リーフ:あのさ…フィン…。ちょっと聞きたいことがあるんだけど…。 フィン:何でしょう?リーフ様。 リーフ:…僕とナンナって恋人じゃないの? フィン:…は? リーフ:だってさ〜、マンスターでプロポーズしてナンナもOKしてくれたんだよ。それって婚約したってことだよね? フィン:………。 リーフ:そりゃあ、フィンに報告するのが後になったけど…やっぱり先にナンナの気持ち確認しなきゃいけないと思ったからだし…。フィンに許可貰った後じゃあ、ナンナは嫌でも僕と結婚するだろうからね。…あっ!結納とかちゃんとしないといけないのかなあ?レンスターはまだまだ貧乏だから無理かなって思ってたんだ。でも、ちゃんと恋人になっとかないと…。 フィン:…リーフ様、一体どうなされたのですか? リーフ:セリス様に合流してさ、いろいろ変わったことがあったけど、ステータス見たら…僕の恋人のところに名前がないんだよ。ナンナも同じさ。それで二人で占い屋に行ってみたら僕とナンナは両方とも「愛してしまったようじゃ」って言われたんだ。…それって恋人ってことじゃないの?だってちゃんと告白もしてあるんだよ!? フィン:(ただ呆然と宙を見つめる) リーフ:(フィンの襟を掴み激しく振る)ねえっ、フィン、これってどういうこと?どうしたら恋人になれるの? フィン:…そ…それは…。…お気持ちが固まっているのであればよろしいのでは? リーフ:それじゃあダメなんだよ! フィン:どうしてですか? リーフ:恋人にならないとナンナはアグストリアに行っちゃうかもしれないんだ!!セリス様は恋人についていく場合を除いては親の故郷に戻ってもらいたいと思ってらっしゃるんだって。ナンナはフィンの娘だからレンスターに残ってもよさようなものなのに…。とっ…とにかく、ナンナがアグストリアに行くなんてことにならないためにも、ちゃんと恋人になっとかないと…。 フィン:(ひたすら途方に暮れる) リーフ:だから、どうしたら恋人になれるかフィンに教えてもらおうと思って…。フィンだけが頼りなんだ…。 フィン:………。 リーフ:(拗ねたような目で)それとも…フィンは僕とナンナのこと反対? フィン:うっ…そ、そのようなことは…。(言った後で後悔する) リーフ:よかった!じゃあ、教えてくれるよね♪ フィン:(観念しつつも口には出せず、見る見るうちに顔が真っ赤に) リーフ:ねえ、フィン、どうしたの?顔真っ赤だよ。 フィン:こ…恋人になるには…む…。 リーフ:む? フィン:結ばれることが必要条件なんです!(一気に言った後、視線を逸らす) リーフ:(瞬時に赤面)結ばれるって…え…ええ〜っ!!だって、そういうのって結婚してからじゃないの? フィン:(咳き込みながら)まあ…それは人それぞれですから…。 リーフ:(興味津々に)で…フィンはどうだったの? フィン:あの…そういうことは…。 リーフ:ふ〜ん、話せないようなことしたんだ。それともデルムッドもナンナもいるのに何もしてないとか言う訳? フィン:ごっ誤解なさらないで下さい!(小声で)…一応式は挙げてから…ごにょごにょ。 リーフ:へえ、そうなんだ…。じゃあ、僕達はどうしたらいいと思う? フィン:私に聞かれても困ります。 リーフ:だけどフィンはナンナの父上だし、僕の父親代わりだし…。他に誰か…やっぱりレヴィン様かなあ。 フィン:(慌てて)そっ…それはいけません! リーフ:え?何で? フィン:そ…それは…。 レヴィン:何か呼んだか? フィン:げっ…。 レヴィン:ふ〜ん…俺が来ちゃまずかったか? フィン:いえ…そんなことはございません(汗)。 レヴィン:で、どうしたんだ? リーフ:レヴィン様…。 フィン:リ…リーフ様!そ…その件は後ほどゆっくりと…。あっ、あそこにナンナが! リーフ:ナンナ!?え?どこ?(フィンの指差した方に駆け出す) フィン:(ほっとした様子。でもすぐにレヴィンの存在を思い出し軽く咳払い)レヴィン様、私も失礼いたします。(そそくさと退場) レヴィン:(しばし大笑いした後)…俺も人のこと笑ってる場合じゃないんだよな。あいつのことだから…。(我が身を振り返り溜め息) |
後書き 本当に下らない話で申し訳ありませんm(_ _)mおまけに読みにくいし(もう少し考えます…)。 本当は地の文も書こうと思ってたんですがあまりのくだらなさに…。 それにしてもリーフは天然にもほどがあります。でも、リーフならやりかねないと思ってたりもしますが(^^;) フィンは珍しく慌ててます(笑)。たまにはこういうフィンもいいかな…と。 |