<Lesson #7>
'03.10.19 晴れ。
今日もいい天気です。ですが暑いという感じはなく,ちょうどいい気候です。
秋になってきました。
いつもより若干遅れて到着。受付をすると,なにやら緑色の紙が渡されました。
「レッスン休講のお知らせ」
そう,選挙が 11/9 にあるため,11/8 と 11/9
のクラスが煽りを受けて休講となる通知です。
大阪E,F,G,Hの4クラスが該当するのですが,このうち,大阪Fだけは場所を変えてレッスンがあり,
残りの4クラスは全11回のレッスンとなります。
#レッスン料が1,000円上がって,1回減った…すんげー損した気分。(--;;)
<復習>
定刻も過ぎ,レッスン開始です。もちろん,花月・山本の両先生です。
さすがに先週の”閉め出し”に懲りたのか,今日は下からの登場です。
まずは発声練習から。いつもの「ま」と「ぱ」です。
毎度言われるように,笑顔で。「ぱ」は何も考えないで軽快に。
一通り発声したところで,本題に入ります。
先週のおさらい,P52,851小節,Prestissimoからです。
特に止められることなく,P57,912小節まで通して歌います。
時折,にやにやする先生の顔が覗えましたが…
「復習なのに,先週を下まわる実績!」
…ははは。
「今日はさっと復習します。となり(の声)を聴いてからでないこと。」
つまりは,自分から歌いなさいね,ってことですね。でないと ぞわぞわぞわ って感じになりますから。
一通り歌った後,
「はい,またやりましょう。…ま,正解率 20%
ぐらいね」
#低っ!
<フーガ突入>
「さぁ,今日からは一番難しいところをやりましょう。****君(小生のことです),何ページですか?」
「えーと…多分,P34だと思います」←別に示し合わせてるわけではありません(^^;;)
「そうですか,ま,****君がやりたいっていうんですから,ここ,やりましょうか」
って,おい!小生の所為かい!(^^;;)
#どうせなら,楽そうなところを言っておけば…
そう,今日からP34,655小節,フーガです。
難しいといえば難しいんですが,実はそう嫌いではありません。
なぜなら,他のパートに引っ張られないから,という単純な理由なんですが。
#でも,「ここはどこ?私は誰?」と,ターゲットをlost,沈黙することもありますけど。
#って,だめぢゃん…
難しいのはなんと言っても教えるほうでしょう。
パート毎に教えるにしても切りどころが難しい上,途中まで合わせるにしても,必ずどこかのパートは
中途半端になりますから。とかいうものの,ここは必ず通る道,頑張りましょう。
#あ,このレッスンレポもどこで切ってよいやら…f(^^;;)
まずはアルトの出だし,Seid は勢いよくでるところ。
そのあとは,かっこよくパン,パンと球が弾むように元気よく。
発音では,umschlungen は 「しゅるーうんげんぬ」と,母音を言いなおすぐらいの感じで。
ソプラノは,664小節の Freude が遅い。668小節の
dein のところ,入るときは落ちついて。
声は出てるからきれいに。続く669小節の Hei--------
は歌ってるうちに「あ」母音でなくなってるので
注意すること,670〜1小節,このあたりで疲れて下がってくるので,長い音で丁寧に合わせること。
テノール,声が出てませんねぇ…(^^;;)
裏声でいいから出してみましょう,で,表声と混ぜていけば,そのうち出るようになる!
へなちょこテノールは,音程とかテクニック以前の問題かも(^^;;;;)
あと,覚えるしかない,感覚でやって,って感じでした。
バス,大きな楽器を弾いてるつもりで,大きく深く歌うこと。
どのパートにもいえるんですが,息継ぎするタイミングがあまりないんですね。
なもんで,「息がしんどくなったら,息継ぎして」とのことでした。
<うまい!>
今年のソプラノは,
「うまい!…でもこんなハズはない?! もう一回!」
ってなぐらいなもんでした。確かに上手い。そつなくこなすんですね。
アルトは,どうしても低いところを受け持ってるだけに,
「暗い歌を歌ってるんじゃない,明るくハッピーに歌って!」
とのことでした。
テノール,バスは?…ははは,覚えるしかないだろ!ってところでしょうか。
<サービス,さーびすぅ!>
さて,実際のレッスンの時間軸とは若干前後しているかもしれませんが,休憩に入ります。
悪戦苦闘しつつも,一時休止,約10分。
さて,先生方は壇上に上がります。
なんとなーく,雰囲気が違う…山本先生,ピアノを弾きだします。当然,レッスンとは違います(^^;;)
プチコンサートの始まりです!拍手喝采!
