メモリの交換手順
 PM9500のメモリを増設するには、まずマザーボードを取り外さなければならない。これが結構大変である。最近のMACは簡単にメモリスロットへアクセス出来るが、こいつはそう簡単にはいかない。しかし12個のメモリスロットは魅力である。是非ともトライしてほしい!
(個人でケースを開けるとアップル社の保証が無効となります!)
 マザーボードを取り外す前に、スロットに差し込んである、(1)CPUドータボード(2)ビデオカード(3)冷却ファン電源コードを外しておく必要がある。その他PCIバススロットに差してあるカードがあれば全て外しておく。
 CPUドータボードについては、CPUドーターボードの交換手順を参考にしてほしい。またPCIバススロットに差してあるカードはそれぞれの説明書を見てほしい。
 下に冷却ファン電源コードのコネクタ部分の写真を載せておく。矢印の部分を押せば簡単に外す事ができる。
 次にマザーボードの上部にあるコネクタ類を全て外しておく。形状が同じ物は1つも無いので後で判らなくなる事は無いと思うが、不安であれば何か印を付けておくと良い。全部で6箇所コネクタがある。
 いよいよマザーボードの取り外しであるが、6箇所の固定箇所が存在する。下の写真ので示す部分は切り欠きが合えば外れるので問題ないが、で示す部分は完全に固定されている。以下にそれぞれの外し方を説明する。

 中央にあるネジはマザーボードを本体に固定しているので、ネジ回しで外しておく。

 フロント側下部にあるこの部品は、マザーボードのスライドを防ぐ役目を果たしている。矢印部分がツメになっているのでこれを外して抜き取る。発光ダイオードからケーブルが延びているので注意。
 ここまで外したらマザーボードをフロント側に引き出して青で固定されている部分の切り欠きが合うようにしておく。

 いよいよ最後である。上部にあ
るツメを持ち上げて、マザーボー
ドを手前に引き倒せば完了。
 これでマザーボードのメモリスロットが現れる。

 下が取り外したマザーボードである。赤で囲んだ部分がメモりスロットだ。全部で12スロット用意されている。
 いよいよここへメモリを差し込むのだが、その前にインタリブ効果を効かせる方法について説明する。
 メモリスロットには番号が振ってある。下からA1〜A6、B1〜B6となっているが、このAとB の同じ番号のスロットにメモリを差し込む事によりインタリブ効果が生まれる。
 下が今回用意したDIMMメモリである。2箇所に切り欠きがあるが、これはメモリを逆に差し込んでしまうのを防ぐ為に用意されている。
 この切り欠きとスロットの突起を合わせて差し込めば増設完了。
注意としては静電気でメモリを損傷しないように体の放電を行っておく事である。一番簡単なのは電源トランスに触れる事だ。
 下が増設を完了したメモリスロットである。Aブロック、Bブロックの同じ番号のスロットに同じ規格のメモリを増設しているのが解る。
 これで増設は完了。あとは取り外したときと逆の手順でマザーボードを本体に戻し、PCIバススロットに機能拡張カードをセット。CPUドータボードをセットしてカバーを元に戻せば完成である。
 あとはMACを立ち上げて、アップルメニューからこのコンピュータについてを選択。内蔵メモリがきちんと増設分を足した値を表示していれば完成だ。
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