鼻アレルギ−
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平成12年4月9日より





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杉花粉症の治療について

手術,保存的治療に分けられますがここでは後者についてのみ概略を述べます。 まず,使用される薬剤を列挙します。

1 抗ヒスタミン剤
2 抗アレルギー剤 抗アレルギー作用のみ
3 抗アレルギー剤 抗ヒスタミン作用も合わせ持つ
4 ステロイドホルモン含有剤
5 漢方薬
6 特異的減感作注射
7 非特異的減感作注射
8 局所噴霧 ステロイド
9 局所噴霧 非ステロイド
10 点鼻液(鼻閉用)
11 レ−ザ−治療
耳鼻咽喉科で使用する薬剤でもこれだけあります。勿論いろいろな製薬会社で製造しますので数百種類はあると思いま す。薬局では項目1の系統が販売されています。医科用薬剤としては現在項目3の系統が主流です。通常は項目2の系 統では治療効果が少ないのですが,それでもこれのみでこの季節を乗り切る患者さんも当院で何人かはいます。花粉症 に関しては個人差が非常にあり治療法もこれだと言えるものはありません。年毎の花粉量もかなり異なり,前年に有効 であった治療が飛散量によっては無効になる場合もあります。受診時には病院により様々な組み合わせの治療となりま す。一人の患者さんに対しては一つの有効な組み合わせがあるはずです。もし自分に合った医療機関があれば毎年そこ に行かれればよいと思います。受診科についてはやはり耳鼻咽喉科をお勧めします。こじれて急性の蓄膿症になる方も かなりあり他科では対応出来ません。
治療上に一番の問題は”眠気の副作用”です。内服薬の効き目はその副作用にほぼ比例します。勿論,全員にでるわけ ではないのですが出る人にとっては仕事になりません。項目3の薬剤でも作用に強弱があり段階的に処方したりします 。また他の眠気をとる薬剤との併用で相殺する処方を出したりします。それなりの対処は可能ですので,受診時には必 ず診察医に ”風邪薬で眠くなりやすい” などと申告して下さい。











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