寒山寺

唐の時代の僧『寒山』が住んでいた寒山寺、天監年間502年〜519年に建立され、詩人『張継』の七言絶句『楓橋夜泊』で
読まれた寺である。漢詩が好きだった親父も訪れていて、硯を貰ったのを想い出し、私も
子供達に境内でお土産(少林寺の
人形と硯)を買った。この寺の鐘は除夜の鐘としても有名になっているが1回突くと10歳若返ると聞き5元出して3回突いた。
境内にはお経が流れていて比較的のんびり散策出来た。一緒に見学していた中国人のJTBツアーコンダクターのL.Jさんに
『楓橋夜泊』を中国語で詠んで頂いたので聞いて下さい。



張継の七言絶句

楓橋夜泊            
 ふうきょうやはく  

月落ち烏啼いて霜天に滿つ
 つきおち からすないて しもてんにみつ

江楓漁火愁眠に對す
 こうふうぎょか しゅうみんにたいす

姑蘇城外寒山寺
 こそじょうがい かんざんじ

夜半の鐘聲客船に到る
 やはんのしょうせい かくせんにいたる

月は冴えて水の面に映り、
烏がないて、霜の気配が天に満ちている。
川岸のかえでの間には、いさり火が点々として、
旅愁のためにうつらうつらとして眠れない
私の目にうつる。そんな折、姑蘇城外の
寒山寺から打ち出す夜半を告げる鐘の
音が、私の乗っている旅の船

補足

  楓 橋  蘇州(今の江蘇省蘇州市)の西郊にある橋 当時は南北往来の要路であった
   眠  旅愁のために熟睡できないでうつらうつらしていること

  姑蘇城  春秋時代の呉の都 今の蘇州市

  寒山寺  蘇州の西郊 楓橋の近くにある寺

この江村橋は『楓橋』では無いとのこと。
カイドさんの説明が間違っていたのでもう
一度行って楓橋を確認したい・・・。
寒山寺:蘇州駅より車で20分。無休。
25元。
三蔵法師、弘法大師、鑑真和尚の像が
有ったが写真がボケていて・・・残念。



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