2002 「皐月みどり(前編)」
「なんでこんな子供がいるんだ?」――クランプ
CLAMPじゃないよ。一応。
今日はyoungさんがイベントで本を売りに東京に来ているので一瞬会えるかな? と思ったけれど、俺の方の都合がつかなくて諦め。イベント終了後、youngさんとこで売り子をやっていたマサキ君と合流するかと新宿へ。
新宿駅で合流し、どっかでダベろうと思ったら流石”漢”young。新幹線出るまでの一瞬だけ新宿へ遊びに来たよ。タイトロープ上等。
しかしさすが新宿! どこも混んでてなかなかダベる場所が見つからない。最後はマックになったけれど。
そして俺こと多津丘、何年ぶりで「転けて食べ物をダメにする」をやってしまいました。あああー。勿体ないー。俺のマックシェイクー。
でも必死で拭いてたら店員さんが来て新しいのをくれた。あと素人は邪魔だから掃除はこっちに任せろ、みたいなことを凄い丁寧に言われた。プロね……。
結局喋る時間は30分しかなかったのでyoungさんとはホントにダベっただけで終わった。さらば。さらば漢。新幹線へすっ飛んでいったね。
その後マサキ君と二人、ただ解散するのもなんなんで町田へ出てみんなで食事などをした。
ロイヤルホストへ行ったのですよ。ブルジョワ! そしたらあれほど探してみつからなかったアイス饅頭が普通に置いてあって驚愕。まさかこんなところで……。
嬉しい誤算でしたことよ。味は美味しかったがちょっとくどいかな。冬に美味しそう。夏より。
「ホントにリョウケンの狭いことでね」――大沢悠里
流れ的には、動物愛護っぽい話をしていて。
猟犬てのがいて、猟のシーズン以外はろくに運動もさせて貰えないで、いざ解禁! となると山へ連れて行かれて猟の手伝いをやらされるけれど、当然普段トレーニングしてないから実力が発揮できるわけもなく。
で、飼い主によっては「使えネー」ってんで処分してしまうこともあるという。
そういう話を、わりと悲壮な口調で動物健康相談コーナー担当の獣医の人かなんかが言ってるときに、悠里さんの差し込みがこれだった。言うまでもないけど「猟犬」と「了見」がかけてあるんだが。
ここで自分で文章で書いてみると、ちょっと不謹慎なんじゃないかと思うから文章は難しいな。実際にはもう一人のパーソナリティの女性も、獣医の人も「プッ」て感じの、鼻から抜けるような笑いが出て。
で、場が和んで進んだ。
ここで場が和んだからって、状況は何も変わらない。相変わらず保健所へ持ち込まれて潰される犬ってのは存在し続けるわけで、話者、聞き手の心が軽くなったところでそれは同じこと。
しかしだからこそ、どうせ一緒なら、それに対面する我々の心は楽しく、軽くあるべきではないだろうか。延々苦しい思いでいるのは精神衛生上も悪いしね。
笑いってのはそういう意味でガス抜きの効果があるのだと思うし、駄洒落ってものの効能はこの点で大きいのではないかと思ったことであった。
ちょっと戻るけど、本当にそのラジオを聴いてるときは全然気にならなかったんだよな。雰囲気ってのは確かにある。大事なんだな。
ネット上のやり取りではそういう雰囲気が伝わってるかどうか不明なんだから、わりと真面目な話に駄洒落を突っ込んだら誤解されても仕方ないだろう。と思った。いやホントに、自分で書いてて不謹慎な感じがしたものなあ。
やはり文字だけのコミュニケーションは難しい。「俺はこういうつもりで喋ってるんだから伝わるだろう」と思ってると、とんでもないことになるってのが良くわかるな。くわばらくわばら。
あとまあ、俺は不真面目な人間は好きじゃないんだが。
違うな。
場を読もうとしないで真面目な話をしている場面で不真面目に振る舞い、そういう振る舞いから「ああこいつは想像力に欠けてるんだなあ」という評価を受けると「俺は場を和ませようとしただけで悪くない」的な言い訳をする人間が大嫌いなわけだが。
なんで嫌いかっていうと協調性がない或いは協調するだけの能力がないくせにそれを認めようとせずに自己弁護するところか。端的に言うと「一人でやってりゃいいジャン」となる。
もう大分前になるが、真面目な話をしてる時に語尾に(笑)つけてる人に対して「ああ。この人は真面目な話をするに値しない人だ」と思って対応していたらバレてしまって、「うちは親からどんな時も笑顔を絶やすなと言われている。人間関係を円滑にするための努力が理解されないのは遺憾」とか言われて。
