【COLOR 〜艶〜】


                        Written by Black
                        Character produced by M.Shimizu KOKUYOSHA



陽が西に傾き、空を黄昏に染め上げる。
喧騒は徐々に去り、静寂が訪れるかに見えた。
「…ぁぁっ…いやぁ…」
微かに薬品の嫌なニオイを漂わせる化学室には相応しくない嬌声が、モノクロの中をピンクに染めている。
教師と思しき女性がイスに腰掛け、女性と言うにはあまりにも幼い少女を膝の上で抱えていた。
女性の手がモゾモゾと少女の下半身で動くと、少女が必死に押さえようとする声が指の隙間から漏れ、艶かしい雰囲気を醸し出している。
一般人には到底理解できない絵であるが、ここでは毎日のように行われている事だった。
目鼻立ちのハッキリとした妖艶なこの女性の名前は『小早川葉月』という。
白衣から覗くグラマラスなボディは男なら放っておくはずもないほど見事だったが、葉月は普通のセックスに興味は無く、虐める事で快感を感じる真性のサディストだった。
その葉月の上で淫らな声を上げつづけている少女が『立山 霞』。
そのあどけない顔からは想像も出来ないような色っぽい表情で悶えている。
葉月の執拗な指責めから逃れようとするかのように体をクネクネとさせていた。
「うふふっ、逃がさないわ」
葉月は霞の細い腰をギュッと抱き、人差し指と薬指で割れ目を開くと中指を器用に使って膣の入り口を責めていた。
「ああん、いやぁ」
顔を左右に振りたくっているが本当に嫌がっている様子は無い。
いや、むしろその泣きそうな顔からは悦楽さえ読み取れる。
「まったく、可愛い声で鳴くわね。感じてきちゃうじゃない」
「ああっ…ダメッ」
葉月の声が聞こえたのか声を押さえようとするが、かえって大きな声が漏れた。
「何がダメなのかしら?こんなにビチャビチャに濡らして…はしたないわね」
霞の股間を弄っていた指を霞の目の前へ持ってくる。
「いやっ」
霞は葉月の粘液にまみれた指を見るなり顔を背けた。
「『いやっ』じゃないの、ちゃんと見なさい」
葉月は霞の顎をつかむと指に顔を向けさせる。
「こんなに糸を引いているわよ」
指をこね回し、ゆっくりと指を開くと透明な糸が指の間に表れた。
「はぁはぁはぁ」
霞は荒く胸で呼吸しながら空ろな目でそれを見ていた。
「こんな誰が来るとも知れない所で感じるのかしら? いやらしい」
胸を揉みながら葉月が問う。
「あっ…それは、ご主人様が…こんな体にしたから…」
「あらあら、奴隷のくせに私のせいにするの?」
霞の体がビクッと反応する。
「いえ…そんなつもりは……あっ、痛っ」
先ほどまで胸を揉んでいた葉月の手が霞の乳首を抓っていた。
「まったく、厳しく躾たつもりだったけど、飼い主として恥ずかしいわ」
葉月が溜め息をつくような仕草をする。
「あっ、申しわけ……きゃっ」
葉月はイスに座ったまま霞を膝の上に腹ばいに乗せた。
「何をするんですか?」
恐る恐る葉月の顔を覗き込む。
「お仕置きよ。躾は昔からこの方法でしょ?」
何をされるのか霞には皆目見当がつかなかった。
「お願いです、許して下さい」
霞は不安感に押し潰されそうになりながらも声を絞り出す。
もう一度、葉月の顔を見た。
「ひっ」
一見、葉月の顔は笑っているように見えた。
しかし、目は笑っていない事を霞は知っていた。
「いくわよ」
低くそう呟くと葉月の右手が霞の尻たぶに振り下ろされた。
―――パァン
「いっ…」
―――パシン
「いやぁっ…」
―――パシッ
「やっ…お願い…許して…」
霞は目に涙を浮かべながら哀願するが、葉月は顔色ひとつ変えず尻を打ち続ける。
お仕置きが終わる頃には、霞のお尻は真っ赤になり刺すような痛みが残っていた。
「ふえぇぇぇぇぇん」
あまりに痛かったのだろう。
机に突っ伏し、しゃくりあげる様に涙をこぼしていた。
その頭を葉月がそっと撫でる。
「可哀想に…痛かったでしょう?私だってこんな事したくはないのよ」
「先生……あっ…ご主人様…」
自らの間違いに気付き慌てて訂正する。
「よく頑張ったわね、先生でいいわ…でも今だけよ…」
自然と引かれ合うように唇を重ねた。
「ん…先生…」
(甘えん坊さんね…)
葉月は霞の口内に舌を侵入させる。
お互いに楽しむように舌を絡めあった。
「んん…」
霞のまぶたが微かに濡れている。
葉月は霞の舌を強く吸った。
長く唇を堪能した後、唇を離すと二人の口の間を銀色の糸を引く。
霞が潤んだ目で見つめる様は、まるで恋人を見ているようだ。
「あっ」
葉月は優しく胸を揉み、唇を胸へとスライドさせた。
「ひぁぁ…」
柔らかさを確認するかのように手で揉みながら乳首を舐め上げる。
胸を弄られて感じているのだろう。
逃げようとするかの様に猫背になる。
葉月は後ろにまわると背筋に舌を這わせた。
「ひぅ…あぁん…」
丸まっていた背筋がピンと伸び綺麗なマーメイドラインをのぞかせる。
「さぁ、霞…窓に手をついて…」
「そんなぁ…見られちゃいます…」
「あら、いいじゃない。見られるの好きでしょう?」
そう言いながら霞の耳を甘噛みする。
「ん…そんなこと…」
―――クチッ
葉月の手が股間に伸びる。
「うふふふふっ、下のお口はそうは言ってないようだけど…」
「いや…恥ずかしい…」
霞は濡れているのを指摘された事に赤面しながらもヨロヨロと立ち上がり窓に上体をあずけた。

