ラフの影響で書き殴った文章
「フフ…どう、気分は」 私は足下に転がっている深雪を見下ろした。 「…はぁあ…あぁぅ…」 シュロイドで固定された口は思うように動かすことができず、深雪は喘ぎともため息ともつかない声を弱々しく漏らしている。 責め具に刺激され続けた股間から溢れた愛液は、はがれかけた床を水たまりに変えつつあった。 「さぁ、はしたなく汚した下着を脱がせてあげる…」 少し時間をさかのぼる。 この夏も深雪を別荘に「招待」した私は、彼女を伴って夜の散歩に出ていた。心地よい高原の夜風が、私たちの肌をやわらかく撫でながら吹き抜けてゆく。 「いい夜だと思わなくて、深雪?」 「あ、あの、睦月お姉様…私…は、恥ずかしいです」 私が握ったリードの先には、首輪につながれた深雪がモジモジと恥ずかしそうに俯いていた。 首輪と上半身をがっちりと縛る麻縄、厳重に施錠された黒い革製のパンツ。それにいつもの黒縁眼鏡に三つ編みに結んだリボン。 それが深雪が身につけているものの全てだった。 野外で人目にさらす行為は幾度となく繰り返しているけれど、深雪の変わらない反応は、私の嗜虐心を煽ってくれる。 「奴隷に似合いの装いじゃない。さ、行くわよ」 「あっ…」 ややシーズンを外れているこの場所に私たち以外の人の姿はないが、深雪はおずおずとした足取りで私の引くリードを追うように後をついてくる。 もっとも、深雪のおぼつかない足取りは、恥ずかしさのせいだけではない。 深雪の下半身を黒く覆った革製の下着に視線を移す。やや内股気味の深雪の内股が、月明かりに照らされぬらぬらと鈍い輝きを放っている。 「オモチャの振動がだんだん良くなってきたんじゃなくて?」 「そ、そんな事…あうぅぅぅ…」 私がポケットから取り出したリモコンの目盛りを動かすと、深雪の秘部とお尻深くに食い込んだ、ふたつの皮パンツの内張のうねりが激しさを増していく。 たまらず腰をくねらせ、しゃがみ込もうとする深雪をリードを引っ張り無理矢理立たせる。 「ほら、私は休んでいいなんて云ってはいないわよ!」 「くぅ…ん、も、申し訳、あ、ありませんお姉様…」 快感をこらえる深雪の様子に満足をおぼえながら、全裸以上に羞恥に満ちた姿の彼女を連れ回す。 「さ、着いたわ。」 「あ、あの、大丈夫でしょうか、勝手に入っちゃって…」 私達の視界に、朽ちかけた建物が現れた。以前、偶然見つけた廃屋−どうやら元はペンションだったらしい−の中に深雪と共に侵入する。 とはいえ鍵がかかっていないことは確認してある。 勿論、セキュリティがあるような建物でもないことも。 「足を開いて、どうなっているか見せてみなさい」 「は、はい…」 深雪が色々な刺激に耐えている表情で、立ったまま両足を開いてゆく。責め具を覆う下着から愛液がしとどに溢れ出て太股を伝う。 窓越しの月明かりを背にしたその姿は、背徳的でありながらどこか幻想的にも思える。その深雪の姿に、私の醜い部分が反応を示した。 「深雪…跪いて私のモノをしゃぶって…」 「はい、お姉様…戴きます」 深雪もすっかり気分を高めていたようで、私が差し出したモノを、愛おしそうに口に含んだ。 「おいしかったかしら、深雪?」 「はい。…あ、あの、睦月お姉様…こ、今度はお姉様の硬いモノを、私の中に下さい」 深雪の口に存分に精を放ってなお、というより精液にまみれた深雪の顔を見たおかげでかえって硬さを取り戻した私の肉棒をうっとり見上げながら、 深雪は云いにくそうにおねだりする。 「それじゃあ、そのパンツを脱がないとね…あら?」 私の様子にたちまち不安そうになる深雪。 「厭だわ。私ってば、鍵を忘れてきたみたい」 「ええっ、そ、そんな…」 本当はわざと置いてきたのだがもちろんそんな様子はおくびにも出さない。深雪はというと、おあずけを余儀なくされそうな雰囲気に不安を煽られているようだ。 「せっかくだから、バイブの責めを楽しみながら待っていなさい」 「ま、待ってくださいお姉様、せめてバイブは止めて下さ…あがっ、はぐっ…」 哀願するる深雪の口に、口枷をねじ込む。跪いていた深雪を足でやや乱暴に倒し、太股から足首にかけて縄をかけ、自力で起きあがれないようにする。 「鍵を取ってくるまで、口に残ったザーメンの味でも楽しんでいなさい。」 精液のこびりついた眼鏡を外し、仕上げに目隠しで視界を塞ぐ。姿勢を変えられてさらに深くまでバイブの刺激に襲われているのか、息を荒げる深雪の股間を ブーツの爪先でひとなですると、ヒクヒクと体全体を痙攣させる。 それでもなお、深雪は首を左右に振って私に訴えかける。もちろん無駄なことだけれど。 「それじゃあすぐ戻るから、失神しないで待っていなさい」 戻ってきた時の深雪の様子を楽しみにしながら、わたしは深雪を残して廃屋を後にした。![]()