銀天盤 ○紅星 ○交世 ○電波


 旅行中に掲示板に書いたのが文字化けしてたのでリライトしてみました企画。

 「はっちゃけ七瀬優」はお世話になったエビナ巡礼団に捧ぐ。

「GO! GO! センチ3(スリー)!」


「センチ!」

「メンタル」

「グラフティー……」

「そう! 我々こそはセンチの平和を守ったり守らなかったり。食べたり食べなかったり。学校に行ったり行かなかったり。そんなセンチ戦隊センチ3! ちなみにセンチレッドこと七瀬優とは私のことさ!」

「センチグリーンの夏穂や。もう帰ってええか?」

「うん。いいよ」

「センチイエローこと永倉ですりゅん。じゃあ、えみりゅんもそろそろ……」

「ナニ言ってるんだよヨゴレ! おまえがいなくなったら誰がオトすんだっつーの!」

「そ、そんな。えみりゅん別にヨゴレじゃないりゅん」

「いけんいけん。何、言っちゃってるんだか。ウソはやめんさい」

「なんか、優ちゃん性格が……」

「ところでクイズー! 正解したら帰っていいきに」

「唐突な……」

「ジャ、ジャッ(口擬音)問題! 東京から五百台、北海道から五百台の車がお互いの出発点を目指 して発車しました。さて、この車達がすれ違うのはどこでしょうか?」

「えみりゅんとおちりゅんには簡単りゅん! 答えは仙台(千台)!」

「フッ……。惜しくも残念でしたね。正解は、御殿場でした!」

「メチャメチャ西やん!」

「じゃあ、団子坂」

「てめー、てきとーにサービスエリア並べてるだけじゃねーのか?」

「……『りゅん』は?」

「だ、だけじゃねーのかりゅん?」

「りゅんつけようぜ。もっと。もっと! りゅんメモリアル! ♪すっきっとっか、きらいとー」

「余所の看板! 看板!」

「ジャレコのビートマニアは面白いねえ」

「本当に帰らせてください……。夏穂ちゃんもう見えないし。〆葉の野郎、夏穂ちゃんにはギャグやらせないつもりだな……」

「ではまあ、不正解のペナルティーです。『イエローだけにカレーを食べてもらいまショー!』」

「安易な……」

「フッ。そんな貴女もご満足。レッツチャレンジCOCO壱十辛ライス増量1000グラム!」

「か、勘弁りゅんー!」


「……と、本来綺麗にオチのついた作品だったのにねえ。文字化けのせいで台無しだったよ」

「うちのセリフは大丈夫だったで」

「夏穂ちゃんはね。問題はお前だ。そこ! そこの黄色いの! 萩の月がそんなに旨いか! 仙台!」

「非道い! 優ちゃんのセリフだって文字化けしてたりゅん!」

「私はいいのさ。エビナ巡礼団一の人気者、凄い奴等がー♪ 凄い奴等が応援しているー♪ 七瀬優に死角無し! フッ。仙台きいろとは比べものにならないじゃないか」

「吉本のローカルな芸人みたいな呼び方はやめて欲しいりゅん。えみりゅんだって、自分で予想していたほど蛇蠍のようには嫌われてなかったりゅん」

「……割とホッとした?」

「実は」

「……二人はええなあ。人気関係で話ができて。うちのことは、話題にも登らんかった」

「も、森井さんはほら、でも潜在的に人気とかありそうだよね。こう、健康優良運動美少女ポニーテールまっしぐらって感じでさ。〆葉なんか大好きなんじゃないかな」

「そうそう! 田中美沙MK2って感じりゅん!」


『あっ!!!』


「うわーん! 言われたー!」

「馬鹿っ! 走って逃げちゃったじゃないか! ありがちなそれっぽ路線から一歩も抜け出せない壁を苦にして必死でキャラ付けのために関西弁にしたけれどそれでもまだパッとしていない不人気系キャラに、なんてこと言うんだよ、君は!」

「……え? えみりゅんそこまでは。っつーか、優ちゃん?」

「信じられない。見損なっていたよ。君なんかムーンライトながらじゃなくて大垣夜行だ! マナーの悪さで品川に追いやられるがいいさ! 蚊トンボ! 地球の重力に引かれて落ちろ! ペッ!」

「唾まで!」

「だいたいなんだよ、はっきり言わせて貰うけれど、君の言葉、変だっ!」


「……ん?」


「……おめー今、俺の『言葉』をなんつった?」

「え? だから、変だって……」

「『言葉』は関係ねーだろーが、『言葉』はよぉ! おおっ!?」

「ひ、ひいぃっ! 何だこいつ? きゅ、急に変わりやがった!」

「なんでオチが中林防太郎なんや、君ら」

この人のせいです』

「ちゃんちゃん♪ やな」

 〜To be continued!〜


 そのまんまってのもアレなんでちょっとアレンジしたらより収拾がつかなくなりました。まあ、旅先でちょっと思いついて書いた程度のものをあまり引っ張るなということでしょう。

 ……でも、スゲー久しぶりのセンチ系新作のような。これが?

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