サウンドレスノベルツクール
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作:田中 (GREAT SANTA HUNTER & MASTER of KIRAMEKI HIGH SCHOOL)
プレゼントの中身に、さすがのオレも絶句した…。
その箱の中にはなにか怪し い肉片らしきものが入っていた。
黒ずんだ5センチほどの肉片・・・ 「なっ!?」オレは、あまりの驚きにKの妹の顔を見た。そして更に驚いた!!
Kの妹は、無表情でただ、顔立ちの整った目を見開き「プレゼントだよ・・・」と言った。その表情は明らかに常軌を逸していた。なにか背筋が凍るようなこの悪寒・・・ そのまま、Kの妹は去 っていった。
私はとりあえず、その箱を持って、家に帰ることにした。
家に帰るなり、母親が「ちょっと来て」というので、母親の後をついて外に出てみた。
外の犬小屋で、母親が指さす方向を見たとき私は驚愕した!! 飼い犬のくろべぇが 口から血を吐いて 死んでいたのだ。口元を見ると・・・・・・・・・・・・・・・ 舌を抜かれている !!!
私のカバンに入っているKの妹からもらった箱。その中の肉片・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
オレの中でいろいろな考えがめぐる・・・
たまたまKの妹がそこらの肉片を悪ふざけでオレに渡しただけ・・・
たまたまどこかの変質者が我が家の飼い犬の舌を抜いただけ・・・
たまたま、そのふたつのことが同じ日におこっただけ・・・
オレの中の防衛本能が都合のいいように考えをめぐらす。母の顔は真っ青だ・・・
私は、嫌な可能性を封印し「たまたまKの妹がそこらの肉片を悪ふざけでオレに渡しただけ」という可能性に賭け兄であるKに文句を言おうとKの家に電話をかけることにした。
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落ち着け!!Kに文句をいうだけだ。 お前の妹にしてはいい趣味だな。だけど、サンダルならいいが、肉片はルール違反だ。
そう言うだけだ・・・
しかしKから帰ってきた言葉は私のわずかな希望を打ち砕いた
「なんだよぉオレには妹なんかいねぇよぉ」
あの手紙さえ読まなければ・・・ あの手紙がこれからおこる惨劇の幕開けだったのだ。
「妹」編
完