ルヴァ教授の事件簿1

赤い花、白い花

あとがき



ああ。ゴメンナサイ!<まず懺悔。
最後の「挿話」でだいなしにしたのではないかと心配です ……
あくまでもネタで、トリックではありませんので……。許して!
しかし、この話から本格的に妄想ノンストップ設定になってしまいました。
某シリーズとの矛盾は許してください。特に女王との恋愛の禁忌とか(苦笑)



■病の床で流星に夢を託した少女 = クリスの妹 = エンジュ
「ルヴァの安楽椅子探偵」を書き上げた次点で、私は「エトワール」がフランス語で「流星」の意味があるなんてことは全く知りませんでした(笑)
つうか、主人公エンジュが”エトワール”という呼称で活躍するってことすら知らなかった。
偶然って恐ろしい。きっと、女王陛下のお導きです(笑)

■オヤバカ
前作からそうだったのだけど、オリキャラのクリス君。
私は、かなり、好きです。贔屓してます(笑)
白衣を着た、めがねキャラです。時折コンタクト着用。瞳と髪の色はエンジュと同じ(笑)
何年か飛び級している計算で、現在十九歳。本当は十八くらいにしたかったのだけど、エンジュの兄という関係上、この年齢設定に。
頭はいいけど、ずいぶんお人よしのよう。
他研究室のルヴァ教授に手伝わされたり、もらい泣きしたり(笑)
そして書いているうちにどんどんひょうきんに。

■少年と青年と
ゼフェルの話を書いていたときは、彼が少年から青年へと成長する過程を追ったのだけど。
今回、公式でも既に「青年」と評されるティムカを書くにあたり、国王であるが故に青年であることを強いられている彼を一旦「少年」に戻す、というストーリーにしてみた。(でも、色づいてはいる(笑))
クリスが最後、ティムカに対して敬語ではなく「君も、がんばって」といっているのはそんな意味合いも含まれている。
それは、かつて夢を追う少年だった青年からの、これから夢を追う少年へのエールであり。
かつて、その青年は、やはり別の青年 ―― ゼフェルから、同じエールを受けている。
さらに、『夢は叶うものではなく叶えるもの』という言葉は、前任鋼の言葉でもあって。さらにさらに。
とまあ、そんな連鎖も、表現したかったことのひとつ。
もっとも、ゼフェルとティムカ自体は、さほど親密度高くなさそうですが(笑)

■好戦的なティムカ
この話では、ティムカが妙にクラヴィスに好戦的。
実際のゲームでは、そんなことは無いのですが、
これは、クラヴィスがかつてのロザリアの想い人であったことに起因します。
(ロザリアの片思い)
焼餅を焼くティムカに萌え。
そして、さらりとかわす大人なクラヴィスに劇萌え<アホ
でも、最終的にはティムカの勝利か?(ジュリアスネタで勝利)

■某氏についてツブヤキ
あんな昔から伏線を?
といわれると苦笑。おそらくこういう設定の伏線としてあのような描写にしたはず。
でも、残念ながら私は当時の自分の思惑を完全に失念しており、その設定をどのように生かすつもりだったのかさっぱりわからない …… <オイ


2005.01.27 佳月拝


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