美幻の徒然漢詩日記

風花に五白という猫を弔いたる日のこと
あとがき



せっかく、秋緒さまが、季節を考えて「風花」とリクエストしてくださっているのに、大変遅くなってしまい、世間じゃあ桜が咲いております …… 懺悔。

花を風花に喩えても良いですよ、というお言葉に甘えて、卯の花を使わせていただきました。
卯の花の呼び方の由来は、『空木の花』とも、『卯月に咲く花』とも言われています。
「卯の花のにおう垣根に 不如帰 早も来鳴きて 忍び音もらす 夏は来ぬ」の卯の花です。
そうなんです。不如帰は、初夏に鳴くんです。まあ、いいや。(←どこの言い訳だ)

物語としては、私は満足いくものがかけたかな、と思っています。
(4話はちと、不満ですが^^;;すみません。書き急ぎました。)
ぱっと、目を引くようなドラマチックな話ではありません。でも、 「日記」という位置付けの通り、彼らの日々を垣間見たような気になって頂ければ嬉しいと、そう思っております。
余談です。五白が美幻手製の料理を文句を言わずに食べる、というくだりがありますが
美幻は不器用で料理はからきし。天球儀版ジュリアスの「フライドライスが嫌い」の原因はたぶんここに。
だって、ジュリアスが中華料理である炒飯を食べる機会なんてそれしか考えられないんですもん。
もしや、「食べ方が悪かった」というクラ様のロブスターもでしょうか。
1999.4.4 佳月

    壁紙提供:「トリ小屋」さま
    今回のBGM:姫神「森羅万象」
    オフィシャル参考:スペシャル2/クラヴィス夜のデートの台詞・水晶球について

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