「やぁ…冷たい…」
窓ガラスによって押し潰された乳房にヒヤリとした感触を感じる。
それを聞いて葉月がクスリと笑った。
「体が火照っちゃってるのね。霞のココ、とても熱いわよ」
無雑作に割れ目をなぞるとクチュッと粘液質な答えが返ってくる。
「あん…」
霞の股間から離した指をペロリと舐めると横に置かれた物を取った。
それは直径3cmくらいの試験管だった。
「今日はちょっと変わったモノで犯してあげる」
試験管をペロリと舐めると霞の割れ目に沿ってなぞる。
「うふっ、これが何だかわかる?」
ヒヤッとした硬い感触に霞の答えはひとつだった。
「ガラス? 浣腸ですか?」
「惜しいわね。けど、いい線いってるわ…試験管よ」
「あぁ…先生…焦らさないで…ください」
その言葉に反応する様に膣から蜜が滴り落ちた。
「あら、どっちかしら? 浣腸? それとも試験管?」
「ああっ…イジメないで…早く…ください」
「中学生の女の子がおねだり?本当にエッチね」
クスクスと笑いながら入り口に試験管の先をあてがう。
「力を抜きなさい。霞は締め付けが強いんだから、割れたら血まみれのオマンコになるわよ」
「そんなのいやぁ…」
泣きそうな声で小さく呟くと、ゆっくりと息を吐き懸命に力を抜こうとする。
葉月は霞のアヌスをひと舐めすると、それが合図であったかのように一気に根元まで埋め込んだ。
「あぁあん」
静寂の続く学校に霞の嬌声が響く。
「大きな声ね。誰か気付いて来ちゃうかもしれないわよ」
「あぁん…いや…そんなの…ぁん…でも、声が出ちゃう…やぁ…」
そうは言うものの、霞は葉月の抽送にあわせる様に体が上下する。
葉月は試験管で子宮口を強く押すと動きを止めた。
「うあっ…あぁ…止めないで…」
「こうすると霞のオマンコの中が丸見えよ。いやらしく動いてるわ」
「いやぁ…見ないで…恥ずかしい…ああん…」
試験管によって押し広げられた膣はその全貌を明らかにしていた。
「これが霞なのね…」
葉月はそれを見てウットリとしている。
「そんなの…ボクじゃないよ…」
「そんなのって何?」
「そんな事……知らない…」
「うふふ、確かに霞よ。可愛くてエッチで弄ってあげると涎を垂らして悦ぶし、でも虐めたくなっちゃうのよね」
カアッと顔が真っ赤になる。
「もう…先生なんて大っ嫌い…」

しかしその表情は怒っているわけではなく、むしろ照れ隠しだった。
「そう、でもまたすぐ好きにさせて上げるわ」
そう言うと試験管を一気に抜き去る。
「ぃあう…」
先ほどまで太いモノを咥え込んでいた事もあって、膣はヒクヒクとまだ開いている。
すぐにもう一度、奥まで突っ込んだ。
「ああっ…いい…」
試験管をねじ込む様にして動かすと霞の膣は離すまいと蠢く。
霞の膣を覗き込みながらピストンし続ける葉月はある事に気付いた。
「なぁに霞、またおねだりなの?」
ヒクヒクと開き気味になっているアヌスをペロリと舐める。
「あっ…あっ…やだぁ…」
葉月の舌使いに合わせるように掠れた声が漏れた。
葉月は親指大ほどの太さの試験管を持つと、霞の口に押し込む。
「ほら、ちゃんと湿らせておかないと痛いわよ」

