【姉妹調教 〜Meet with編〜】

Written by Black

―――バタバタバタ
騒々しい足音がする。
「ただいまぁ〜」
ドップラー効果を残して霞が部屋へ消えていく。
「もう、家の中では走らないの」
眼鏡をかけた少女はあきれ気味にいった。
すっと立ちあがるといつものように玄関を覗く。
「また靴をそろえてないの、ちゃんとそろえなきゃダメよ」
「すぐ出かけるからいいじゃない」
「だ〜め」
軽く小突くような仕草をする。
「そんな、お母さんみたいな事言わないでよ」
「い〜え、お母さんが留守にしている間は私がお母さんの代わりよ」
「お姉ちゃんはお母さんじゃないもん」
霞は必死に反撃する。

「そんな子供みたいなこと言って…」
眼鏡の少女はハッと我に帰った。
霞は顔を真っ赤にして目に涙を浮かべていた。
「悪かったわね、どうせ私はまだ子供よ。胸も小さいしお姉ちゃんとは違うもん」
―――バタバタバタ
霞は走り去ってしまった。
「ふぅ」
思わずため息が口を突いて出る。
(私もまだまだ子供ね)
フッと時計を見る。
(いけない、ご主人様との約束の時間だわ)
少し憂鬱そうな顔をしながら身支度をととのえた。

(へへへ、うまくいった)
隣の駅構内を意気揚揚と霞が歩いている。
(お姉ちゃんはこれに弱いから)
ものすごく自慢気である。
視界のスミに葉月の姿が映った。
「ご主人様」
霞がそそくさと走っていくと葉月が口を開いた。
「今日は私の家に招待するわ」
「え、あのマンションじゃないんですか?」
「あれは私の別荘みたいなものよ」
「ええっ」
霞は驚きを隠せなかった。
前回行ったマンションもかなり広かったのである。
それが別荘とは信じられなかった。
「行くわよ」
葉月が歩いていく。
普通の光景なのだが霞にはどうにも解せなかった。
「あの…」
霞は思いきって聞いてみる事にした。
「なに?」
「今日は首輪とかしないんですか?」
「うふふふ、いやらしい娘ね。もうしてほしいの?」
「え、あの…」
霞の顔は真っ赤になった。
「でもね、流石に私でも近所で見られるのはまずいの。わかるでしょ?」
「はい」
しかし霞は何も考えずに返事をした。
既に頭の中は真っ白である。
(ご主人様にいやらしい娘だと思われちゃう…)
ハッと我に返ったときには大きな館の前に立っていた。
「ここよ。さ、入って」
仰々しいドアが目の前にあった。
とても大きな館なのにあまり目立たない色をしていた。
かといって汚いわけではなくとてもキレイなものだった。
「霞ちゃん」
扉をくぐった霞に飛んできたのは睦月の声だった。
「あ、睦月センパイ」
「ここは今、睦月が一人で住んでいるのよ」
「一人でってこんな広いところでですか?」
「大丈夫よ、ちゃんとメイドも雇ってるから」
「…」
霞には理解できない世界だった。
霞の家とて裕福な方である。
それにしてもこの家は格が違いすぎていた。
「睦月、あなたも来る?」
「いいえ、お姉様。私はこれから来客がありますから」
「そう…ふふふふ」
意味ありげに笑うと階段を下り始めた。
―――ギィイイイイイイッ
重苦しい音を立てながら扉が開く。
真っ暗だった。
その瞬間…
「あぅ」
突然白熱灯が燈る。
5つの白熱灯と多数の蝋燭で照らし出された部屋は見るのに不自由はしないが薄暗く不気味な様相を呈している。
―――ドクッドクッドクッ
霞の鼓動が早くなっていく。
(怖い…)
正直そう思った。
診察台、ベッド、薬棚…
一見病院のように見える。
しかし、
コンクリートの床、壁から伸びた鎖、手枷足枷、ムチ…
壁を見ると拷問室を思わせる造りになっている。
部屋の端には牢屋までがあった。
霞は自然にガタガタと震えていた。
「気に入ってもらえたかしら」
後ろから響く葉月の声。
―――ビクッ
後ろからでもわかるほど肩をビクッと震わせた。
ゆっくりと後ろを振り返る。
葉月は薬棚の傍の事務机の椅子に腰掛けていた。
「さあ、そろそろ始めましょうか」

