ドカベン プロ野球編のラストはこうなる!?


 先に書いておきますが、これは全くの僕の妄想です。
 ドカベンプロ野球編はそもそも、現役プロ選手らが水島新司に「読みたいなあ」といったことがきっかけでスタートした作品です。これまで、水島新司はチャンピオン本誌では、少年マンガというところにこだわり、高校野球の世界しか書いておらず、ドカベンの「その後」が書かれなかったのもその点が理由だと思われます。詳しい説明は省くとして、つまり僕はドカベンに登場するキャラクターたちがその「少年性」を失うときこそ、プロ野球編がドラマとして完結すべき時だと思います。
 では、いかにして彼らは少年性を失うのか。それはもう結婚か親しい人間の死しかあるまい、というのが考えです。ただ、水島新司の作風から人の死をクライマックスにもっていくとは考えにくいので、やはり結婚でしょう。で、いちばんありそうなのは(できることならダイエーが優勝し)岩鬼が結婚し、そこに山田、里中らが駆けつけるというもの。山田の恋人も登場し、その後を感じさせるラストになれば、締めくくりがつくのではないでしょうか。
 ともかく、プロ野球という終わりのない、しかし1年づつ歳をとっていくことは確実な作品世界なので、難しいとは思いますが、ちゃんとしたラストが見たいものです。(97/1/5)


雑談的独白 RN/HP