■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■■■■■■   TimeChart Runner for ATtiny2313    ■■■■■■■
■■■■■■■■    Producted by CustomEng.   ■■■■■■■
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

 名称    : TimeChart Runner for ATtiny2313
 バージョン : 1.01
 製作者   : カスタムエンジ
 URL   : http://www.venus.dti.ne.jp/~kn2/customeng/
 連絡先   : 上記ホームページの連絡用フォームから
 動作環境  : MS-Excel97以上がインストールされたWindows-PC
        ( OSはWinXP、CPUは1GHz以上を推奨 )
 動作確認  : WinXP + Pentium4(R)_2.6GHz + 1GB_ROM + Excel97
         WinVista + Core(TM)2_Duo_T7100_1.80GHz + 1GB_ROM + Excel97
        (いずれもUSB接続)
 制御対象  : AVRマイコン ATtiny2313-20PU(ATMEL)
 ソフト種別 : フリーソフト
 著作権   : 著作権は製作者が保有する
 改変等   : プログラム改変は禁止しない。ただし改変後公開する場合は、
         改変内容と履歴を明記すること。
 転載    : 著作権者の許可が必要
 免責事項  : 本ソフトの利用によって生じたすべての障害や損失に対して
         著作権者は一切の責任を負わない。

============================================================================
  注記:WEB上の取扱説明書ではローカルファイルへのリンクは無効です。
----------------------------------------------------------------------------

【 目 次 】

 ・概 要

 ・特 徴

 ・使用条件 ←重要!

 ・インストールの方法

 ・アンインストールの方法

 ・使用手順

 ・操作画面と操作方法

 ・補足事項

 ・うまく動かない時

 ・カスタマイズ

 ・謝 辞

 ・更新履歴

----------------------------------------------------------------------------

【 概 要 】

  このソフトは、AVRマイコン ATtiny2313 の指定出力ピン10本をタイムチャート
  に沿って制御するためのEXCELワークシートです。

 使用に当たっては、指定回路の作成、別途VCPドライバーのダウンロードとインス
  トール、マイコンプログラム書込環境などが必要です。

 なお関連ソフト「 Amic2313 」が導入されている環境であれば、新たにマイコン
 プログラムを書込むことなくそのまま使用できます。


【 特 徴 】

 ◆インターバルタイムを自由に設定できる。また制御開始位置と制御停止位置も
  自由に設定できる。
 
 ◆実行動作を一時停止・再開できる「ポーズ機能」搭載。

 ◆COMポートへの接続/未接続に関わらず使用できる「シミュレーションモード」
  を搭載。

 ◆起動モード切替により、外部からの起動指令にて自動運転や終了させることが
  可能。
 
 ◆ピン出力設定と状態をイメージしやすいようデザインに配慮。

 ◆合理的に動作させるための工夫多数。エラー制御もそれなりに付加。
 
 ◆EXCELワークシートであるがゆえの簡単編集。
 
 ◆COMポート制御モジュールとして、木下様作成の「 EasyComm 」(ver1.84) を
  組込利用しています。


【 使用条件 】重要!

 機能不具合を確認した場合は最大限の努力を持って改善に努めますが、
 本ソフト使用によって生じた障害や損失に対して当方は責任を負いません。
 また使用者への情報提供やアドバイスに対しても当方は責任を負いません。
 (もしこれらについて保障するとなると、リスク回避のためにあらかじめ高額な
  使用料を負担いただかなくてはならなくなってしまいます。)

 上記のことをご理解ご承諾いただける方のみ本ソフトをご使用ください。


【 インストールの方法 】

 ダウンロードした圧縮ファイルを任意の場所で解凍すると、
 「tcrf2313」というフォルダを生成します。
 そのフォルダの中には以下のファイルがあります。
 
   tcrf2313.xls   TimeChart Runner(メインファイル:EXCELワークシート)
   amic2313.hex  マイコン用プログラム(hexファイル形式)
    readme.html   説明書ファイル(このファイル)
   tcrfguide.gif   説明書用の画像ファイル 
 
 この時点で最初にダウンロードした圧縮ファイルは不要となりますので削除して
 もらってかまいません。


【 アンインストールの方法 】

 tcrf2313 フォルダを丸ごと削除してください。


【 使用手順 】

 既に「 Amic2313 」を導入済の場合は ■ STEP8 ■へ進んで下さい。


 ■ STEP1 ■ 部品の調達
 
  以下のページの回路図を参考に必要な部品を調達して下さい。
  http://customeng.blog110.fc2.com/blog-entry-16.html
  基板の他ブレッドボードや出力確認用の抵抗(1kΩ)、LEDなども別途に用意して
  おくと役に立ちます。
  