すっと立ちあがるとリモコンのようなものをピッと操作した。
―――ガラガラガラ
天井から手枷のついた鎖が降りてきた。
「ほら、いらっしゃい」
霞はまだ恐怖に慄いていた。
「あ……あ…あ…」
何か伝えたいのだが声にならない。
葉月はキッと睨むと冷たく言い放った。
「来ないなら足をつなぐわよ」
「ひっ」
霞はフラフラと葉月の元までやってきた。
その手を捕まえると手枷につなげた。
葉月がリモコンを操作する。
―――ガラガラガラ
ゆっくりと霞の体が持ち上げられる。
その手枷には柔らかい素材がついており手の鬱血を防いでくれる。
霞のつま先が辛うじて着くくらいまで持ち上げられた。
葉月が私服を脱ぎ去っていく。
その下からは真っ黒なボンデージが現れた。
―――コツーンコツーン
地下室にハイヒールの硬い音がこだまする。
壁にかけられた鞭を取る。
「さぁて」
鞭を手にした葉月が霞の前に現れた。
「あなたにはちょっと聞きたい事があるわ」
鞭の柄で霞の顎をクッと持ち上げる。
「ひっ…」
霞は葉月から目をそらす事が出来ない。
「今日、駅で私を5分も待たせたわね」
「ご、ごめんなさい…」
「どうしてなのかしら」
「あの…それは…」
「それは?」
言おうとした霞の脳裏に姉との言い合いのシーンが浮かぶ。
(ダメ…言ったらお姉ちゃんまで…)
「…言えません」
「ふ〜ん、いい度胸してるわね」
葉月の眉がピクピク動いている。
「少しお仕置きが必要ね」
―――ヒュッ
黒い鞭が空を切る。
霞は下唇を噛んで目をつぶった。
「いい声で鳴きなさい」
そう言うと手首のスナップを利かせ鞭を振るった。
―――パシーン
霞の制服のスカートが弾け飛ぶ。
それは破れるというより切ると言う方が正しいのかもしれない。
―――パシーン
「やぁっ」
一撃は胸元を切り裂き白い肌に赤いスジがブラジャーまで走った。
―――パァン
「ひぐっ」
今度は太ももに鞭のあとが残る。
「うふふふふふ」
―――パァン、パァン、パシーン
葉月は嘲笑を浮かべながら激しく鞭打った。
―――パァン
その中の一撃が霞のアソコを襲う。
「ひぁぁぁぁっ」
―――シャァァァァァァァッ
切れたスカートから覗く白いパンティがみるみる黄色く染まっていく。
その液は霞の足を伝い足元から湯気を立ち上らせた。
それを見た葉月は手を止め霞へと近づいていった。
「汚いわね、どうしてそんなに締まりが無いのかしら」
そう言って鞭の柄で霞のアソコを弄んだ。
「あっ…」
その行為に霞は色っぽい声を出した。
「ふふふふ、どうしたの?酷い目にあっておしっこ漏らして感じてるの?」
「ち、ちが…」
「ここはそう言ってないわよ」
鞭の柄をクンとアソコに押しつける。
―――クチッ
「あぁ…」
尿とは違う粘りの有る音が二人の耳に届く。
「こんな事されて感じるなんて変態ね、メス犬ちゃん」
柄を激しく擦りつけながら霞を言葉で責める。
―――クチッ、クチッ、クチュッ
「あっ、はぁん…あん…やぁ…」
葉月は愛撫を続けながら再び問う。
「なぜ遅れたの」
「ひぅ…あはぁ…それは…ぁん…言えません…」
(この娘がこんなに強情と言うことは姉ね、でも自分から言わせないとつまらないわ)
葉月は薬棚から軟膏を取り出した。
霞の前まで来ると、おしっこに濡れたパンティを膝のあたりまでずり下げた。
「いいもの上げるわ」
そう言うと透明なジェル状の薬を霞のクリトリスに塗り込んだ。
「あっ…何?」
何かを塗られたのはわかったが何なのか見当もつかない。
葉月は椅子に腰掛けるとニヤニヤしながら霞を見ていた。
「ご主人様、今のは…」
霞が不安になって問いかける。
「媚薬よ」
短くそう答えた。
前回使われたときに処女にもかかわらずイッてしまった記憶がよみがえる。
(そんな…やだ…)
しかしその神経がアソコに向いたときその効果が出始める。
「あっ」
「どうしたの?オナニーでもしたいのかしら?」
「あん…違う…」
「ふぅん、ならいいけど」
意地悪な笑みを浮かべその様子を見守る。
その我慢も長くは続かなかった。
―――クチュ、クチュ
霞が太ももを擦り合わせるような仕草をする。
そのたびに割れ目が擦れ粘液の音を発していた。
「あ…あぁん…んっ…んぁっ…」

