Xsara 99 モデルを見てきました


Xantia とは話が離れますが、 Xsara の99モデルに乗って来ましたので、ちょっとだけ書いてみました。


マツダのシトロエン販売からの撤退を受けて、 一本化されたディーラー系統ですが、 これによるメリットとしては、 車種の選択がかなり自由になったという事があるようです。そんな理由で、 今回 Xsara に3ドアクーペの VTS が追加されました。 また、 99モデルとしては、 Break モデルの追加と、 Exclusive のエンジンが Xantia と同じDOHCとなりました。

まずは外見です。
既にシトロエン社のHPなどでは紹介されていましたので、改めて書く事はありませんが、ノアールのこの車体は結構引き締まって見えました。尚、VTSに関しては、この他の色としては、ブルー・グランパヴォア、ジョーヌ・ネッサン(後述)、ブラン・バンキーズがありますが、 このうちジョーヌ・ネッサンとノアールがVTS専用となっています。
VTSの内装です。
本皮シート(リアは合皮)が標準ですが、座り心地はスポーツモデルだけあって、やや固いものでした。それよりも、やはりマニュアルであるのが一番嬉しいですね。
これが Xsara VTS のエンジンです。
久しぶりにシトロエンのスポーツエンジンが戻って来ました。この165/6500 ps/rpm、 19.7/5500 kgm/rpm のエンジンが、 1220kg の車体に搭載されて輸入されます。
と言う事で、 早速試乗して来ました。
これがHPなどでお馴染みだった、 ジョーヌ・ネッサンの車体です。 実車を見ると、 思ったよりも上品な色で、それほどケバケバしい感じはしませんでした。
試乗は、 今回も街中をちょっと走っただけなので、 スポーツモデルの美味しいところは味わえませんでしたが、 マニュアルの有難さか、 本当にキビキビ走ります。 ミッションもプジョーのようにカッチリしていて、 昔のシトロエンの様なふにゃふにゃしたところも無く、 実に快適でした。
Break の後ろ姿です。
なかなか奇麗に纏まっています。 それで、 この Break の導入に合せて、 ラインナップとしては次のように変わりました。

セダン Exclusive 2L・DOHC 130/5500ps/rpm
SX 1.8L・OHC 100/6000ps/rpm
Break Exclusive 2L・DOHC 130/5500ps/rpm
SX 1.8L・OHC 100/6000ps/rpm

Break を横から見たところです。
セダンモデスと同様に、Xantia とよく似たまとめ方がされています。 個人的には、都心ではこのサイズが一番乗り易いの思っていますが、如何なものでしょうか?

VTS の感想ですが、 やはりマニュアルでキビキビ走るのは良いものですね。3ドアのボディは、セダンで難有りだった後方視界も確保されますし、 なにより大きさを感じさせない取り回しの良さには感心しました。また、低速でも結構トルクのあるエンジンは、かなりズボラに運転しても十分答えてくれます。皮シートはやや固めで、好みの別れるところだと思いますが、車の性格上、 仕方ない事だと思いました。あと、パワステが重めなのも、スポーツモデルならでは、と感じました。

これくらい楽しめるエンジン/ミッションがあるなら、あとはハイドロを・・・(笑)。


おまけです。
前に報告したように、既に99年に生産終了が決定している Xm ですが、今回はその事自体を広告として表記していました。 そのあとは、 暫くフラッグシップ不在の時期がやって来ますが、 次世代もまたアヴァンギャルドなデザインで登場する事を期待しています。

ただ、こういった車がフランス国内では売れ難くなっているのが気になりますが・・・。