PARISのスナップ(8) 〜ディーラーと街中のシトロエン


最後の夜、同室の友人と色々話をしていて、ふと気が付きました。「シトロエンのディーラーに行っていない!」それで、最終日の午後、僅かに残された時間を使って、ディーラー巡りをしようという事になりました。本社訪問のあと、キオスクで買った自動車雑誌にあった広告を頼りに、手近なところでNATIONVINCENNESのディーラーの住所を控えて、出かけました。

まず行ったのが、この
NATIONのディーラーです。ここに着いたのは、丁度昼時だったのですが、見事に誰も出て来ません! 本当に彼の国では、休み時間がキッチリしていらっしゃる(笑)。
そんな訳で、一旦駅まで戻って昼食を取った後、1時過ぎに再び行ってみました。ここは裏手に工場があるようで、それなりに大きい様子でしたが、営業さんが夫々個室を持っていて、なかなか入りにくい感じでした。

  
CITROEN NATION
  42,cours de Vincennes 75012 PARIS
  Tel、43 46 11 62
続いて訪れたのが、VINCENNESのディーラーです。
ここは
NATIONと比べても、更に大きいディーラーで、展示車両も7〜8台はありました。

尚、この頃
Citroneのディーラーは外観のイメージを統一しつつありましたが、これが数年後に日本でも行われるとは、思っても見ませんでした。

CITROEN VINCENNES
  120、Av. de Paris 94300 VINCENNES
  Tel、49 57 96 96

タクシーを降りて、ディーラーに向かう、同行のKさん。彼のおかげで色々助けられました。 それにしても、かなり大きなディーラーである事が、この写真からも伺えるでしょうか。
内部の様子は、開放的で明るく、余裕を持って展示されていて、営業さんはガラス張りの事務所に纏まっています。また、裏手には工場がありますが、ガラス越しに見る事が出来ました。 それで、ウロウロしていると、広いスペースの真中に大きな棚があってカタログが置いてあるのを見つけました。そのうち、事務所から一人の営業さんが出てきたので、早速「カタログを下さい」と言うと、「どうぞどうぞ」と答えたので、私達は、それこそ上から下まで、片っ端からカバンに詰め始めました。2人で順に詰めながら、途中で「私達は日本でシトロエンに乗っている。昨日はAulnay工場を見学した」などと話すと、彼は笑っていましたが、内心ではきっと、「何て物好きなんだ?」と思っていた事でしょうね。
ディーラーを探しながら歩いた街中で、色々な車を見ました。

(左)ZXの丸4灯です。シルバーの外装のためか、あまり目立ちませんでした。

(右)アカディアーヌです。裏道には、まだまだこんなのが居たりして、嬉しくなって来ますね。
(右)NATIONのディーラー付近で路上駐車していたLNです。
多分、私も実車を見たのは、この時が初めてだった様に思います。


渋いDS2台です。

(左)場所も忘れてしまいました。とにかく、パリの街中で最初に見たDSです。数年前の補助政策によって、市内は殆ど古い車が見られなくなってしまいました。

(右)VINSENNNEで見たDSです。
ここまで汚いと、存在感があって輝いていますね。

・・・しかし、やっぱり地べたにぺったりとしゃがみ込んでいるシトロエンは、やっぱりカッコ良いですなぁ(笑)。
救急車2台です。

信号待ちをしていたら、XMの救急車が来たので、「おっ、こりゃ珍しい」などと思ってカメラを向けましたが、ドライバー氏、怪訝そうに見ております。
それで、信号が変わってゆっくり進むXMをファインダー越しに見ていると今度はあちらからCXの救急車がやってきました。

それで、チャンスとばかりにすれ違いを撮ったのが(右)です。
この写真は、この旅行中に撮った中では一番気に入っていますね。