もうじき二月


■某所御礼用ミニ創作でした。既読の方はもうしわけありません。


◇◆◇◆◇

■もうじき二月〜クラヴィスとリュミエールの場合。

もうじき二月。聖地でクラヴィスがひとつくしゃみをする。
「お風邪を召しましたか?それとも、アンジェリークがクラヴィス様の噂をしているのかもしれませんね。ふふふ」
言いながら、どうぞ、とティッシュを差し出すリュミエール。
受け取りながら
「…… ふっ」
とか言ってるよ、クラヴィス。
風邪ではなくて、アンジェの噂説を取ったらしい。
ヴァレンタインも近いしな。
でもたぶん。
それ。

花粉症ですから!残念!


こんなことかいてますが、私、クラヴィス様イチオシですから!切腹!


◇◆◇◆◇

■もうじき二月〜ルヴァとゼフェルの場合。

もうじき二月。聖地でルヴァがゼフェルと話してる。
「あー、2月のあたまは『節分』という行事がありましてねー、豆をまく習慣があるんです。一緒にやりませんかー?」
ゼフェルめんどくさそうに。
「あぁ?マメまくだぁ?農作業ならマルセルに頼め」

意味が通じてないです。種まきだと思われてます。
ルヴァ、そうでないことを説明してます。
でも結局、めんどくせー、の一言でしょんぼり、自分の執務室へ帰っていきました。
翌日、ルヴァの執務室へ訪れたゼフェル、いつもの照れながらそっぽ向きで。

「ルヴァよぉ、『豆まきロボット―Z』作ってきたぜ、これで寝ても豆撒けるぞ」

ルヴァ様、ゼフェルの心遣いにすんごい嬉しそうな顔しちゃってますけど。
節分のご利益、それであるんでしょうか?
オシエテ、ルヴァ様。

◇◆◇◆◇


◇ 「虚無の本棚」へ ◇

…… 我ながら、くだらないと、思います ……。

2005.01.25 佳月拝