バカかと。
それは例えば、「お客が来たら挨拶をする」という事を、マニュアルに「お客様にはおはようございますと声をかけましょう」と書いてあるからといって、バイトのバカが昼でも夜でも「おはようございます」と言うことと。
同じだろう。親御さんは「どんな時でも相手との対話を実りある物にするよう心がけなさい」ということを言いたくて、そのためには笑顔が有効だから「いつも笑顔でいることを心がけなさい」と言ったのだろう。言葉の中にある意味を汲めよと。
少なくとも「ネット上という余計な情報を増やせば誤解の生まれやすい場所で、普段から(笑)とか(苦笑)を使われると不快であると明言している人間を相手にしたときも、必ず(笑)を使いなさい」とおっしゃっていたわけではあるまいに。せっかくの教えが生かされてない。親は泣いてるぞ……。
うわ大分脱線した。何が言いたいんだ俺は。
まあアレだ。コミュニケーションてのは生き物だから。何故って相手にしてる人間が生き物だから。
一見茶化しのように見えることでも、タイミングや話者の人柄によっては場を和ませることもあるし、その逆もまたあり得ると。
そういう場面でマニュアルに胡座をかいて暮らすのは危険ではないかなあ、と俺なんかは思ったりするのだった。
個人的に、マニュアルというかコミュニケートの「型」として敬語や手紙の書き方というのはきちんと機能してると思うので、これらを全部否定するわけではない。ただ、漫然と型をなぞっていれば良しとするのは、危うい感じがする。
「みんなの顔色うかがってたらいい仕事なんか出来ないですよ。
仕事はみんなそう」――大沢悠里
連日悠里さんになるが。
昨日の話は単にコミュニケートすることについてだったが、コミュニケートは多くの場合目的を持っている。
○○のために××さんと話す、という状況で、コミュニケートを円滑にすることばかりを考えて目的が疎かになっては本末転倒というものだろう。
その場にいるメンバーは、何かの共通の目的のために集まっているのだから、たとえ自分と意見が違っても、「きちんとした根拠を具えた主張なら」それは一つの意見として理性的に尊重する気風は大切だと思う。
そして論理的な議論の末、共通の目的に至る道としてメンバーの合意が得られたところを進んでいく、というのが出来れば最高だろう。実際にはなかなか難しいのだろうが。
この際前提となるのは、「メンバーに共通した目的がある」ということ。それが悠里さんの言葉でいうと「仕事」ということになる。
誰のどんな意見にもそれなりに正しいところと間違ってるところが含まれている。それらを戦わせていって「より」良いやり方を模索して、そして「仕事」を進める。
逆に言うと「仕事」のためなんだから、自分の意見が100%通らないことにはやっぱり目を瞑らなければならない。きちんとした議論の結果として「納得して」他の人の意見と摺り合わせが出来るならばそれは最高だが、実際には、自分の中では決して間違ってはいないと信じているときでも、多数決などの結果によっては自説を引っ込めざるを得なくなることもあるだろう。
「議論」ならこういう時、遠慮せずに最後までやるのが良いと俺は思うが、「仕事」となると納期等の時間的なこともあるし、なかなか皆が納得して収まることは難しい。
だからといって。
はじめっから遠慮していては話にならない。言いたいことも言えない雰囲気の中で、後悔のない良い「仕事」が出来るだろうか。たとえ軋轢を招くことになろうとも、自分の持っている最高の意見を出すのが誠意であると俺は考える。
その結果、意見が通るとか通らないとかは関係なく、なんか煙たがられていづらくなったりしたならば、それは言い方悪いが「そこはそういう組織なんだから」。考えてもしょうがない。
その際、袂を分かつか、揉め事を起こさない程度に適当にやることにして残るか、改善を試みるか、そのへんはその人の考え方次第だろうが。
どっちにしろそんな状況では「いい仕事」は出来ない。
悠里さんが言ってるからというわけではなく、これは単に事実。
「投げの宇喜田はたった今より
ラグナレクとは一切縁を切る!
文句のあるヤツは今、ここでかかってこい!」――宇喜田君名前ワカラン
というわけで「史上最強の弟子ケンイチ」が熱いですよお客さん。脇役の見せ場万歳!
