T MIDIとの遭遇‥‥

「MIDI」と言う言葉に出会ったのが、1994年の夏くらいでしょうか。
もしこの出会いが無かったとしたら、きっと今のようなコンピューターに囲まれた生活は、
あり得ないと言い切れるくらい、私にとって大きな影響力のあるフィールドです。

今でこそ「atMix」と言う「Orijinal MIDI Unit」を組んで、 オリジナルソングを作るまでになっていますが、
「MIDI」をはじめた当初は自分たちで曲を作るなんて、 夢にも思っていませんでした。

当時、それこそWindowsが動くPCは高嶺の花で、PCの基本はDOSライクな環境で
もちろん今のインターネットなんて言うモノはまるで別世界ですね。
ネットと言えば、草の根BBSで、内容だってテキストデータ主体のモノクロの世界です。
そのモノクロのネット時代に私は「MIDI」という言葉を知りました。
その頃私は「NIFTY-serve」にやっと繋げられるようになって、そこで「Ray」という
FM音源を使ったミュージックプログラムに出会いました。
MIDIの存在は知っていたモノの、PCの事にしたって知識自体が無かったですから
コンピューターミュージックといえばFM音源が全てでしたね。(苦笑)

それまで、ゲーム以外に大して使ってなかったFM音源を使って音楽をならす事が
出来る様になった時は、もの凄く感動した事を今でも覚えています。
しかし、人間と言うのは贅沢な生き物ですから、知識の蓄積と環境の変化に伴い、
だんだん高品質のモノを求めてしまうんですよね。
ここで初めてMIDIDataを演奏するソフト「MIMPI」と言うソフトを手に入れて、
どうにかFM音源でMIDIDataをならして見るんですが、MIDI音源用に作られたDataを鳴らすには
FM音源のキャパシティではあまりに無力過ぎました。
その奏でる悲しい音色ったら……涙が出てきました。(笑)

ちょうどその頃、周りの友達がコンピューターを買い始め、気がつくと友達の中で
コンピューターを持っていない人は居なくなってました。(笑)
その友達の中で、音楽(MIDI)を作る為に環境を揃えた人がしました。
名前は「Abarth」(アバルトと読む)氏、 後の「atMix」の相棒となる人物です。

彼はコンピューターを始める前からYAMAHAの「EOS B500」を使って
打ち込みをしていたんですが、EOSの限界を悟り、コンピューターに乗り換えました。
そこでお目見えしたのが「Roland SC-88VL」いわゆる「MIDI音源」ですね。
これが私にとって事実上、初めての「MIDIとの遭遇」になるわけです。
実際、abarth氏の家でMIDI音源を使って作った音をMIDI音源を通して聴いた時、
再び、感動しまくった事は言うまでもありません。(笑)
それから数日後ですが、気がついたら秋葉原で「SC-88」を抱いてましたね。(笑)

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