快感を貪ろうとする霞の体は自然に足を擦り合わせるが、その小さな刺激が余計に自分を苦しめているなど今の霞には理解できない。
「ん…ぁあ…いや…もっと…」
頑張って足を擦るがイクほどの刺激にならない。
液だけが空しく足を伝う。
「ご主人様ぁ」
潤んだ目で霞が葉月に視線を向ける。
「ふふふ、クリトリスをこねくり回したいでしょう」
軽く霞のクリトリスに触れる。
「あぁぁぁん…はぁっ…そこぉ…」
霞の腰が自然と動き始める。
しかし葉月は指を離した。
「あぁん…どうして…」
「気持ちよかったらお仕置きにならないじゃない」
すっとパンティを上げるとクリトリスの上にローターを入れた。
「あぁ…ご主人様…お願い…」
葉月は椅子に腰掛けるとローターのスイッチを入れる。
―――ヴィィィィィィィ
「あっ…あぁぁん…いい…いいっ…」
霞の腰がスイッチに反応するようにビクッと大きく動いた。
媚薬によって敏感にされたクリトリスはその刺激だけで絶頂へ昇りつめていく。
「あっ、あっ、あっ、あぁぁぁぁっ…」
(ダメ…イクッ…)
頭の中が白くなりかけた頃、引き金になるはずのローターが止まった。
「いやぁ…」
突然現実に戻され敏感になった体が疼く。

