【1999年1月6日掲載】 以前の雑記帳へBACK 次の雑記帳へNEXT

金沢part2 〜鉄道編〜

金沢駅は、京都・大阪方面からの列車、直江津・越後湯沢方面からの列車、そして名古屋方面からの列車が発着する、北陸本線のかなめとなる駅です。
ここでは、金沢駅で撮影した、鉄道関係の写真を紹介します。
(撮影日1998年12月18〜20日)
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「はくたか」・「スーパー雷鳥」
681系「特急はくたか」(手前)
481/485系パノラマグリーン編成「特急スーパー雷鳥」(奥)
現在、金沢駅を発着する特急で、もっとも話題性の高い列車が、左の「はくたか」である。
「はくたか」は、金沢駅などから、新潟県の越後湯沢駅までを結ぶ特急である。越後湯沢から上越新幹線「あさひ」を使用することで、東京から金沢まで乗り換え1回で行くことができる。途中新潟県内の犀潟(さいがた)駅から六日町駅までは、第三セクターの北越急行ほくほく線を経由する。
なかでも、写真の681系、または北越急行681系2000番台を使用したタイプの「はくたか」では、北陸本線で最高130km/h、北越急行ほくほく線内では最高150km/hという速度で走り抜ける。
150km/hは、昨年12月8日のダイヤ改正で140km/hからスピードアップしたものであり、現在のところ新幹線を除く在来線では、日本国内最高速である。踏み切りがほとんどなく、新幹線並みの軌道を敷設していることで、運輸省の特例として認められたようだ。
681系の乗り心地は、さすがに新型車輛だけあって、揺れも少なく快適である。ただし、長いトンネルが続く北越急行ほくほく線内では、単線のため直径の小さなトンネルと、国内最高速があいまって、「耳ツン」は強めなのはいたしかたないところか。

現在、長野から金沢まで北陸(長野)新幹線の延伸が計画・着工されており、金沢まで開業した場合には、この「はくたか」の存続が危ぶまれる事態も予想されよう。北越急行(新潟県などが出資)の150km/h運転についても、この北陸新幹線対抗策という意味があると、新聞報道されている。

写真奥は、金沢発大阪行きの481/485系パノラマグリーン編成「スーパー雷鳥」。パノラマグリーン車(クハ481-2000番台)が特徴。

「はくたか」併合シーン1 「はくたか」併合シーン2 「はくたか」併合シーン3
681系「特急はくたか」併合シーン
JR七尾線の和倉温泉駅始発(または終点)の「はくたか」では、金沢駅で編成の分割・併合が行なわれるシーンを見ることができる。
写真は、和倉温泉発の「はくたか」3輌編成に、西金沢駅方向から回送されてきた6輌が併合するところである。
まず左側の写真から。貫通扉を開け、連結器カバーを外す。続いて、中央の写真で連結が行なわれ、右側の写真で貫通幌をつないで作業完了である。
なお、681系「はくたか」の9輌編成時、3輌目と4輌目の間、および6輌目と7輌目の間には、乗り降りするためのドアはない。乗る際には、駅のドア位置表示をよく確認されたい。

JR金沢駅東口 JR金沢駅東口
金沢駅の表玄関である。
駅前は大工事中であり、バスターミナルが本来の北側から、一時的に南側に移っている。北側では、北陸鉄道浅野川線金沢駅の地下化工事が進行している。
写真中央のJR支社ビルは、2001年(平成13年)までに取り壊されるとのこと。2004年(平成16年)には、駅東口が完全に生まれ変わることになっている。
この景色が見られるのも、あと少しである。

急行「能登路」 急行「能登路」
金沢から、JR七尾線経由で、のと鉄道の輪島駅または珠洲(すず)駅までを結ぶ急行「能登路」(のとじ)。金沢から輪島までなら、約2時間半の旅である。
鉄道好きの方なら、乗っておいて損はない列車だと思う。しかし、単に時間と運賃を考えると、特急バスの方が便利であり、運行本数も多い。
写真は、能登路1号。キハ58系(キハ28+キハ58の2輌編成)で運行されていた。金沢駅内の表示は4輌となっていたので、多客期には4輌編成もありえるのだろう。

追記
のと鉄道の輪島-穴水間は、2001年3月31日に廃止されました。現在、鉄道で輪島に行くことはできなくなっています。

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