ハコスカ再生への道   PART1    HOME  TOPへ

ハコスカ GC10

 昭和47年式GC10スカイライン2000GT4ドアセダンの腐蝕修理記す
 平成21年から作業初めて現在(R4.1時点)半分で止まっておりますが
 弊社の現在の錆修理の原形でありますので
 今までの記録を載せました。
                           

 修理前の全体像はありませんがかなりの腐蝕度合いです!
 前オーナーが10数年以上前に板金工場で約100万円程度かけて
 奇麗にしたということでしたが外観だけ見栄えを良くした修理だったようで
 あまりの腐蝕で車検が取れない状態になってしまい当社へ嫁いできた車です。

 暇を見ながら修理していたのでもう10年超えとになりました。専用の作業ベイで
 今こそ作業を進めるべく今までの様子を紹介したいと思います。



GC10 錆修理  ステップ前側の状態
 50年近く経っている車
 こんなものでしょう!
 特に野ざらししてたわけではないです。
 大体ここまでなってしまう前に
 車検の時なんか分かるのですが
 パテやアルミテープでごまかしてるのかも
 しれません。






ハコスカエンジンルーム右側
運転席はアクセルペダルが根元から分離!床に大きな穴が?       エンジンルーム右側サイドフレーム 外が見えます!

ハコスカ左ステップ前側
右側ステップ前側です。まるでエイリアン? 前オーナーが10年以上前に100万円程度かけて直したという代物(ここまでインチキか!)

ハコスカ右ステップ
見てくれだけのステップを外すと本来のステップが出てきました!ステップがない? 錆!錆!錆!(シルインナー)も無残!

ハコスカ助手席フロア錆修理 ハコスカ運転席フロア切取り
アンダーコートをはがすと助手席側も床は錆だらけです。車体番号がある部分です! 運転席フロアの腐蝕部分を切取り当て板をします

GC10 錆修理 ハコスカGC10 錆修理

 タガネとハンマーを使い1.0mmスズメッキ鋼板リブを入れていきました。
 下側に厚手のゴムマットを敷きすこしづつたたいて板がそってくるのを修正しながら
 何とか見られる状態までしました。思っているより時間がかかりました。
 現在はメタルブレーキやビードローラーでリブ作りをするようになったのでこれが最初で最後かも?  

GC10 錆修理フロア修理  切り取ったフロア部分に
 作製したパネルを溶接しました。
 黒くなっている部分は溶接個所で
 錆変換剤を塗布したので
 黒っぽくなってます。


       

 フロアを貼る前に
 サイドフレームの腐蝕部分も
 鉄板を貼り付けました。








  
錆の部分は全て切り落とし生きている錆びてない部分に新たに鉄板を加工し溶接取り付けます。右写真は作製したシルインナーです。

  GC10 錆修理
シルインナーの外側にはオリジナル4ドアでは部分部分にしか入ってない補強を全部を補強できるような部品を作り溶接します。

   
ステップ外板を900mm幅で折り曲げ2枚結合させて片側分です  よく見るとメタルブレーキで曲げているので多角形です。

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