「んんむ…ピチャ…ピチャ…」
試験管を舐る様に唾液を絡めていく。
葉月は霞の乳首に蜜を塗り、掌で弄っていく。
「ふっ…んん…んはっ…」
霞の鼻から熱っぽい吐息が漏れた。
「霞、もういいわ」
試験管を持っている葉月の手は涎でベトベトになっている。
「何だかんだ言っても待ち焦がれてるんじゃない」
それを見た葉月はちょっとあきれ顔だ。
「あぁ…」
試験管をアヌスに当てられると膣壁が収縮するのが見て取れる。
「力を抜きなさい」
アヌスは傷つきやすいため慎重に挿入していった。
「んあっ…」
「こっちも綺麗なピンク色ね」
2本の試験管によって押し広げられたピンク色は、はた目に見てもエロティックである。
「あら?でも、この奥に見える茶色いのは何かしらね」
「ああ…いやぁ…」
「答えなさい」
「言え…ません…」
快感のためか、焦らされたためか、霞の足はガクガクと震えている。
「答えないと動かしてあげないわよ」
「……チ…です…」
「よく聞こえないわね」
「…ウンチです」
「違うでしょ。『霞の臭くて汚いウンチ』でしょ」
「いやっ…もう…許して…」
霞はもう泣き出しそうだ。
(うふ、でもこの顔が可愛いのよね)
葉月の顔がサディストを覗かせる。
「ずいぶん溜まってる様だけど何日目?」
「3日目です…」
「言い付けは守っているのね。偉いわ」
小さな子にするように頭をなでなでする。
「あっ」
霞は服従心に対する充足感と、親とも恋人とも言えるような愛情を感じていた。
「浣腸は後でするとして、とりあえず1回イカせて上げるわ」
両手で2本の試験管をつかむと乱雑に動かし始めた。

「あっ、あっ、あっ、あっ」
試験管をつかむ葉月の人差し指が、時折、霞のクリトリスに当たるとビクッと腰が跳ねあがる。
そのたびに入り口が押し広げられ、霞の脳を白く染め上げた。
―――チュッ
「あぅ…」
葉月は少年のような小ぶりの尻たぶに口付ける。
速く動かす手に合わせるように葉月の大きな胸がブルンブルンと揺れていた。
ナメクジの様に這いまわる舌が透明色の跡を残しながら挿入部に降りてくる。
「ふあぁ…んん…やぁ…」
試験管によってめくりあげられた敏感な粘膜が弄られる刺激に霞の愛液が透明から白濁色になる。
「あらあら、感じてるのね。イクときはイクって言うのよ」
―――グチュグチュ
「あぁあん…あっ…ダメ…」
動かす試験管の擦れる音が、どんどん水っぽくなっていく。
太ももは既にテラテラと光っていた。
葉月はその蜜を舌で掬い取ると、痛いほどに存在を主張しているクリトリスに塗り付ける。
舌先に伝わるコリコリとした感触に葉月は嬉々として舌を激しく動かした。
「いやぁ…あっ…も、もう…ボク…ボクぅ」
クリトリスを責める葉月の目の前で膣が生き物の様に蠢いている。
(あと一息…)
忙しく動く手で感じているのは霞だけではない。
激しく動くバストは霞の愛液にまみれた足で刺激され、葉月にも快感をもたらしていた。
「ああっ、お尻とアソコが…熱い…熱いの…ぅあぁ」
やがて、霞の下半身が痙攣し始める。
「んんんああああっ…ボク…ボク…イッちゃいそうだよぉ…先生…先生ぇ」
「いいわ、思いっきりイキなさい」
葉月は2本の試験管を奥に突きこむとクリトリスをボタンの様に舌で押した。
「うあぁぁぁん、ボク、壊れちゃ…んぁ…ダメ…いやぁ…あぁああああああぁぁぁ」
霞の体が朱に染まり足が硬直する。
葉月は後ろからそっと抱きしめると後戯を行いながら呟いた。
「目を開けてごらん」
大きな波が去った霞は言われた通りに目を開ける。
吐息で白くくもった窓ガラスのくもりが晴れると、だらしなく涎を垂らした自分が映っていた。
そして、その後ろには先ほどまでとは打って変わり冷たい形相の葉月がいる。
その目を見た途端に霞の両足から力が抜け膝をついた。
―――ゴトン、ゴトン
その衝撃で霞の胎内に収まっていた2本の試験管が糸を引きながら床に落ちた。
「そうそう、排泄がまだだったわね」
霞の鼻先に黄色く染まった細い試験管を突き付ける。
「い、いやぁ」
3日間、腸内で発酵した悪臭に思わず顔を背けた。
「どうしたの? こんなに汚れてるんだからちゃんと掃除しなさい」
「そんな汚い事…できません」
「あら、そうなの? じゃあこんなモノを溜めている霞は汚いのね」
「えっ、それは……もう…許してください…」
「そんなに汚いのなら私の奴隷失格ね」
葉月の口を突いて出た言葉は霞を震撼させた。
「いやっ、それだけは…」
「じゃあ、キレイにしなさい」
葉月のキビシイ言葉に霞は恐る恐る舌を伸ばす。
触れるか触れないか…
それくらいまで近づくと強烈な臭気が襲い、酸っぱい物が込み上げてきた。
(こんな事…出来ないよ)
躊躇する霞に更に言葉が飛ぶ。
「そんな事も出来ないの? 深雪なら悦んで舐めるわよ」
霞の体がビクッと震える。
「お姉ちゃんが?」
霞には信じられなかった。
姉が調教されている事を知ってはいるが、家では母親のような淑女の姉が排泄物を食べている。
霞の中で尊敬が嫌悪に変わろうとしていた。
その思考を葉月の追い討ちが止める。
「あなたがトイレまで我慢できなかったモノはどうなると思う?」
「えっ?」

