マーチです。
初代マーチに、ターボチャージャーと機械式過給器を取りつけた、
ちょっと変わった車でした。
ベースはラリー用の車両だったようですが、
町乗りように、改良されたのがコイツでした。
スキー場に行くために買ったのに、最低地上高が低いのはネックでしたね。
当然、寒冷地仕様で、強化クラッチ、CDチェンジャー、カーナビ装備で、
ヘッドライトにリレーを組んで150/100Wのバルブを入れ、
シビエのミニオスカー、PIAAのピンスポット、リアフォグを追加した、
無敵、スキー場バージョンでした。
一人、二人で、スキーに行くには最高だったんですけどね。
軽く、180km/hを超える最高速度、軽い車体、燃費の良さ
タイヤにしろ、オイルにしろ、維持費が安い車でした。
手放したのは、失敗だったかなぁ。
スキーシーズンに志賀高原や日光へ上がる際にも、パジェロやランドクルーザーなんかより遥かに良く走ってくれました。
中央高速の登りも、軽い車重を生かして並み居るハイパワーカーを蹴散らして走り、
志賀高原の丸池のバスターミナルから、熊の湯方面へ向かう長い上り坂で、降りたての雪に足をとられて立ち往生するランドクルーザーを尻目に、らくらく登っていけたのもまいどのことでした。
オウム事件のさなかの、警察の取り締まりの少ない東北自動車道で、宇都宮〜浦和、間をフルストットルのメーター振り切りの状態で走りきったのも今はもう懐かしい思い出です。
高井戸〜吹田、間を4時間ちょいで走りきったこともも有りました。
最高速度は、185km/h程度だったと思います。
リミッターの付いたクラウンやマークIIが、身震いしながら引き離されていくときの、オーナーの当惑した表情が今でも記憶に残っています。
「マーチだろう。」と、つぶやきながミラーに消えていったマークIIオーナーも...
ちなみに、このところ頭文字Dで人気再燃のハチロクは、このマーチ・スーパーターボに追い落とされるまで、ダートらで無敵だったようです。
と言っても、この車が頭文字Dに登場することは無いでしょう。