「オ・ソレミオ」
を歌ってくださいました。拍手は続きます。
…鳴り止まない…(^^;;;)…だんだん手拍子になって,リミッタ解除,アンコール要求モード全開!
花月先生,山本先生とちょっと密談。ピアノが鳴ります。
「カルメン,闘牛士の歌(日本語version)」(でいいのかな?)
も歌ってくださいました。いやぁ,すごいっす。
ピアノもスゴイですねぇ,聴かせてくれます。
「フーガの稽古,つらいですから…サービスです」
#こんなサービスならいつでも桶,いや,おっけーです。
「****君,今日は10円ずつ集めて!」
#前もって言ってくれれば,集金箱,持ってくるのに…
それにしても,今年の花月&山本先生,ひと味違います。サービス,さーびすぅ!って感じ。(^^)
<やるときゃやります?>
どんどん進みます。
アルト,675〜6小節,ややこしいですね。「やたら難しい」ところです。
音符も2つ書いてあるし…ホント,どうやって歌うんでしょ?
全篇に通じているんですが,ここも何度も繰り返して,覚えるしかないようです。
P36,679小節,Freude schoner Gotterfunken,〜
の部分,このフーガにおいても
主題なわけでして,
「せせこましくしないこと,私が主役!な気持ちで歌うこと」
「可愛くなるのではなく,深くなるように」
そうですね,アルトは女王様ですから。
#ん?魔法遣いのおばあさん?(笑)
ソプラノは,685小節の ganzen で,「が」に入るのがゆっくり過ぎ,との指摘を受けてました。
「がががが」と聞こえるようです。
次の689小節の ganzen は高い音ということもあって,「何をいってもいいから,音程を合わせてください」。
その次の691小節の ganzen では「疲れて音程が落ちている。落ちないように」とのことでした。
693小節,P。「ここは流暢に」。歌ってみると,さすがソプラノ,「OK,皆,ドイツ人みたい」
ですが,おわり(699小節)に向って上がっていくように,699小節の
(Hei-)-ligtum については,
「(はーー)あいんりっひとぅうむ」と,母音を前につけるつもりで,との注文がつきました。
テノール,683小節から,
「ここ,何度やっても音を取れないんですよ」と花月先生をして,言わしめたところ。(ん?日本語,合ってる??)
「なんとなくでいいですから。そのうちに合います。難しくやってもいいけど…わからん!」
ってことで,ここも雰囲気を丸覚えするしかないようです。
あと,697小節の (Hei-)-ligtum はアルトと一緒で「(はーー)あいんりっひとぅうむ」ぐらいの気持ちで
歌うことだそうです。
バスなんですが,うーん,メモできてません…ただ,685小節の
diesen と入るところ,難しいです,と
言ってたのだけ,覚えています。
パート毎の練習を聴いていても,なんか違和感のある部分。その前の部分がかっこいい所だけに,
妙に引っかかるんですが…と言ってもしかたないんですけどね。
といったような注意を受けつつ,P38の700小節まで到達です。
一度,P34,655小節から通して歌い,その後「小さい声で,周り(他パート)を聞くつもりで歌ってみて」と
いうことで全員ヒソヒソ声で歌います。各パートがそれぞれ独自の旋律を歌うわけですから,周りを聴いて
自分の位置を確認してくださいね,ってことですね。
そしてもう一度,フーガを頭から通して歌います。
「やるじゃない…みんな!」
と,お褒めの言葉を戴いて,今日のレッスンは終了しました。
<先はあんまりないぞ?!>
折り返したレッスンなんですが,フーガに突入。
他にもまだ手をつけていない箇所ももちろんあるわけで…とりあえず,コマを進めているという感じも否めません。
しかも,11/9 が飛んでしまうことが確定したので,さらに厳しい状況になります。
レッスン終了時には「歌えるようになった」というよりも「全体をなめただけ」となりそうな気配がします。
よく言われたように「音楽にする」ようにしなければならないんで…せめて歌詞と雰囲気だけでも自主練などで
把握しておかないといけませんね。