「ご主人様ぁ…」
霞が必死に目で哀願する。
「こんなお仕置きも面白いでしょ」
「そ…んな…ひど…い……ひぁっ…」
文句を言おうとした霞を制すように葉月がスイッチを入れる。
「あぅ…ダメェ…はぁん…やだ…やだぁぁ…」
霞のパンティからおしっことは違う液が染み出していた。
「あっ、あっ…イクゥ、イクゥッ」
―――ヴィ…ィ
またしてもあと1歩の所で止まる。
霞の口からは涎が垂れていた。
「お願い…ご主人様ぁ…こんなの…おかしくなっちゃう…」
「じゃあ言いなさい、なぜ遅れたの?」
「それは…」
「ちゃんと言えたらご褒美を上げるわよ」
霞の目の前にローターのスイッチをちらつかせる。
―――ゴクン
霞は唾を飲みこんだ。
(イキたい…イキたいの…お姉ちゃん…ごめんなさい…)
「お姉ちゃんと話をしてたから…」
荒い息の間から絞り出すように言った。
「姉のせいなのね」
「…はい」
もはや霞には目の前の快感しか見えていなかった。
「…だ、そうよ」
葉月が入ってきた扉の方を向く。
ドアが半開きになっていた。
入って来たときには閉まっていた。
それが開いているということは誰かいるに他ならない。
(…睦月センパイ?)
この家にはあと睦月しかいない。
霞もそれを信じて疑わなかった。
―――キィィィィ
扉の向こうに睦月の顔が半分見えた。
(やっぱり…)
しかしその甘い幻想は見事に打ち砕かれた。
―――キィィィィィィィィィッ
「!」
(まさか…まさか…)
霞は信じられないものを見た。
いや、信じたくないと言うのが正直な所だろう。
「お姉ちゃん」
そこには首輪のリードを睦月に引かれ、ギャグに鼻フック、ボンデージをつけた深雪が四つん這いでいた。
その言葉を待っていたかのように葉月がスイッチを入れる。
「あぁぁぁぁぁぁぁぁっ」
何度の寸前までイカされたことで霞の体はとても敏感になっていた。
「ふっ…」
深雪が顔を背けようとする。
「ほら、妹が行く所をちゃんと見るのよ」
睦月が後ろから深雪の鼻フックと上へと吊り上げる。
「んん〜」
鼻を襲う激痛にいやがおうでも妹の痴態を見るはめになった。
「あっ、あぁん、やぁ…ダメェ…はぁ…はぁぁぁあ…」
「姉を売って得る快感は最高でしょう」
皮肉を込めて葉月が責める。
「やぁ…ごめ…ごめんなさい…お姉ちゃん…あぁん…許して…」
そう言う霞の焦点は合っていなかった。
「あっ…いいっ…ひぁぁ…ヤッ…ダメェ」
次第に高くなる喘ぎは絶頂が近いことを物語っていた。
しかし今度は止まらない。
「手伝ってあげるわ」
葉月が組んだ足のハイヒールのつま先でローターを軽く蹴る。
「ひあぁぁぁぁっ、お姉ちゃん…見ないでぇっ」
四肢が硬直する。
体がほんのりピンクに染まり目をきつく閉じた。
「っっっっっっ…」
一瞬地下室が静寂に包まれる。
「はぁ、はぁ、はぁ」
荒い息をつきながら首から下がダランとなる。
葉月はリモコンを操作し霞をフックから降ろした。
霞は足に力が入らないといった様子でペタンと冷たい床に座り込む。
「さてと」
葉月が睦月に視線を送る。
睦月は頷き深雪を葉月の元まで引っ張ってきた。
「深雪ぃ」
葉月は深雪の顎を掴み鼻がつかえそうなほど顔を近づける。
「さっきの霞の言葉、聞いてたわね」
「………」
深雪は何も答えない。
「お姉様が聞いてるのよ、さっさと答えなさい」
睦月がグイッと首輪を引っ張る。
「っ…」
深雪の首が締まる。
睦月が手を離すと静かに答えた。
「ふぁはひうぉへいへふ」
ギャグを噛まされた口からは不明瞭な言葉しか出てこない。
「睦月、深雪をベッドに拘束して」
「はい、お姉様」
言われた通り深雪の両手両足をベッドに付いている枷に拘束した。
葉月がふと見ると、霞が冷静に戻り姉の姿を見つめていた。
「霞、こっちにいらっしゃい」
しっかりとした足取りで葉月の元へとやってくる。
(お姉ちゃん…わたしのせいで…)
(かすみ…まき込んでしまったわね…)
姉妹は見つめ合っていた。
お互いが自分を責めていた。
しかし待っているのは更に残酷なものであった。
「霞」
「はい…」
「深雪は私を待たせた悪い娘よね」
「……」
その問いに霞は姉の顔を見た。
(答えたらお姉ちゃんが酷い目に…)
霞は逡巡した。
しかしその答えを受け入れてくれるほど葉月は甘くなかった。
「ふ〜ん、深雪が口止めしているのね」
―――ギゥッ
長いツメで深雪の乳首を締め上げた。
「ふああああっ」
深雪のうめき声が霞の胸を締めつける。
「待って、ご主人様」
「何?」
「…お姉ちゃんは悪い娘です」
目をつぶり下を向きながらそう言った。
「そのせいで霞はお仕置きされたのよね」
「はい」
今度はすぐに答えた。
躊躇えばまた姉が犠牲になる。
しかし次の質問にはすぐに答えられなかった。

「じゃあ深雪にもお仕置きが必要よね」
「えっ…」
葉月は無言で深雪の大きな胸をツメを立ててわしづかみにする。
「ひぃううぅぅぅぅっ」
深雪の悲鳴が響く。
霞は断腸の思いで切り出した。
「お姉ちゃんにはお仕置きが必要です…」
「そう」
葉月が深雪から手を離す。
ホッとしたのも束の間。 「これをあなたにさせてあげるわ」
葉月は霞に愛用の鞭を渡した。
霞は鞭と深雪を交互に見やっていた。
「出来ないなら私が代わりにやってあげましょうか?深雪のキレイな肌がズタズタになるまで…ね」
ペロリと舌なめずりをした。
「…お姉ちゃん、ごめんなさい…」
霞は手にした鞭を振り下ろした。

