1996年度のイベント報告

校舎のない学校用務員室


その1

「阪神・淡路大震災復興支援・アートポスター展」

平成8年10月24日〜30日

特別企画・横尾忠則講演会 

1024日

 

〈ポスター展〉

全国で5分の1に相当する義援金を送る

横尾忠則氏の呼びかけがきっかけで

“離れた地で今我々ができる支援”という事で行った

このポスター展。

広告掲載、会場設営、ポスター配布、購入等の様々なカタチで

参加した人の数は実に400名以上にも及びました。

売り上げから出た義援金は、

第1会場ドームスペース象、第2会場CIAビル2ヶ所あわせて

¥685.000という多額な結果に。

送金の際、ポスター展事務所が「そんなにギョウサン!」と

3回も讃辞を繰り返した

とのエピソードを残して終了しました。

 

〈講演会〉

横尾忠則おおいに語る

現代アートのジャンルで

「神様」「天才」との名をほしいままにする

横尾忠則氏。

それだけに前評判が高く、

開場には30年来のファンも駆けつけました。

 

青少年時代からの絵との関わり、

そして今の横尾忠則の世界を、

内側から覗き込んでいるような1時間半でした。

固有の芸術についても核心に迫る話が次々飛びだし

場内はすっかり魅了されました。

 

講演終了後、

横尾氏はポケットからおもむろにカメラを取り出し

虚をつかれ息を呑む聴衆を端々まで撮り写すというハプニングがあり

一時場内はさながらパフォーマンススタジオと化しました。

その後も場内は熱気冷めやらず、

場外で横尾氏を見送ったり、

駅の改札口での待ち時間に

質問を浴びせるなどの空気が

しばらく

張りつめていました。

 

〈お話の中から〉

作品は

「無意識の内に突き上げてくる力」に従って

作成している。

現代芸術はコンセプトづくりや

理論付けというワク組みで小さな思想の中に

閉じ込められてしまったのではないか。

感じるということは

宇宙回路につながっているということ

直感やヒラメキという魂の想念を受けいれ、

その霊性の中から

芸術性・創造性が立ち上がる

「不透明な世の中、だからこそたった今」

という瞬間に

自分をかけて行く事が大切

* 横尾忠則講演会ビ゙デオ貸し出しいたします。(無料)
* 横尾忠則制作のポスターを購入希望の方はご連絡ください。


その2

   滋賀県立滋賀大学長日高敏隆 講演会

平成8年11月30日

 −動物の不思議・人間の不思議−

 「動物行動学からみた人間社会」

「可能性は自ら始まる」 「答えは一つじゃない、自分の視点を見つけよう」 

 事前にとり寄せた滋賀県立大のガイド紙の中のこの文章が
すでに多くの反響をよんでいました。

 当日、日高先生はトレードマークのループタイで現れ、
会場には元昆虫少年や小・中学生を含む様々な職業の人が参加。

 質問の時間では娘さんを自殺で亡くされた母親から
「動物に自殺という行為があるのか?」というシリアスな質問も投げかけられました。

 昆虫の生態や行動から逆に「人間を行動へと突き動かしている源」
「今の社会の様想」などが透けてみえる話に場内は固唾を呑んで聞き入りました。

 終了後、先生の著書販売やサイン会も行われました。

  「目からうろこが落ちた」「生きていくのが楽になった」等の感想が多く、
また「対象を絞り込んだ専門的な話が聴きたかった」との声も聞かれました

***

  福島県自然史博物館の設立を願って
    
「小さな自然の博物館」発足 

代表:貝津 好孝

 準備段階で梁川町にある「県蚕糸試験場」の跡地利用が話題になり
これを機にそこに県の自然史博物館の設置を願って
運動を展開しようという事になりました。

 日高先生にも宿泊先の懇親会で
アドヴァイスをうけるなど話は進み、
運動のとりまとめ機関として
「小さな自然の博物館」が発足し、
具体的に動き始めることになりました。

その一つとして調査を兼ねたフィールド教室があり、
毎月1回梁川町近在で、「博物館」が開かれています。


その3

ゴスペル X’mas

Dec.17 1996

   本場ハーレムのグレイトマザーと
伝説のオルガンプレーヤーの
ほんとのクリスマス

エブリンホーン&KANKAWA

いやー、参った。ハプニング続出
転じてLIVEは最高

リハーサル段階でPA器材トラブル
再設置まで1時間の入場ストップ

アメリカを前夜発つはずのエヴリン・ホーンが
ハイウェイ事故で1日遅れのアメリカ離陸
午後6時30分開演のところに
会場到着がなんと当日の午後9時30分。etc

 PA修復を待てずに生音で演奏を開始した
KANKAWAトリオ

鬱憤晴らしのようなハードロック?オルガンのKANKAWA
それをきっちり押さえるサポート役のギターとドラム

インストだけで聴衆を釘付けにする。

さすが本物のJAZZミュージシャン

がんがん乗りまくっているところで、

ボリュームを上げすぎたハモンドのアンプが吹っ飛ぶ。

急遽ハミングしながら会場の常設ピアノへ移動したKANNKAWAは

何事も無かったように演奏を再開。まさに神業だった。

 エヴリン・ホーン到着。その彼女を紹介中、KANKAWAの入れ歯が抜けるありゃ?

 

 それからは浄らかな眼差しの

エヴリン・ホーンが唄う本場ハーレムのゴスペル。

みんなが待っていたこの瞬間。

感動が聴衆を包む

待っていて良かった。

  「生涯わすれ得ないコンサートになるでしょう。」

もうとっくに午後10時は過ぎている。

会場を去るお客様の言葉に、

ほっと胸をなでおろすスタッフ

数々のハプニングの連続に一度は震え上がったが、

最後まで諦めなかったスタッフの情熱は

ゴスペルの響きとともに神に届き

観衆のテンションとなって降り注ぎました。

その後「ゴスペルにこだわりたいネット」が、
名乗りを上げました。
大山滋さん(現、用務員6号)がそのひと。
再度のゴスペルコンサート公演や
「アメリカでゴスペルを歌ってみよう聞いてみようツアー」を
企画したいと話しています。

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ゴスペルにこだわりたいネット(企画進行中)

この度ご来場いただいた聴衆の方々の多くは、

ゴスペルに何か心の安らぎを求めていたということ。

ストレスは日常であるとはいえ、心の癒しを求めているのだ。

私のような曹洞宗の人間でも、

ゴスペルを口ずさむと心ががあらわれていくような気持ちになる。

自分も覚えて歌ってみたい。

ここが原点。

集まって練習して覚えてみよう。

覚えるのは「アメージンググレース」か?

うまく歌えるようになったら、

アメリカの教会で歌ってこよう。

行ったらついでに聞いてこよう、

本場のゴスペル。

 

ゴスペル科 大山 滋

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