「昔日」
那川様画


昔日 行く春を惜しむ
透き通る春の光
柔らかなりし若草
淡雪の如散る花のその上に
眠る幼子らの夢
願わくはただ
安らかであらんことを


 那川さんのHP「那川工房」さんのカウンタ3000HITのプレゼントとして頂きました。
拙作「風花に五白という猫を弔いたる日のこと」のイメージで描いて欲しい…と
我侭なお願いをしておきながら、創作自体を書き上げるのが散々遅くなり、ご迷惑をおかけしました^^;;
題には「花霞」とか、「過春」とか、いろいろ考えたのですが、この絵のあたたかくも何処か切ないのは
きっと過ぎ去った日の情景であるからだろう…と、「昔日(せきじつ)」となりました。
春の陽射しの暖かさが伝わってくるような…そんな気持ちがします。
手前の猫が五白、右にジュリアス、左にクラヴィス、正面奥はメイファン。


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