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_ | get out from the shell | _ | 2,THE NEPENTHES なんと緊張感たぎるはじまり方だろう。威嚇する1曲目に次いでこの2曲目は挑発してくるのだ。『名は体を表す』とは良くいったもので、「ネペンテス」という語呂から受ける印象そのものの野獣趣味あふれる淫猥な旋律・アレンジ・歌詞・歌唱である。ギターまでが第2のベースと化して低音で唸っており、結果、リズム隊のみとなったような歌伴が凄みをきかせている。さらに女性コーラス。起用するのは初めてではないが、ここまでパワフルなのは初めて。コーラス=アレンジも ken によるものだろうか。艶めく hyde の高音(地声ver.)に女性コーラスが絡んでいく箇所のなまめかしさには目も眩む。ken が本質発揮‥‥いやいや本領を発揮し、hyde がそれにならい、曲の頭から爪先まで色気で満たした。
9,TIME SLIP バラード3連発のトップバッターは優しい気分になれる旋律とアレンジ。4人がそれぞれ、空が赤く染まり始める時間帯を散歩するように、穏やかに気持ちをほぐすように演奏している。最初に聴いたとき、途中「ハッシャバイ〜ハッシャバイ〜」と聴こえ、曲調が曲調だけに「うお! 子守歌?」とびっくりしたが、正しくは「passing by」だった。エイゴ ヤッパリ ムツカシイ。(しかも曲調がより子守歌然としているのは次曲の「a silent letter」の方であった)すべての空間を繊細なバランスで埋めていく暖かなギター音と切なさの寸止め調ソロ。表立ってはいないがギターが主役の1曲。
読み応えのある良書に当たったよう。連作のような(1)と(2)が『起』。既にシングルで発表されている曲で固めた(3)〜(6)が『承』。(6)の濃く憂い嘆く「finale」でいちどストンと落としておいて、はやる(7)(8)で一気に盛り上げる『転』。そして、穏やかに時が流れていく(9)・夜の静寂を漂うような(10)・空を強く飛び翔るような(11)と3種のバラードを並べて深い余韻を生んでいる『結』。 −2000.10.06− |
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THE NEPENTHES | |||||||||||||||||||||||||
NEO UNIVERSE | |||||||||||||||||||||||||
bravery | |||||||||||||||||||||||||
LOVE FLIES | |||||||||||||||||||||||||
finale | |||||||||||||||||||||||||
STAY AWAY | |||||||||||||||||||||||||
ROUTE 666 | |||||||||||||||||||||||||
TIME SLIP | |||||||||||||||||||||||||
a silent letter | |||||||||||||||||||||||||
ALL YEAR AROUND FALLING IN LOVE | |||||||||||||||||||||||||
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<参加ミュージシャン> | |||||||||||||||||||||||||
{キーボード・オルガン} | |||||||||||||||||||||||||
斉藤 仁・Chokkaku・中西 康晴 |
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{ストリングス} | |||||||||||||||||||||||||
{バッキング=ボーカル} | |||||||||||||||||||||||||
K・Chieko |
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<参考サイト> | |||||||||||||||||||||||||
Halftone Music | |||||||||||||||||||||||||
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