私のMacには2台のハードディスクを積んである。そのうち1台はパーティションを切ってあり、合計3つのMac用エリアを用意してあるので、OS8.1にバージョンアップするのは簡単である。
ハードディスク |
パーティション |
変更前 |
変更後 |
純正1G |
1G(HD1G) | MacOS7.6.2 | MacOS8.1(HFS Plus) |
増設4.3G |
2G(HD2G) | MacOS8 | MacOS8.1(HFS) |
1.5G(HD1.5G) | MacOS8 | MacOS8 | |
0.8G(BeOS) | BeOS r2 | BeOS r2 |
上の表が私のハードディスクのパーティションと組み込みOSの状態だ。増設HDはアップルのドライブ設定ではフォーマット出来ないのでDrive7を使ってフォーマットしてある。またバックアップとしてHD1GとHD2Gは同じ内容でOSのバージョンのみ違う状態にしてある。
HD1Gは、使用ソフトがOS8で問題無く作動するか確認出来るまで安全の為に残しておいたが、現在アップデータやバージョンアップにより問題なく作動しているのでOS7.6である必要が無くなっている。
アップルのドライブ設定でフォーマット出来るのはこれだけなので最終的にはこれを新フォーマットのHFS Plusで初期化し直してOS8.1を新規インストールしてしまうつもりだが、HD2Gをアップデート後に問題が発生した場合のバックアップとしてしばらくそのまま残しておく。
最初にアップデートをかけるのはHD2Gだ。雑誌のCD-ROMに掲載されていたアップデータをHD1.5Gにコピーし、添付の書類をすべて読んでみるとNorton Utilitiesとコンフリクトキャッチャーの互換性についての注意が載っている。私は両方とも使っているのでそれぞれのホームページへアクセスしてアップデータを入手し、それぞれをアップデートしておいた。
次にMacOS8のインストールCD-ROMから起動し、安全のためにHD2Gのシステムフォルダ内、機能拡張フォルダから[Conflict
Extension(TM)]ファイルを待避させてからMacOS8.1アップデータをダブルクリックしてアップデート開始。
指示通りに進んで行くと、途中でハードディスクのアップデートが出来ないとの注意が出るが[中止]を選ばずに[無視]を選択して続行。完全にアップデートが終了するのを待つ。
アップデートが完了したら再起動をかけてHD2Gから起動の上、問題の無い事を確認。アップルメニューから[このコンピュータについて...]を選択してMac OS J1-8.1と表示されていればアップデートされた事を確認出来る。
次に再度MacOS8のインストールCD-ROMから起動して機能拡張フォルダから待避させておいた[Conflict Extension(TM)]ファイルを元に戻してまたまた再起動。今度は機能拡張マネージャの代わりにコンフリクトキャッチャーが無事働いた。
この状態でしばらくOS8.1の互換性テストを行うが、私のシステムではまったく問題が無かったので、ついにHD1GをHFS Plusで初期化の上OS8.1を新規インストールする事にした。(HFS Plusを使うためにはHDの初期化を行う必要がある。これを行うと今までのHDの中身が全て消滅するので事前にバックアップが必要。)
私の手元に有るのはMacOS8のインストールCD-ROMとMacOS8.1アップデータである。これだけでは一番確実な、インストールCD-ROMから起動してHFS
PlusでOS8.1をインストールする事は出来ない。(
Mac OS 8.1.アップグレードセンターから購入のアップデートCD-ROMが必要)
方法としては最初にHD2GのOS8.1で起動した状態で、アップデータの中からドライブ設定(J1-1.4)を探し出しこれでHD1Gを初期化するのだ。
ドライブ設定(J1-1.4)を起動し、HD1Gを選択した上で初期化ボタンを押すと初期化画面になるのでここでカスタム設定ボタンを選択。次にパーティションの設定を行うとフォーマットタイプが選択出来るようになる。フォーマットの種類は、HFSフォーマットの[Mac
OS 標準]とHFS Plusフォーマットの[Mac OS 拡張]の2種類が選択出来るので当然[Mac OS 拡張]を選択。ここでOKボタンを押せばHD1Gの初期化は完了する。
次に、機能拡張マネージャあるいはコンフリクトキャッチャーでMac OS 8.1 基本セットに切り替えて余計な機能拡張を停止させた上で、再起動後MacOS8のインストールCD-ROMからHD1GへOS8をインストールする。(HFS PlusへはOS8.1が起動した状態でしかインストール出来ないのでCD-ROMからの起動はしない事。)
最後にOS8をアップデータでOS8.1にアップデートすれば完了。コントロールパネルの起動ディスクをHD1G(HFS Plus+OS8.1)へ切り替えて再起動し、問題の無いことを確認。ついでに[このコンピュータについて...]でMac
OS J1-8.1が表示されている事も確認して全く問題の無いことを確かめた。
これで全て完了だが、Norton Utilitiesは現在HFS Plusに未対応なのでディスクの修復も断片化解消も出来ない。今回のアップデートはHFS
Plusディスクを壊してしまわないように保護のパッチを当てただけなのだ。さらにOS8を起動ディスクとした場合にはHFS Plusの内容を確認する事が出来ない問題がある。しかしHFS+OS8.1からはHFS
Plus+OS8.1の内容を確認出来るので大した問題ではない。
あとはNorton UtilitiesがHFS Plus対応になるのを待つのと、Drive7がHFS
Plus対応になるのを待てば良いだけだ。(現在はすでに対応済み)
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