―――ペチッ
―――ペチッ
気の抜けたような責めを見て生粋のSである葉月は怒りを覚えた。
―――パァン
「ひっ」
葉月の平手が霞を襲った。
霞は熱く火照った頬を押さえながら一粒涙をこぼした。
「何をやってるの、あなたがどう思ってるか知らないけどSMは愛情なのよ。真剣にそれを受け止めようとしている深雪に失礼だとは思わないの?」
「でもこんなの酷いよぉ、お姉ちゃんだって嫌がってるよ」
霞は激しく抗議した。
深雪はただ呆然とそれを見つめている。
「嫌がってる?こんなに濡らしてるのに?」
―――クチュッ、クチュッ
「ふぅぅぅん」
深雪のアソコに滑り込んだ葉月の指は淫らな音を奏でていた。
その指を霞の目の前で糸をひかせて見せる。
「そんな…」
「霞、あなただってそうでしょう。私に責められて感じたでしょう?」
「それは…」
霞は戸惑った。
葉月に責められた日々がよみがえる。
確かに霞は感じ、何度もイカされた。
「それとも、愛の無い相手でも感じるのかしら…ふふっ、淫売ね」
その一言は霞から反抗の意志を急速に奪っていった。
霞は下を向いたまま動かない。
「深雪をたっぷり愛してあげなさい」
霞はスイッチが入ったかのように動き始めた。
―――ヒュン
―――パシーン
「うっ」
深雪が短くうめく。
しかし霞の目に涙は無かった。
―――パシーン
―――パシーン
―――パシーン
「はっ…ううっ…ひうぅ」
深雪は激痛に顔を歪めながらもアソコからは蜜が溢れていた。

…心では嫌がっても体は感じる。
理想的な状態だった。
深雪の急所を知り尽くしている葉月はアドバイスを送った。
「霞、言葉でも責めてあげなさい」
コクンと頷くと早速言葉を放った。
「お姉ちゃん、すごく濡れてるよ」
霞のそれは女王様には程無く遠かったが、これはこれで淫らだった。
―――パシーン
「あぁう」
「痛い事してるのに気持ちいいの?」
深雪の頬が朱に染まる。
―――パシーン
「ぐぅっ」
「お姉ちゃんのクリトリス、大きくなって立ってる」
妹に恥ずかしい所を見られる羞恥に痛みも甘美な痺れとなっていた。
「あぁっ」
深雪の声が少し高くなる。
葉月にはイキそうな合図だと気付いた。
「霞、深雪のオマンコを舐めてあげなさい」
霞は鞭を置くと深雪の上に跨りシックスナインの体勢になった。

