電気製品のお話
 

その2洗濯機

 電化製品の中でも一番最初に家庭に入ってきたのは、おそらく洗濯機だったのではないでしょうか。
 うちでは物心ついたときからありました。まさかそれから中学卒業するまで活躍するなんて想像もしませんでしたけど。 そうです。約15年も現役だったんです。脱水機もついてないのに。
 形は一漕式洗濯機。といっても今の全自動みたいな物じゃありません。二漕式から脱水槽を取り除いただけの代物でした。
 だったら、どうやって脱水したのかというと・・・横についた2個の手回しローラーの間を洗濯物を通して絞ったのです。ちょうどパスタを作る手回しローラーみたいな物を想像してください。なんせ壊れそうなところがなにもない。
 うちの洗濯機は外の外板がさびてくずれてしまって役目を終えたのですが、モーターはまだ生きてました。それ以来モーター付きの電化製品は日立ばっかり選んでます。
 ちなみに洗濯機がくるまでは、洗濯板とたらいと固形の洗濯石鹸を使って手洗いしていたとうちの母が言っておりました。


粉石鹸が現れたのは洗濯機が普及してからで、しかも一回の洗濯でコップ三杯ほどの洗剤を使ってました。当然石鹸の箱も超特大。今の洗剤はすごいね。あの箱で60回分だもんなあ。
そういや、シャンプーなんてもんもなく、固形石鹸で頭洗ってたなあ。リンスなんて見たことなかったし。はみがきなんか缶入りの粉だったね。(粉がいやで歯を磨かなかったので、いまでは歯がぼろぼろです。)チューブ入りのいちごの歯磨きとかでてきてやっと歯を磨くようになったのを覚えてます。



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