暗闇の中...
頭を包み込むラバーの全頭マスクは、目の部分が空いていないタイプで、被らされた私は真っ暗闇の中にいます。
「むふぅ...」
口の中には、ペニスギャグと呼ばれる大きなペニス状のゴムの固まりが押し込まれ言葉を封じられています。
吐き出そうにもマスク状のそれは、全頭マスクに固定されているので吐き出す事は出来ません。
舌を押さえつける巨大なペニスギャグのせいで、涎が止めどなく溢れマスクの隙間に溜まります。
「おおぉ...」
この戒めから逃れようと体を揺すりますが、四肢を繋ぐチェーンはびくともしません。
ラバーのグローブに包まれた両手を万歳するみたいにチェーンで吊られ、両足も同じく大きく広げたまま固定されています。
まるで大の字のように調教部屋のまん中に吊られているのです。
胸の部分に穴の空いたレオタードからくびり出された乳房が、冷たい空気に触れて震えています。
その先端は、自分でも驚くぐらいに固くしこり、恥ずかしさを隠せません。
私の恥ずかしい部分には、太くていやらしいバイブが押し込まれ、気紛れなそれは思い出したように振動し、私を責め立てます。
敏感なクリ○リスにも、ピンクローターが押し付けられ、アソコのバイブと同じように気紛れな振動を送り込んで来ます。
ブブブブブ...
またあそこのバイブが震え出しました。
「おおぉ...」
ジジジジジジジジ...
ピンクローターも遅れて震え出しました。
体の奥で燻る欲求の炎が再び燃え上がります。
グローブに包まれた指が踊ります。
無意識に腰がクネリ出しました。
「おおぉ...あおぉ...」
マスクに包まれた口から、獣のような呻き声を発し体を強張らせます。
イクぅ...!
頭の中が真っ白になって、体中が震えます。
その瞬間、私をあざ笑うかのようにバイブ達の振動が止まりました。
「おおおおお!」
絶頂寸前で止められた私は、いやらしく腰を振りたくって快感を得ようとしますが、僅かしか動かせない状態では
大した刺激にはなりません。
暫くすると、再びバイブ達が動き出します。
アソコから送り込まれる無機質な振動に、何度も絶頂寸前まで追い上げられますが、決してイかせてはもらえません。
生殺しのような状態が、続くのです。
ふぅ...ふぅ...
熱く火照ったままの体を鎮めるために、マスクの鼻の部分に空いた小さな穴から呼吸を整えます。
私のこんな姿を、地下室のどこかでご主人様は眺めて楽しんでいるのでしょう。
力なく頭を垂れ、四肢をチェーンに預けました。
空気を切り裂く音が、マスク越しに微かに聞こえました。
次の瞬間...
パーンッ!
ぐったりとうなだれて、鼻からの呼吸をくり返す私の胸に鋭い痛みが走りました。
「おあああぁ!」
暗闇の中で突然襲い来た痛みに、塞がれた口からくぐもった悲鳴がほとばしります。
ラバースーツから、飛び出した乳房を鞭打たれたのです。
見えないのを分かっていても、近くに居るであろう御主人様を探してしまいます。
パーンパーン!
続け様に鞭が弾けました。
「おおおおおっ!」
ペニスギャグを押し込まれた再び悲鳴がほとばしりました。
打たれた所がジンジンと痺れています。
ふぅふぅ...ふぅ...
小さな鼻の穴から呼吸をくり返し、少しでも多くの酸素を取り入れようとします。
不意に、ラバーレオタードのお尻に空いた穴に何かが押し付けられました。
「んむぅぅぅ...」
何か丸いものみたいです。アヌスを押し拡げて中に押し込まれようとしています。
アヌスの力を抜き、その丸い物を受け入れます。
ぐぷっ
アヌスボール...
押し込まれたのはアヌスボールでした。
ボールの大きさまで広がったアヌスが口を閉じて、ボールが中に収まりました。 「むうぅ...」
続けて、ボールがいくつも押し込まれていきます。
アヌスの中に収まりきらなかったボールが股間に垂れ下がり揺れています。
お尻の中がボールで一杯に満たされ、変な感じです。
少し間を置いて、再び鞭が弾けました。
「んおおおっ!」
今度は、ラバーに包まれたお尻から、むき出しの太股まで連続で鞭打たれました。
逃れようと腰を振る度に、アヌスからぶら下がったアヌスボールが揺れて、アヌスを刺激します。
お尻に神経を集中していると、胸に痛みが走ります。
「おおおぉ!」
体中に痛みが走ります。
私は、ラバースーツの中で汗にまみれてのたうちまわります。
全頭マスクで視界を奪われて、無防備に吊り下げられた私には、御主人様の鞭を避ける術はありません。
襲い来る恐怖に身を強張らせ、暗闇の中で耐え続けるしかありませんでした。

全頭マスクの深雪


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