「お姉ちゃんのここ、真っ赤に充血してかわいそう…」
―――ペチャ
優しく深雪のクリトリスに舌を這わせていった。
「ふぁ」
深雪の体が大袈裟なくらいビクッと反応する。
「ここもヒクヒクしてるよ」
霞は人差し指を深雪の膣に挿入した。
「はふぅん…」
切なげな喘ぎがもれる。
深雪のアソコからは透明な液があふれアヌスを濡らしていった。
霞は指を動かしながらクリトリスを舐め続けた。
「はん…あぁん…ふぅぅ…ひあぁ…」
実の妹に責められる背徳感が深雪の快感を押し上げている。
(イキそう…かすみの前で…恥ずかしいのに…)
深雪の太ももが少し痙攣し始めた。
―――ポタッ
「?」
深雪の頬に何かが落ちる感触に目を開けた。
そこには蜜があふれクリトリスの先から滴っている妹の股間があった。
まだピンク色で乱れのないそこはとてもキレイだった。
しかし快楽を知ってしまったオマンコは大人を主張していた。
(かすみ…)
―――ギッギッ
必死に霞を愛撫しようとするが拘束されていて届かない。
四つん這いになっている霞のアソコがとてつもなく遠かった。
もう一度と下腹に力を込めた時だった。
―――グチッ
突然狭くなった膣内で霞の指はGスポットを直撃していた。
「ふあぁぁぁぁぁぁぁっ」
―――プシャァァァァッ
深雪はいきなりのすごい快感に失禁してしまった。
「きゃっ」
その奔流は霞の顔面を容赦なく汚していった。
「はぁ、はぁ、はぁ」
深雪は頬を染め余韻に浸っている。
霞も余韻に付き合い、指をゆるゆると動かした。
そこへ葉月の声が飛ぶ。
「妹の顔におしっこをかけてそんなに気持ち良かったの?」
深雪の顔を覗きこみながら尋ねた。
余韻に浸っている深雪は催眠術にでもかかっているかのように頷いた。
「そう、じゃあ霞もしてあげなさい」
「そんな…できない…」
「それなら浣腸してウンチをかけてあげる?」
葉月はその答えを予想していたかのようにすんなりと言った。
「…わかりました」
霞は下腹に力を込める。
しかしさっき失禁してしまったので中々出ない。
(ダメ、出さなきゃ…もっと酷い目に…)
必死で自分を説得していた。
もう一度力を込める。
―――ピッ
1,2滴出ればあとは自然にいった。
―――シャァァァァァァ
霞の中から出てくる汚水は深雪の鼻フックで上げられた鼻を容赦なく襲った。
「う…ひあぁぁぁぁっ」
余韻に浸りボーっとしていた深雪は鼻の激痛に顔を振ってうめいた。
葉月は楽しそうに深雪の顔を両手で固定した。
「げほっ、げほっ、ひあ、ひゃうぇへ…おふぇあい…」
鼻の奥を責められる痛みに自然と涙が出た。
しかしその涙も霞のおしっこと混ざり、わからなかった。
「鼻はいやなの?」
葉月はなだめる様に尋ねた。
「ふぁい…」
「そう、じゃあ全部飲みなさい」
そう言うと深雪の顔を少し上に向けた。
霞の股間から落ちる流れは深雪のギャグの穴から口内に消えていった。
―――コクン
深雪の咽喉が微かに動く。
しかし流れの方が速く、深雪の口からどんどん漏れていた。
「全部飲めって言ってるでしょう」
葉月は深雪の目を無理やり開ける。
ギャグで跳ねた尿が目に入り塩分で痛みを起こした。
「んんんん」
深雪の目が逃げ場を求めてグルグル動く。
結局、意を決して口の中のものを一生懸命に飲下した。
霞の放尿が終わると葉月は次の命令を出した。
「紙は無いからお互いにキレイにしなさい」
そう言って深雪のギャグと拘束を外した。
今度は深雪も霞のを舐める事が出来た。
深雪は霞の腰を抱きしめると尿道を尖らせた舌でそっと舐める。
その動きに合わせるように霞も舌を這わせていった。
快感を貪る姉妹を横目に葉月はペニスバンドを装着した。
「二人ともこっちに来なさい」
呼ばれた二人はお互いのオマンコから口を離し部屋の真中までやってくる。
「そのまま抱き合いなさい」
その言葉の意味がわからなかった。
何しろさっきまでベッドで抱き合っていたのである。
「はやくなさい」
葉月の声に急かされて抱き合った。
「そう、そのまま腰を突き出しなさい」
ようやく二人にもその意図がくみ取れた。
霞の後ろには葉月が、深雪の後ろには睦月が立っている。
―――ニュプッ
睦月は深雪の腰に手をかけると一気に突き入れた。
「あぁぁん」
深雪の背筋をゾクゾクしたものがかけ上がった。
