならなかったのか。
その理由を考える必要があります。コーラスIIIは、とにかく空飛ぶMHを作りたかったのだぁとか。(笑)
エンゲイジの性能を超えるものとして、ジュノーンを製作したとも考えられますが、そもそもジュノーンは、ベルリンをベースにIIIが30年かかってやっと開発したという設定があります。(それでもソープにLEDのエンジンをお願いしなければならなかったわけですが。)
エンゲイジが残っていたのに、ベルリンをベースにしたということは、エンゲイジはベルリンより低い性能しかなかったのでしょうか。
ベルリンをベースにジュノーンを開発したと言う設定自体が変更ということなら、何も言えませんが。(^_^;)

(5)懐園剣
現在のところ、懐園剣を自分のものとして所有したことが確認されているのは、すべて剣聖です。
レーベンハイトの言葉を聞くと、アルルは単に懐園剣を預かっているだけとは考えにくく、自分のものとして所有しているように聞こえます。
ということは、アルルは剣聖である可能性が少なくないことになります。
しかし、剣聖は一時代にひとりで、現在はカイエンが剣聖です。
また、懐園剣にはタイカの螺旋の円十字と「泰華十曜」の文字も見え、マキシが所有した後のものと考えることもできます。
このように考えていくと、アルルは未来の剣聖なのではないかとの説も完全には否定できません。

◆諸説のまとめ

コーラスI(21世)説

論拠及び肯定的見解
・アルルの駆るエンゲイジに「COLUS-XXI」とあるのが決定的。

否定的見解
・コーラスI(21世)が生きているわけがない。すでにIV(24世)まで来ているのだから。

コーラスI(21世)と剣聖ハリコンの子供説

論拠及び肯定的見解
・ハリコンの神騎とよばれたエンゲイジ、さらにそこには「COLUS-XXI」の文字。ということは、コーラスI(21世)と剣聖ハリコンの子供がアルルで、エンゲイジを受け継いだのではないか。なお、アルルはもちろん王女であるので、コーラス王にはなっていない。
・アルルの見た目では若すぎるという意見があるが、FSSの世界では見た目の年齢と実際の年齢は一致しないことも多々ある。

否定的見解
・コーラスI(21世)の子供ということは、コーラスIII(23世)の叔母にあたるわけで、アルルは若すぎはしないか。
・ブレイクダウン・タイフォーンは、ハイアラキが開発しエストがコーラスII(22世)に伝えたもので、兄弟であるコーラスII(22世)から伝授されたというのは可能性がなくはないが、少し弱いのでは。
・エンゲイジは、なぜ次のコーラスII(22世)ではなく、アルルに受け継がれたのか。

コーラスII(22世)の子供説

論拠及び肯定的見解
・ブレイクダウン・タイフォーンがコーラスII(22世)以降に受け継がれたなら、その子供と考えればよいのではないか。
・エンゲイジは、コーラスI(21世)からII(22世)を経由して受け継がれた、もしくは、あれは「XXII」と読むべきであり、父のII(22世)から受け継がれた。
・なお、もちろん王女であるので、コーラス王にはなっていない。コーラスIII(23世)は兄弟ということである。

否定的見解
・なぜ、エンゲイジがコーラスIII(23世)には受け継がれずに、その兄弟であるアルルに受け継がれるのか。

コーラスIII(23世)の長女であるセイレイ王女説

論拠及び肯定的見解
・アルルはコーラス家の女性であるようだ。セイレイ王女はコーラス家の女性である。
・セイレイ王女はコーラスIV(24世)の姉にあたり、年齢的にもちょうどいい年頃ではないか。
・ジュノーンは封印中なので、コーラスI(21世)の製作したエンゲイジを引っ張り出して乗っている。
・ブレイクダウン・タイフォーンは、もちろんコーラスIII(23世)から教えてもらった。

