あなたは「テーブルトークロールプレイングゲーム」をご存じですか?
・・・って、ここはご存じじゃない方を対象にして創ってるんですけどね。(^_^;
さてテーブルトークロールプレイングゲーム(以下、TRPG)ていうのは、簡単に言ってしまえば、「ドラクエやファイナルファンタジーを、スーファミやプレステがなくても遊んじまおう」ってシロモノです。
知ってる人からすりゃ、ちょっと違うんですが、まぁ、そんなモンです。
TRPGは、5〜6人の友人同士で遊びます。
コンピューターRPGではゲーム機がやってくれること、つまりプログラムされてるイベントの進行とか、主人公以外の脇役の操作とかも、人間がやらなきゃいけないからです。
「ここはラダトームの街です」
ってセリフも人が言わなければなりません。
けど、そのおかげで
「ここはラダトームの街です」
「だからラダトームの街ですよ」
「あんた、さっきも聞いたろう!」
と変化をつけることができます。
そしてその遊んでいる風景は、雑談を交わしているようにも見えます。
派手なヴィジュアルや音響、ストーリーを説明するテキストが、画面に表示される訳ではないからです。
「君たちの眼前に、巨大なドラゴンが現れた。その口の端からは、地獄の業火を思わせる赤い炎が揺らめき、今にも君たちを焼き尽くさんばかりだ」
けどビジュアルがない分、遊ぶ人の想像力を刺激してくれます。
コンピューターRPGが、1人で画面に表示される物語を創り上げていく作業であるとするならば、TRPGは友人同士で会話を交わしながら、みんなで物語を創り上げていくことだと言えるでしょう。
この友人達とのコミュニケーションにより、ひとつの物語を創り上げていく面白さが、TRPGの魅力なのです。
日本にTRPGが入ってきてから、10年以上がたった現在。
TRPGにもコンピューターRPGと同じように、多種多様なソフトが発売されています。
ドラクエみたいなのが遊びたければファンタジー、怖い話が好きならホラーもの、その他にもSF、学園もの、はては時代劇と、多種多様なソフトがそろっています。
最近では、コンピューターゲームやアニメを原作にしたTRPGもたくさんあるので、自分の好みに合った世界を楽しむことができます。
もしあなたが、映画や小説、コミック、そしてゲームを見て、「こんな風に暴れたい!」と思ったことのある方だったら、きっとTRPGを気に入ってくれる事でしょう。
現実とは違った、自分の好きな世界に飛び込んでいけるのが、この遊びです。
きっと刺激的な体験になるはずですよ。
あなたも、いっしょに物語を創ってみませんか?