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ア ピース オブ リーインカーネーション _  

見出しマーク 5 th ビデオ。クリップ3本+ライブ映像2本
見出しマーク 映像製作 ビデオ ディレクター : 栗田 裕介SEP, INC.
  ディレクター : 竹内 スグル
  winter fall ディレクター : 竹石 渉
      _   DIVE TO BLUE ディレクター : 竹石 渉
  1._ 虹(Clip) 見出しマーク 発売日 1998/04/22
  2. winter fall(Clip) 見出しマーク 価 格 ¥4,800 KSV5−5014(VHS) Ki/oon Sony Records
  3. DIVE TO BLUE(Clip)


3,DIVE TO BLUE(Clip)

 クリップとライブ映像の2種類仕立てのクリップ集。高層ビルを背景に、投身した男性がスローモーションで落ちていく映像が白昼夢を見ているように美しい。

 舞台はニューヨークのアパートメント。ここの狭い廊下で演奏するシーンで珍しいものが拝める。幅がないため縦一列、手前から hyde → tetsu → ken → 最奥に yukihiro、の順に並ぶ。曲が進むにつれ、ken → yukihiro → hyde → tetsu 、次は tetsu → yukihiro → ken → hyde、と順列組合せのようにパタパタ入れ替わっていく。
 彼らのクリップはいつもきっちり作り込まれている。ヘアメイクとスタイリストがカッチリ鎧を着せ、カメラワーク・イメージ=ストーリー・CG でさらにガッチリ周囲を固める。これにてラルクと楽曲のブランド=イメージのできあがり。ところが珍しくこの演奏シーンでは堅固な城壁の一角が崩れ、スキが生まれている。「監督の演技指導でなければ」だが、彼らの素の性質が露呈しているのだ。

 なんとも意外だったのが ken。tetsu は常に強引・誰にでも強引、という前科があるので想像はついていたが、ken も tetsu 同様、最前列にいようと最後尾になろうと「演奏しているフリ」に手を抜かないのである。意外や意外、ken は真面目な男であった。
 反対に手の抜き加減が一番激しいのが、hyde。「もしやいま別の曲、歌ってないですか?」そう尋ねたくなるほどの、最後尾に移った時の脱力ぶり。最前列でビシと決めていた同一人物とは思えぬ。そして前だろうが後ろだろうが徹頭徹尾、気が抜けているのが yukihiro であった。

 もうひとつ、一度見たいと思っていたものが映っていた。hyde は、曲にノリつつ踊りつつ歌う。ken と tetsu も、両手は塞がるもののギター・ベースを抱きながら体を振って折ってひねって跳ねる。ノリノリである。この3人は常に曲にノリながら演奏できる。しかし両手にスティック、両足にペダル、椅子に腰かけ全身で叩きながら、かつ踊る。これは yukihiro サマでも不可能である。それが、いま、目の前で踊っているではありませんか。

 この狭い廊下にドラムセットを設置することはできない。yukihiro はドラムセットのうちスネア=ドラム1つを立ったまま叩くことになった。

 ずっと前から、誰でもいいから「踊るドラマー」が見たかった。体のうちに狂いなきリズムが刻みこまれた人種は楽曲からどうリズムと旋律を拾って踊るのか。自分とリズムの取り方がどう違い、どれほど恰好いいのかを見てみたかった。
 初めて見た。叩きながら「曲にノる」yukihiro。ほぉ。足腰をこういう風に使ってリズムを取るのか。なるほどなるほど。あぁ、なんと格好いいのだろう! と、いいたいところだが。前述の通りのポンポコピーにつき、リズム取りが鋭いのか、恰好いいのかよくわからん。惜しい。実に惜しい。踊る yukihiro など、もう二度と拝めないのではないか。



5,虹(TOKYO DOME LIVE)

 しばらくの休止期間を置いて行われた東京ドームの復活ライブ。1つの楽曲が、クリップ・ライブ映像ともに1本のビデオに収録されるのもまた珍しい。本曲が彼らの中で特別な位置を占めていることがわかる。
 ああそうか。これか。2000年12月、初めて行った東京ドームライブで前列のお嬢さんたちが「ドームでまた虹が聴けるなんて感激〜涙出ちゃう〜!」と叫んでいたのはこれのことでしたか。当時、リアルタイムに彼らを見ていたファンにはたまらんだろうて。なにしろホラ、遅れてきたファンでさえ涙が滲んでいる。む? そういえばクリップでは滲んでこなかった。

 両者の違いは温度である。スタジオで乱れのないよう張りつめて録音する音と、幾万もの聴衆を目の前に演奏できる喜びと興奮の熱が宿った音との、温度差。温度が変われば音の質感も変わる。質感が変われば触感も変わる。CDよりもザックリ荒く鳴る音が鼓膜を振るわせ胸に迫る。あたかもその場にいたかのような錯覚を起こさせる。渡辺の涙腺はリアリティにめっぽう弱かった。
 画面にエンドロールが流れはじめた。おまけとしてNG集と間抜けヅラのオンパレードが映る。やれやれ。彼らはひたることも留まることも許さないとみえる。

−2001.06.23−

  4. Shout at the Devil
   
(東京ドームLIVE)
  5. 虹(東京ドームLIVE)
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  <参考サイト>  
Mammo.tv





















































 
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