否定的見解
・セイレイ王女の母であるエルメラの強い希望により、弟のコーラスIV(24世)はMHを駆ることは無かったのに、姉のセイレイがMHを駆るとは考えにくい。

コーラスIV(24世)説

論拠及び肯定的見解
・3007年時点で、コーラス家の人物と言えば、まずはコーラスIV(24世)ではないか。

否定的見解
・コーラスIV(24世)はまだ子供のはず。年齢的にアルルとは合わない。
・アルルは女性のようだ。コーラスIV(24世)はもちろん男性である。

IV(24世)以前のコーラス王説

否定的見解
・すでにコーラスIV(24世)まで来ているのだから、それ以前のコーラス王であるはずがない。

未来のコーラス説

論拠及び肯定的見解
・エンゲイジがジュノーンより前に作られたものとは考えにくい。前に作られたのであるなら、コーラスIII(23世)が苦労してジュノーンを製作しなくてもよかったはず。むしろエンゲイジは、ジュノーンそのものではないか。つまり、未来においてさらに改装されたジュノーンではないか。
・アルルの持つ懐園剣にタイカを連想させる紋章や文字があるわけで、つまりそれは、マキシが所有した後の懐園剣ではないか。
・懐園剣は預かっているのではなく、レーベンハイトの言葉を聞くと、アルル自身が所有者であるようだ。
懐園剣を所有する資格があるのは「剣聖」なのではないか。現在の剣聖はカイエンであり、したがって、アルルは未来の剣聖である。
・次元航行という設定が出てきているので、時間を飛び越えるということもありえない話ではない。タイフォーンが次元航行→ハリコンも次元航行→アルルも次元航行?

否定的見解
・プロトタイプであるエンゲイジがあったからこそジュノーンが生まれたのだ。
・懐園剣はもともとタイカに関連するもののようだ。タイカとの関連だけで、マキシ所有後ということにはならないのでは。
・懐園剣は単に預かっているだけなのでは。
・時間を飛び越えるということは、簡単にFSSの世界に出てくるべきものではない。

マロリー・マイスナー説

論拠及び肯定的見解
・最近話題のマロリーがそろそろ出てきてもおかしくないのでは。
・ディジナ・マイスナー風のターバンを巻いているから、マイスナー関係の人物では。
・コーラスの紋章をつけているが、あれはコーラス王朝の紋章であり、マイスナー家の人物がつけていてもおかしくはない。

否定的見解
・マロリー・マイスナーは、ルース家の人物であり、マイスナーを名乗るのはマイスナー家に嫁いだためと推測できる。さらに、マイスナー嫁いだからと言って、コーラス家の紋章をつけているのはおかしい。

天照の別体説

論拠及び肯定的見解
・コーラスVI(26世)に渡したのが天照であったように、所有者が現れるまで懐園剣を預かるのは天照の役目。
・エンゲイジはジュノーンの改装バージョンに見える。ジュノーンを改装するのはソープの役目。
・レーベンハイトはアルルの弟子であるが、レーベンハイトに目をつけていたのはリンス(天照)。

否定的見解
・天照の別体説はオールマイティカードといえる。(^_^;)

◆とりあえず個人的結論(暫定的に)

まだ、うまくまとまっていないのですが、とりあえず、現時点での個人的結論をいいます。

(希望としては)未来のコーラス家の人物で剣聖
理由は、ロマンを追い求めたいから。(笑)
ま、それは置いておくとして(^_^;)、次元航行という設定がでてきたので、時間を飛び越えるというのもありなのかなと。
エンゲイジは未来のコーラスが改装したジュノーン。ハリコンの神騎とまで呼ばれたのは、次元航行で未来に飛んだハリコンが駆っていたMHだから。そのエンゲイジを、未来のコーラスとハリコンとの間にできた子であるアルルが受け継いだ。そして、天照のモナークセイクレッド探しの契機となる3007年に、またまた時間を飛び越えやってきた。来た理由は天照のモナークセイクレッド探しを阻止するため。ダイアモンドにエンゲイジを修理+パワーアップしてもらった。肩のマークは、マイティシリーズに同じく、ダイアモンド製作のスペシャルバージョンにつけられる紋章。さらに、天性の素質があったまだ若いマヨールを見い出し、弟子としてすべての剣技を授けた。ちなみに、アルルは未来の剣聖で、持っている懐園剣は、マキシからコーラスVIへと受け継がれていったもの。

(現実的には)セイレイ王女
現実的に考えると、このあたりが妥当なところかなと。
セイレイ王女はコーラス家の女性であり、年齢的にもそれほど違和感がない。母エルメラの言うことを聞かないちょっと不良娘。エンゲイジはコーラスI(21世)の製作したMHで、ハリコンの神騎とまで呼ばれたのは、そのころのコーラス王朝の筆頭騎士がハリコンであったため。(ハリコンはコーラス出身の人物か。)ジュノーンはコーラスIIIがどうしても空を飛ぶMHを作りたくて製作したMH。ジュノーンは現在封印されているので、セイレイは眠っていたエンゲイジを引っ張り出して、ドクター・ダイアモンドにレストア+チューンを頼んだ。肩のマークは、マイティシリーズに同じく、ダイアモンド製作のスペシャルバージョンにつけられる紋章。懐園剣はその形からして、元々タイカと関連があったもの。彼女は剣聖ではないけれど、現在懐園剣を所有している。

 


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