私の好きな曲に、次のような物があります。ただ、思い出せない部分があり、1番と二番の歌詞がごっちゃになってます。

XXXXXXXXXXXXXXXXX(頭が出てこない・・・ごめんなさい)泉のほとり(すばらしき自転車野郎:コーラス)
XXXXXXXXXXXXXXXXX(ここも思い出せず・・・年かなあ)見えて隠れてまた見える
お日様ぽかぽか、うららか、うららかでー
歌うソングはどどいつ、さのさあーあーあーあー、
ああ サイクリングどこまでもーおお
あー、サイクリングいつーまーでもお

もう、一曲、

何かがあると夢見るなんて昨日の僕には考えられない
鳥の声に目覚めて思い花を見つめる心になった
もう少し遠くに行こうかともう少し走ってみようかと
人間ていいものだともっと思うだろうもっと思うだろう

この2曲は、ともに「すばらしき自転車野郎」という日曜の朝の番組の、主題歌とエンディング曲です。
わたしが15歳ぐらいの時ですから、25年ぐらい前の番組です。
自転車に興味がない人にとっては釣り具屋でしかないシマノ工業が、本業である自転車部品でスポンサーになった、かなりマニアックな内容の自転車番組で、私を後戻りのきかない自転車少年に仕立て上げました。
レースをメインに、ツーリング、メンテナンス等を紹介する番組で、後にも先にもこれほどの番組はありません。
ご存じのように、いまやシマノは、世界一の自転車パーツメーカーになりました。ツール・ド・フランスでもシマノを使ってる選手しか勝てないとまで言われています。
でも当時は、国内でも、
変速機のサンツアー(前田工業)、クランク、チェーンホイール、ハンドルステムのスギノ(杉野製作所)やサカエロイヤル(栄工業所)、ハブの三信、チェーンのHKK、江沼、リムのアライ、ブレーキのコンペ(吉貝工業)、サドルの藤田、ハンドルの日東など、ライバルが目白押し。
しかも、外国製ではもっとも強力なイタリアのカンパニョロというメーカーがあり、カンパ以外では勝てない時代が確かにあったんです。さらに、ほかにもチェーンホイールのTA、ストロングライト、ブレーキのマファック、ワイマン、ハンドルのチネリ、GB、チェーンのレジナ等のメーカーもあり、特にイタリア製品には、信仰に近い信頼がありました。
後発メーカーであるシマノがどれだけの努力をしたのか、私にはわかりませんが、現在シマノが世界一であることはまちがいありません。
私が今持っているロードレーサーのパーツもすべてシマノです。
これを乗ってみて、自転車はもうこれ以上進化のしようがない、と当時言われていたことを思い出しました。
省略しようがないフレーム、当時最高級だった材料を使い、最高の表面処理を施し、削りようがないほど軽量化したパーツたち。
それから25年。変速レバーを内蔵したブレーキレバーなんて誰が想像したでしょう。
ペダルからトウクリップがなくなるなんて・・。
27段変速なんて・・・。
カーボンのモノコックフレームなんて・・。
チタンのねじ、シールドベアリング、アヘッドステム。
市販の27段変速のロードレーサーの総重量が8KGだなんて。
自転車はその時代の航空機に次いで最先端の技術で作られるといいます。
進歩に行き止まりはないのでしょうか。
でも私が次に買うとしたら、25年前の材質のフレームをオーダーメイドし、当時のカンパニョロのパーツを探して組みつけた、最新技術のにおいがしない自転車です。イメージはできてます。あとは資金さえめどがつけば。たぶん50万円以上かかりますけど、夢見るのは自由だもんね。
以下夢。
フレーム 東叡社 22インチ レイノルズ531 ナベックスコンチネンタルカットラグワイヤー内蔵 カンパニョロ鍛造エンド カンパニョロバーエンドレバー台座直づけ クロウシートステイ ボカマクラウン ラグ、エンドメッキ 薄緑色
カンパニョロ ヌオーボレコードフルセット
マービック 1.1/8リム ステンレス13,14バテッドスポーク
チネリ 100MMステム 
チネリハンドルパイプ
チネリサドル ピラー
ああ、いつ実現するんだろう、この中学校からの夢は・・・・。

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