5.レンズの画角とは



 画角はレンズの焦点距離によって変化します。焦点距離が短いほど広角、長いほど望遠となります。

 さらに、陸上と水中では屈折率の違いにより画角が異なってきます。

焦点距離における陸上と水中での画角
焦点距離 陸上画角 水中画角
Fish Eye 180度 135度
15mm 110度 94度
20mm 94度 78度
28mm 74度 59度
35mm 62度 46度30分
50mm 46度 34度30分
80mm 30度20分 22度45分
105mm 23度20分 17度30分
200mm 12度20分 9度20分
(陸上画角はNikkorレンズ。水中画角は適合はUWNikkorレンズ、それ以外は計算値。)

 よく水中での標準レンズは35mm だと言われますが、これにもちゃんとした理由があります。
 陸上での標準レンズは50mmと言われています。では50mmレンズの陸上画角46度に最も近いのは、上の表から水中画角46度30分の35mmレンズとなります。

 逆に水中での15mmレンズは、陸上での20mmレンズに、水中での20mmレンズは陸上での28mmレンズに相当する事になります。

 ただし水中ハウジングでドームポートを使用する場合には、ドームポート自体が凹レンズの働きをするため水中画角は陸上画角に近くなります。
 正確な画角はポートの設計により異なります。



レンズの画角以外にもう二つ、焦点距離により大きく変化するものがあります。

一つは以前に説明した被写界深度、もう一つはパースペクティブ(遠近感)が変わってきます。

 パースペクティブとは、近くの物は大きく、遠くの物は小さく写る、大小の差を言います。
 レンズは広角になるほどパースペクティブが誇張され、肉眼とはまるで別世界のような遠近感のある世界が写し出されます。
また、望遠ほどパースペクティブが無くなり、遠近感の無いのっぺりとした写真になります。


 下の写真は、Fish Eye 16mm(陸上で対角180度の画角)を使用して撮影した物です。パースペクティブが誇張されている点に注目して下さい。





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