―――ニュルッニュルッ
「あ…あぁ…ん…ん…」
一方、葉月は霞の割れ目にペニスを上下させながら焦らしていた。
霞の目の前で深雪が喘いでいた。
睦月の注送が深雪の体を通して霞の体に伝わってくる。
「ご主人様…もう…」
「ふふふ、深雪の感じる姿を見て我慢できなくなったの?」
「は…はい」
「ちゃんとお願いしなさい」
「ご主人様ぁ…霞にご主人様の…下さい…」
「いやらしい中学生ね。そんなに欲しいのなら上げるわ」
―――ズニュッ
一気に根元まで突いた。
「はぁん…」
自然に声が漏れる。
―――パンパンパンパン
睦月と葉月の腰をうちつける音が冷たい地下室にこだまする。
「あん…ん…ん…はぁ…」
深雪がうっすらと目を開けると目の前で喘いでいる妹の姿が飛びこんできた。
霞の甘い吐息が深雪の鼻腔をくすぐる。
深雪は発作的に霞の唇を奪っていた。
「んっ…!」
(お姉ちゃん…) 一瞬顎を引きかけたがそのキスを受け入れた。
「ぷはっ…あぁん…」
しかしそのくちづけも喘ぐので長くは続かなかった。
口を開けたままで出来る様に深雪は舌を絡め始めた。
―――クチュクチュ
―――グチュッグチュッ
上の口と下の口からいやらしい音を立てながら姉妹は快感に打ち震えていた。
「くっ」
そのとき不意に睦月の口から声が漏れる。
睦月は歯を食いしばって必死に耐えていた。
「どうしたの睦月、もうイキそうなの?なさけないわね」
「だってお姉様のは感じないじゃないですか。私のはとても敏感だから…」
「そんなの問題じゃないわ。奴隷より先にイクなんて恥よ」
まるで見せつけるかのように葉月は腰の動きを早めた。
睦月も仕方なく腰を動かす。
「あ…あぁ…やっ…ダメ…」
「いい…あぁん…はっ…やぁ…」
姉妹は舌を離し大きな喘ぎ声を上げる。
深雪と霞もイキそうになりギュッと強く抱き合った。
二人の胸が押し潰される。
「はっ、はっ、はっ」
「くっ、ふっ、くぅっ」
「あん…あん…あっ、あっ、あっ、あぁぁぁぁぁぁっ」
「ひぁっ…ん…ん…んぁっ…んんんんんんんっ」
4人の呼吸が1つになり、霞と深雪は絶頂を迎えた。
―――ニュルッ
睦月はペニスを引き抜くと同時にその先から精液が霞の顔面に直撃した。
「はぁん…」
霞の鼻先を直撃した精液は頬、口、顎と流れ二人の合わせた胸の谷間に白い泉を作った。
余韻に浸る二人は胸を両手で持ち、その液を弄び始めた。
―――ニチャッ、ニチャッ
霞には無理だが深雪の胸の間に白い糸を引いた。
深雪は霞の顔を汚している液を舌で舐め取り始めた。
面白くないのは葉月である。
3人はそれぞれイッたのだが何せ自分はイッてない。
「睦月っ」
ベッドに睦月を呼び寄せる。
―――カチャカチャ
ペニスバンドを外すと股間の部分に透明な糸を引く。
すぐに太ももまでベトベトになった。
「お姉様…珍しいですね、奴隷の前で求めるなんて…」
「いいから、早く入れなさい」
葉月はペニスを掴むと自分の中に乱暴に挿入した。
「くぅ…」
声を上げたのは葉月ではなく睦月だった。
葉月の膣は生き物のように器用に根元から先へと順に締めつける。
「お姉様、そんなにされたらすぐ出ちゃいます…」
「許さないわよ、んぅ…私がイクまでは…」
気丈に言い張るがだんだんと喘ぎが混じる。
葉月は膣の動きを緩やかにした。
睦月は再び腰を振り始めた。
葉月の乳首に口をつけながらクリトリスを優しく弄る。
「く…うん…はぁ…そうよ、もっと…ぁん…頑張りなさい…」
声は甘えても強い態度は崩さない。
睦月のモノは一回出したので元気だった。
腰を突き上げる角度を調節してGスポットを刺激する。
「ん…はぁ…ん…ん…ん…」
感じる葉月の顔が艶かしい。
スウッとペニスを入り口付近まで抜くと一気に根元まで突きこむ。
「くぅっ」
その瞬間、葉月はまた睦月のペニスをギュッと締めつけていた。
「お、お姉様…」
そうは言っても締めつけて感じるのは睦月だけではない。
葉月も思わずイキそうになっていた。
イカされるのは葉月のプライドが許さない。
「し、仕方ないわね…私の中でイッてもいいわよ」
「はい…」
睦月は激しく葉月の子宮口を突いた。
そのたびに葉月の体を快感が走り抜ける。
「くぁぁっ、お姉様…イキます…」
「たっぷり…出しなさい…あぁぁぁぁっ…」