(そんな…まさか…まさか…)
霞の頭の中はパニック寸前である。
「我慢の足りない奴隷には罰として“処理”させるのよ」
霞は顔を蒼くし、目を見開いて聴いていた。
「それでみんな我慢強くなるんだけど…」
パニック寸前とはいえ、導き出される結論はただ1つである。
「ボクのせいで…お姉ちゃんが?」
もはや霞は自分に対する嫌悪感に苛まれていた。
「深雪から言い出したのよ。ふふふ、あなたがミスをするたびに深雪はお仕置きされてるの」
その言葉は霞を漆黒の深淵に叩き落すようなものである。
絶望に打ちひしがれる霞に悪魔が囁く。
「どうするの?」
その問いには何も答えず床に転がっている試験管を舐め始めた。
「そう、わかったわ。存分に躾てあげる」
その態度だけで葉月は感じていた。

「…くぅ…あっ」
霞はオムツを替えられるような体勢になっていた。
窓際に移動された机の上で、転落防止用の鉄柵に尻を持ち上げられる格好で固定されている。
両手は両膝の下で組む様に拘束されていて手足は自由に動かせない。
もし、外から見られたら確実に見えてしまうだろう。
紅くなって然るべき霞の顔は蒼白で、先ほどから短いうめき声を上げ続けていた。
―――ギュルルルルッ
「あっ、あっ」
無気味な音を立てた霞の腹部は呼吸する様に、2度、3度、収縮した。
その答えは浣腸である。

既に霞の胎内には500mlのグリセリン溶液が収められていた。
霞の臀部から伸びる青いホースの先に底を切り取られたペットボトルがカーテンレールのS字フックに付けられている。
実験室での即席イルリガートル(葉月作)だ。
「霞、まだ我慢できるでしょ。そんなんじゃ深雪の“仕事”が増えるわよ」
「ぐっ…」
その言葉に歯を食いしばって応える。
「そう、いいわ。まだまだ入れるわよ」
薬品棚から『グリセリン溶液』と書かれた瓶を取り出し蓋を開けた。
「まだ欲しいんでしょ?」
霞を逆さまに覗きこみながら問う。
「……」
葉月は必ず浣腸を焦らしながら入れる。
1本目を全部飲みこんだ段階で既に我慢は限界に来ていた。
『嫌』…そう言えたらどんなに楽だろう。
しかし、そうすれば姉に迷惑が掛かる。
いや、霞は気付いていないかもしれないが、あふれる蜜はホースによって伸びきったアヌスまで濡らしていた。
霞は葉月から逃れられない。
逃れたくない。
永遠に続けばいい。
愛しているから苦痛も快感に変わる。
それは葉月にとっても同じだった。
愛しているからイジメてしまう心苦しさが快感に変わる。
微妙に均衡しているこの関係が更なる快楽を与えてくれる。
葉月は聞かなくても霞がどう答えるかはわかりきっていた。
霞もどう思いを巡らそうと答えは決まっている。
「はい…お願いします…」
求める者と与える者。
その行為は言葉のスパイスで極上の味へと変貌する。
「今度は一気に行くわよ」
―――パチャ、パチャ、パチャ、パチャ
ペットボトルに瓶の中身を一気に空ける。
一瞬、ペットボトルに溜まった液体はゴポゴポと音を立てて霞の胎内に消えていった。
「ハッ、ハッ、ハッ、ハッ」
霞の呼吸が短く浅くなる。
腹部に力を加えないためだ。
「今日は面白い趣向があるの。だからこれ以上入れないわ」
霞の耳元で囁きながら腹部を円を描く様に愛撫する。