でも頑強な柔道家と才能あるボクサーが二人がかりで女の子のテコンドーに負けちゃうんだろうなあ、と思うとちょっとだけ悲しい。バトル漫画は戦力インフレだけはどうしょもないのだろうか。課題だ。
あと昨日のアレの追記。
別に「いい仕事」しろとか言わないしそんな義務誰にもないんだからいーんだよやんなくても。
ただ限りなく共産主義に近いとはいえわが国は資本主義社会なので、「いい仕事」しないで競争に勝ち抜いていくことは結構難しいんじゃないだろうか。今、不況だし。
大事なことはだから、「いい仕事」出来ない状態で負けちゃった時、それは「わかってたことなんだから」グダグダ言うのナシですよ。ってことで。
そんだけ。
「……で。どうよ? 間に合うのかい? お宅は」
「無理。言い訳を沢山描いて誤魔化すつもり」
「お前はいっつもソレだな」――呉藍屋作家陣
プロ作家は!
商業誌を優先してください!
みたいな!
今日は研究会だったのでそんだけ。帰ってバタンキュー。
6月の土曜日に三回、イベントをやることに決まったのでこれはどうも、来月は土曜は全部取られるらしい。
で、前日準備もあるだろうから来月は金曜もほとんど全部ダメだと思うべきだろうなあ。
なんか、偉く忙しくなりそうな予感。
「今年は星野カラーが出てきた。まずい」――峰竜太
阪神が好調で。中日ファンの皆さんは微妙な気分かな。
今日は鷹村さんとIHARONと飲んできましたよ。ええ飲んできましたよ。文句があるかコラと逆ギレ。
なんか色々と、色恋沙汰の話とか結婚の話とかそういうことをダラダラと。やはり俺の中ではざち部長の結婚というのがかなり印象に残っているのを再確認。
完全に同世代だものなあ。河邑はまだしも奥さんが少し上だったが、嗚呼。
この先ボンボン身内から結婚する人が出るんだろうか。それはそれでおめでたいが、どんどん取り残されてる感じになるんだろうなあ。
結婚式といえば未だに鷹村さんの中ではざち部長の結婚式の時の運営について反省が残っていることが発覚。真面目すぎる! 適当で忘れちゃえばいいんですよ! ゲハハハハは!
そんな感じでお酒を勧めていたら飲み過ぎた。帰れず。鷹村家泊。(こう書くと旅行っぽい)
「大人だから我慢できないの」――母上
いや、普通は逆なんじゃ……。
そんなわけで母の日でした。母我が儘の日でした。
朝は鷹村さんちで目覚めて、仮面ライダー見て帰って、寝て、起きて、母の手足として働く。
そんな暮らし。
「野崎訳の必殺技「奴さん」対ハルキ節の殺し文句「やれやれ」!
いやあうまいもんです」――中条省平
俺としては中条さんの書評が上手いと思った。
しかし実は『ライ麦畑で捕まえて』は読んだことないのでした。ダメじゃん文系。
そして実はデスね。先週の木曜からヤンジャンで「華麗なる食卓」の連載が再開されてたのですよ。
なんか舞台変わってるしヒロインも変わってるしで、前シリーズと繋げるとき大丈夫なのかしらとか思っちゃうけれど、あのまま消えてしまわなくて良かった。
しかし、お休みがいるなら普通に休載とかでも良かったのではなかろうか。それまでの連載の中で描かれてきた世界で嫌いでなかっただけに、急に全部舞台が入れ替わるとやや戸惑いもあり。
まあ、相変わらずサービスが多くて結構なことでヤンしたが。
「そーゆーことはっ!作中に書いとくべきでしょっ?違うっ?」――四国の人
至極もっともな指摘だと思った。
しかし、ブンガクセンセイに限らず、「あんまり自分設定とかぐだぐだ書き連ねるのは非常に恥ずかしい」という気持ちは誰にでもあるもので、俺もそういう気持ちは強いので、難しいなあもう。
TRPGのシナリオとかでも、最低限度の基礎知識は知っておいてほしいが、それはそれとして「GMが自分設定を時間の許す限り話し倒す」って展開は、誰がどう見ても明確にアイタタタ。
最近のライトノベルもどきネット小説にもそういう構成のがあるとわりあいにアイタタタ。
面白い話がまずあって、望まれてその設定を発表するなら痛くないのだろうけれど、まず設定を「凄いんだぞー」って押し出してるのは微妙なのよね。それでお話も面白ければいいんだが。
設定ばかり凝っていて肝心のお話はちょっと……。或いは場合によっては本体であるはずの物語は「ない」ってケースもしばしば。
気をつけたい気をつけたい。
「……あ。多津丘さん。Cozyです。
僕は大丈夫です。元気ですから。
大丈夫です。ではー」――Cozyより留守電
逆に不安になるだろっ!
