世界遺産イスタンブール歴史地区観光〔2014年11月24日(月)雨〕
1)ボスポラス海峡〔ヨーロッパとアジアを分ける南(マルマラ海)-北(黒海)約30kmの海峡、幅は最も狭いところで約700m〕ショートクルーズ。
ヨーロッパ側の旧市街から乗船、船は我々ツアー客の貸切で地元ガイドさんがマイクで案内してくれた。生憎の小雨で寒かったが一時間半のクルーズを楽しみました。まず、オスマントルコのスルタン宮殿『ドルマバブチェ』を見てびっくり!。ヨーロッパ側の景色は華やかでした。次に日本企業〔IHI〕が架けた第二ボスボラス大橋〔メフメット大橋〕ヨーロッパ側の要塞『ルメリ・ヒサル』、1452年にオスマン帝国の皇帝が強敵コンスタンティノーブル攻略の拠点として4ヶ月で造り上げた要塞だそうです。アジア側の『ベイベルベイ宮殿』は1865年建てられたバロック様式、オスマン朝様式合わせた様式で主にオスマン帝国の迎賓館、皇帝の夏の離宮として使われ豪華絢爛として風格がありました。日本の神社とお寺のように、モスクと教会〔ドームの上の十字架に注目〕が隣り合わせに建てられていました。最後に悲しい伝説。皇帝の娘が占い師から18歳で蛇に噛まれ死ぬと予言され、それを防ぐ為『乙女の塔』に閉じ込めて育てたが、18歳誕生日のお祝いに、果物を一杯にした籠を王が持って行き渡したらその籠の中に蛇がいて予言通り亡くなったと言う伝説の『乙女の塔』今はレストランとして利用されているようです。
2)リステム・パシャ・ジャーミー入場→エジプシャンバザールから北西200mの所。
16世紀に作られたようですが、素晴らしいモスクでした。特に青色のタイルが美しかった。赤色タイルは1500年代後半に使われたという珍しい『イズニックタイル』だそうで現在の技術をもっても、この色は出せないという絶品だと、ガイドブックに書いてあった。入口横には『コーランの英語版ポケットブック=ご自由にお持ち帰り下さい』が置いてあった。
![]() 入口横の回廊〔外側〕 |
![]() 入口横 |
![]() モスク内 |
![]() モスク内の天井と正面 |
![]() 表:女性の祈る場所 裏:壁のタイル |
3)スルタンアメフット・ジャーミー〔ブルーモスク〕、アヤソフィア(博物館)、トプカプ宮殿観光。
昼食後、旧市街地内の世界遺産、ブルーモスクを〔17世紀初めにアメフット一世が建てたトルコを代表するイスラム教の寺院〕訪ねた。6本の尖塔と高さ43m、直径23.5mの大ドームは広々として落着きました。今も一日5回の礼拝に使われている。今回はアヤソヒッィア博物館の中には入らなかったがトプカプ宮殿内をゆっくり見ることが出来て良かった。入口で日本語のガイド『イスタンブール』『トプカプ宮殿とハレム』と絵葉の4セットを売っていて1000円で購入した。各建物は殆どが撮影禁止であり、この資料を買っておいて良かった。トプカプ宮殿はオスマン朝支配者の居城〔70万㎡〕として15世紀半~20世紀初めにかけて建設され8000人が住んでいたとか…。