大量の液体を納めた霞の下腹部はポッコリと不自然な曲線を描いている。
「あっ、あっ、触らないで…出ちゃう」
「ダメよ。最低20分は我慢しなさい」
「そ、そんな…無理です…」
浣腸をされ始めてから、まだ10分しか経っていない。
腸内では既に薬液が出口を求めて暴れ狂っている。
「もう、本当に…出ちゃいます」
「シモの緩い牝犬ね。我慢しなさいと言ったらちゃんと我慢しなさい」
―――パァン
赤い手跡がつくほど強く霞の尻を叩く。
―――プシュ
「あっ、いやっ」
霞のアヌスから水っぽい音が聞こえ、臀部がワナワナと痙攣し始める。
「我慢しないと深雪と一緒にお仕置きよ」
「あぁあ、ダメ…ボク、もう、出ちゃ…出ちゃうよ…お姉ちゃん、ごめんなさい…」
霞は歯をガチガチ鳴らしながら、消え入るような声で呟く。
一度漏れ始めたモノは止まらない。
ホースによって見えないが、既に小刻みに排泄が始まっているだろう。
(もう無理ね)
このまま漏らすのを見てお仕置きするのもいいが、そこはSの血がそうはさせない。
「漏らしちゃダメと…」

両手を霞の腹部に当てる。
「い、いやぁ…やめて…下さい」
葉月の行動を涙目で見つづけ許しを乞う。
「言ってるでしょ!」
グッと強く腹部を押した。
「やぁぁあぁああああぁっ」
―――プジュッ
ペットボトルに透明な液体が噴水の様に湧き上がる。
―――ゴポゴポゴポ
その液体が徐々に茶色く染まり、次第に固形物が混じるようになってきた。
「ううぅぅぅ」
まだ入れた量の半分も出ていない。
それは霞の苦しみ様からも明らかだ。
しかし、ペットボトル内の液体は増え方が鈍い。
ホースに便が詰まった様である。
(ふふふ、ここからが面白いのよ)
冷酷な笑みを浮かべると、再び霞の腹部を強く押しこむ。
「ぅぅぅううあああっ」
―――ブシュゥッ
ペットボトルに茶色い水柱が上がった。
その飛沫は蓋の無い即席イルリガートルを越え、霞の白い裸体に茶色の点をつけていく。
「あら?」
霞の目は涙を流したまま焦点を失っていた。

それでも霞のアヌスは排泄しつづけている。
(これくらいで気絶してちゃ、この責めに耐えられないわよ)
そんな事を思いながらペットボトルの固形物を取り除いた。
―――ゴポッ
栓が無くなった為に再び汚濁した薬液が霞の胎内へと環っていく。
「ひぃぁ……えっ」
霞の瞳が光を取り戻す。
目に映るペットボトルの中身がどんどん減っていくのが見えた。
「ご主人様ぁ〜」
思いもよらぬ仕打ちに目で葉月に訴える。
「我慢の出来ない奴隷にはお仕置きよ。存分に楽しみなさい」
薄っすらと笑みすら浮かべる冷酷な指導者に反論など出来るはずも無い。
「ああっ…あっ、あっ」
一度グリセリンに荒らされた腸内は、すぐに異物を放出しようとする。
「ボク…また、またぁ…」
霞の小さなお尻の震えが排泄が近い事を如実に物語っていた。
「私は仕事があるから、しばらくそうしてなさい」
葉月は茶色い液体を行き来させる奇妙なオブジェに背を向け部屋を出ていく。
「そんな…う、んぁっ…いやあぁぁぁぁぁっ」
霞の我慢が限界に来ると同時にドアが閉まった。
窓際に拘束された霞には休む暇も無く責めが続く。
隣の部屋でテキパキと書類を片付ける葉月はその声をBGMにオナニーをしていた。
(ふふふふ、辛そうね。でもまだ、お仕置きは終わってないのよ。深雪と一緒にするのが…ね)
真っ赤な夕焼けは、霞の苦しみで青い顔と白い体を朱に染め、葉月のどす黒い欲望をさらなる闇へと誘っている様だった。



To Be Continued?


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