というわけで北の大地で頑張っているはずの後輩から不信電話が来たわけですが。いやまあネットで動きはわかるから元気だろうとは思うけれど、どうしたんだ彼は。
ところで水曜といえばサンデーマガジンなわけですが。というか「RAVE」デスよ。
「RAVE」ってアニメにもなったからみんな或る程度知ってるものと仮定して。そう。当然レット万歳なわけです俺は。レットというのは竜人族の武闘家ですね。ここでどっかわかりやすいファンサイトへリンクでも張らせて貰おうかと思ったが、あまりにもやおーいやおーいな香りの所ばかりなのでやめた。
まあ、そのレットが。しばらく戦線離脱していたのがついに復活。主人公パーティーに合流ですよ。俺、嬉しいこと限りなし。なのだが。
なんか、結構前の段階で、今から考えればヘルメットを「目深に被って顔を隠した二人組」なんていう怪しいキャラgあ出ていて、普通に「これ、新キャラなんだろうなあ。まだ顔見せないんだ。ふーん」とか思って流していたら。
それがレットとツレでした……。
いやあ。一度別れた仲間合流なんて少年漫画王道の展開だし、怪しいキャラが出た時点で一番に疑うべきだったのだろうけれど、どうしたんだろう。全く。真に全く可能性に思い至ってなかった。
一応、言い訳としては、中国拳法系武闘家みたいなキャラなので、フルフェイスのヘルメットを被ったキャラを見て連想するのはなかなか難しかった、というのはあるけれど。それにしても意表をつかれた。
最近、オタクも長くやってるせいか、漫画とかの展開に「アッ」と言わされることがほとんどなくなっちゃてって、悪く言えばなんでも先が読めてつまらなかったのだけれど、これは久々に新鮮な驚きだった。
「5日はアウトか」――番長
アウトでしょう。
そして今日のTopicsは、そう。連日漫画の話で申し訳ないがモーニング連載中の「バガボンド」。なんとここで、小次郎編で夢想権之助登場デスよ!
小次郎編て実はイマイチどんな感じで始まったのかとかわからないのと、記憶によれば小次郎ってバガボンドの中のどっかで死んでたような気がするんだけど全然違ったっけ? なんか工事現場で絵を描いてたら袋叩きにされてたような。
あの人が小次郎だとすると今見てる「小次郎編」の主人公がどんなに格好良くても先々工事現場で袋叩きにされるだけで本編には絡んでこないのか? だとすると寂しすぎやしないかそれは。とか。
思ってはじめは読んでたんだが、これだけ小次郎編が続くとそれはないよなあ……。
でも、じゃああの小次郎は誰? 俺の記憶の中の国だけのバガボンドの出来事?
などというゆわんゆわんした感覚を覚えながら読んでいたところに夢想権之助。もう、細かいことはいいです。杖術で大活躍して欲しい。無理。
夜、鷹村家で鷹村さん、IHARONとダラダラ飲み飲み。前に番長の弟さんに教えて貰った「ファミコン瀕死隊」をダウンロードしてきて遊び倒す。
余談だがこの瀕死隊が置いてあるサイト、ヲベロンとこからリンクも張ってあるしむかーしにお勧めもして貰った覚えはあるのだけれど、瀕死隊のことは教えて貰ってなかった。
そのことを問いただしたらブンガク野郎、こともあろうに「とっくに知ってるかと思いましたよ」だって!
優しくない。徹底的に優しくないよ。僕ら子犬のように弱々しいんだから、もっと過保護にしてくれないと死ぬぜ!
特にIHARONが。鷹村さんはわりと寒風吹きすさぶ中に放置しても死にませんが酒は飲みます。その後で。
激しく酒を飲んだので細かいことは気にしないで下さい。勢いでサイト更新もやりました! 久々に!
勿論リンクを整備しただけですよ! てゆーか個人サイトでこのデッドリンクの数はなんだったのかと愕然。
愕然と言えば何人かデッドリンクの上に移転先も判らないんですけど!
プリーズ連絡! プリーズ情報! プリーズ!
「だからお前が不義理なのが悪いんだろうと」
返す言葉もない。