葉月の膣がものすごい力で締めつける。
睦月は最後に一度、子宮口を叩くと精液を子宮の中に放出した。
「入ってくる…」
心地いい暖かさをお腹に感じながら葉月は達した。
「…ふぅ」
ダウンする睦月をよそに立ちあがると姉妹の元へ行った。
「ほら、いつまでも遊んでないで私のをキレイにして」
霞は咄嗟に動けなかったが深雪はいつものことのように葉月のアソコに指をさしこみ流れ出てくる精液を吸い取った。
葉月のオマンコから口を離した深雪は再び霞と唇を重ね口の中の液を口移しで送った。
「ん…」
液と一緒に深雪の舌も入ってくる.
―――ピチャ、クチュ
またお互いの舌を絡め、精液をどちらの口内とも無く弄んでいた。
「もう離れなさい」
葉月は二人を引き剥がした。 口からこぼれた精液がコンクリートの床に白い斑点を描く。
「あ…」
自然に声が漏れる。
今まで目をつぶっていた姉妹は口から精液を垂らす姿をお互いに見やっていた。
「これからは気が向いたら二人で調教してあげるわ」
葉月の指が二人の口に突っ込まれる。
二人はまだ収まりがつかないのか、指をペニスのようにしゃぶっていた。
「ふふふ、いい娘ね。もうちょっと遊びたいけどもうこんな時間ね」
腕時計にチラリと目をやりながらそう呟く。
「仕方がないからもう上がりましょう」
ダウンしている睦月をよそに3人は地下室を後にした。
「あ、でも私の制服破れちゃった…」
階段を上がりながら霞が思い出したように言った。
「大丈夫よ、こういう時のために用意してあるわ」
その言葉を聞き霞は安堵の表情を浮かべた。
「深雪、霞をいつもの部屋に案内してあげなさい」
ホールに戻った葉月は深雪に着替えのある部屋を案内するように促す。
「はい…かすみ、こっちよ」
二人が1つの客室に消えていったのを見届けると自分も別の部屋へ入った。
しばらくして姉妹がホールへと戻ってくる。
いつもの制服姿だった。
「あれ、どこ行ったんだろ…」
霞は訝しげな顔をする。
―――ガチャッ
近くのドアが開き中から葉月が出てきた。
手には男性を模ったバイブが2本握られていた。
「二人ともお尻を向けなさい」
もう二人には何をされるのかわかっていた。
すぐに言われた通りにする。
「ランダムで動作する新製品だから悲鳴に気をつけなさい」
葉月は二人のアソコにバイブを挿入しパンティを履かせた。
「わかってると思うけど家まで抜くのは許さないわよ。それとオナニーするときはそのパンティを履いたままする事。
履いたままなら何回してもいいわ。ただし、明日はそのパンティを履いてきてもらうからそのつもりでね」
「え〜、明日も…」
霞が不満を漏らす。
「汚さなければいいのよ。それとも深雪とするつもりなのかしら」
ハッと姉妹は目を合わせお互いの頬を朱に染めた。
「そんな事しないもん…」
少し小さな声で霞が言った。
「だといいけど…」
葉月にはあの二人が我慢できない事はわかっていた。
あのバイブには遅効性の媚薬が塗ってある。
ものすごい効き目は無いが普段より興奮状態にするものだ。
恐らく今日の事を思い出すだけで他方を襲う事になるだろう。
(寄り道すると電車の中で求め合う事になるわよ…)
葉月は想像を楽しんでいた。
(でもそれもいいかも、周りの蔑んだ目にあの二人は間違い無く感じるでしょうね)
葉月は自分の世界に入ってしまっている。
妖艶な笑みを浮かべながら股間を弄っていた。

(んもう、あの二人のせいでまた発情してきたわ。今日は睦月を寝かさないわ…)
ようやく地下室から戻ってきた睦月は良くない雰囲気にそ〜っと自分の部屋に帰ろうとした。
「睦月ッ」
葉月が急に叫ぶ。
―――バタッ
驚いた睦月がこけた拍子にハイヒールが脱げとんだ。
「は、はいっ」
「あら、いたの…まぁいいわ。今日は火照ってるから後で私の部屋にきなさい」
睦月は泣きそうになる。
葉月の性欲は底無しで一晩中付き合わされると次の日は腰とペニスが痛くなる。
「あっ、あの、明日は学校があるので…」
必死に逃げようとする。
「何言ってるの。今夜は寝かさないわよ、覚悟なさい」
睦月の手を取るとズルズルと引きずっていった。
脱げたハイヒールはそのままに…。
「お姉様ぁ、せめてハイヒールを…」
小早川家の夜はふけていく。

END


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