昭和48年ごろから始まった、中東からの原油輸入量減少によるオイルショックと呼ばれたいろいろな生活必需品の値上げは、バイクに乗る貧乏学生の生活に、大きな影響を与えた。
ガソリン1リッター200円!。
20年も前でである。参考に書くと当時、喫茶店のコーヒーが200円だった。
いまだったら350円ぐらいになるか。
一番最初に値上げしたのが、なぜかトイレットペーパーだった。
お父さんやお母さんに聞くといい。
トイレットペーパーを手に入れるのにどこまで行って、何時間並んだか。
この影響はその後数年にも及んだ。
まず、ガソリンスタンドは、休日に営業してはいけないこととなった。
ゴールデンウィークや夏休み,冬休みもである。
これには帰省する人たちは困った。
私は,22歳のとき福岡から愛知に帰ってきたのだが、1月のはじめに引越し荷物を積んだまま燃料の当てもなく出発した。
昼間は、当番制であいているスタンドもあったのだが、夜はまったくだめ。
しかし、そんなとき、電気もついていないスタンドの前に車が並んでいるのを発見した。
闇営業である。電気を消したまま、給油をしてくれていたのである。これには、感謝した。当然みつかったら罰金ものである。
こんな時代がわずか20年前にあったのである。
オイルショックは、またいつ起こるかわからない。
限りある資源、石油は大事に使おうね。
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