 ■ STEP2 ■ マイコンのヒューズビット設定と HEXファイル書込
  
  マイコンのプログラムライターがない場合は ■ STEP3 ■へ進んで下さい。
  
  マイコンのプログラムライターがある場合、まずATtiny2313 のヒューズビットで
  システムクロックを「内蔵RC8MHz(分周なし)」に設定します。間違えると最悪
  マイコンが応答しない状況に陥りますのでくれぐれも慎重に行って下さい。
  
  ヒューズビットの設定が終わったら、先に生成した「tcrf2313」フォルダー内に
  ある「amic2313.hex」ファイルをATtiny2313へ書き込んでください。
  
 ■ STEP3 ■ 回路の作成
  
  以下のページを参考に回路を作成して下さい(ただしUSBケーブルは繋がないこと)。
  http://customeng.blog110.fc2.com/blog-entry-16.html
  動作テストが十分に済むまではブレッドボード上に作成することをお勧めします。
  作成後は回路図と同じになっているかよく確認して下さい。重大な間違いがあると
  部品が破損する恐れがあります。
  
 ■ STEP4 ■ ジャンパ他の設定
 
  回路内J1〜4のジャンパを変更することで回路の設定を変えることが出来ますが、
  この段階では以下のように設定して下さい。
  
   J1(AE-UM232R基板上):1-2間をジャンパで短絡
   J2(AE-UM232R基板上):ジャンパで短絡
   J3:ジャンパで短絡
   J4:ジャンパで短絡

  また、SW1についてはOFFにしておいてください。
  
 ■ STEP5 ■ USBケーブルの接続
 
  パソコンとAE-UM232RをUSBケーブルで繋ぎます。この時LED1が点灯することを
  確認して下さい。しない場合は回路やジャンパ設定に間違いがないか確認して
  下さい。
  
  正しく接続されるとWinXPやVistaでは自動的にVCP(仮想COMポート)ドライバ
  のインストールが始まるはずです。インターネットに接続されていないなどの
  理由で自動的に始まらない場合は別途手動にてインストールして下さい。
  VCPドライバは以下のページから入手出来ます。
  http://www.ftdichip.com/Drivers/VCP.htm
    
 ■ STEP6 ■ COMポートの確認と設定
 
  Windowsのスタートメニューから設定→コントロールパネル→システム→
  ハードウェア(XPの場合)→デバイスマネージャ→ポート と進み、
  「USB Serial Port(COMx)」という項目が生成されていることを確認します。
  (生成されていない場合はUSBケーブルの接続が正しく行われていないか、VCP
  ドライバがインストールされていないなどの理由が考えられます。)
  この項目名の「COMx」の数字xが以降の「接続COMポート番号」になりますので
  ド忘れしそうな方はどこかに控えておいて下さい。
  
  さらに「USB Serial Port(COMx)」→ポートの設定(英語では Port Setting)
  を開き、各値を以下のように設定します。
  
   ビット/秒:(マイコンヒューズビット設定済の場合)57600
         (     〃     未設定の場合) 4800
   データビット:8
   パリティ:なし(None)
   ストップビット:1
   フロー制御:なし(None)
  
  マイコンヒューズビット設定済の場合はさらに下部の「詳細設定(Advanced)」
  を進み、「BMオプション」の値を最小の1msecに設定します。
  
  設定後は何度か「OK」を押して戻り、システムのプロバティを閉じて下さい。
  
 ■ STEP7 ■ マイコンのヒューズビット設定と HEXファイル書込
  
  STEP2で既にマイコンのヒューズビット設定と HEXファイル書込が済んでい
  る場合は ■ STEP8 ■へ進んで下さい。
  
  未実施の場合、作成したこの回路をプログラムライターとして動作させ、
  マイコンのヒューズビット設定と HEXファイル書込を行う事が出来ます。
  以下のページに詳しく紹介されていますので参照・実行して下さい(3章目〜)。
  ただし、システムクロックは必ず「内蔵RC8MHz(分周なし)」に設定して
  下さい(16進の場合、Lfuseを「E4」に設定すればok)。
  
  「(番外) FTDI BitBang AVR-Writer(Kimio Kosaka氏公開)」
  http://www.geocities.jp/arduino_diecimila/avr-writer/index.html
  
  設定及び書込の内容は前述 ■ STEP2 ■ に準じます。
  
  設定と書込が済んだら ■ STEP6 ■ のポートの設定と詳細設定のBMオプション
  をヒューズビット設定済の値にし、必ず最後に回路のSW2(AE-UM232Rリセッ
  ト用)を押してリセットを掛けて下さい(重要!)。
  
 ■ STEP8 ■ 指定入出力ピンの出力設定の確認、給電方法の変更
  
  TimeChart Runner は出力制御専用のため、J3及びJ4ジャンパを短絡状態にして
  指定入出力ピン10本を全て出力方向に設定しておく必要があります。ただし、
  本パッケージ添付のマイコンプログラム( amic2313.hex )を書き込んだ場合は
  出力設定ピンを自動判別して実行します。詳しくは後述【 補足事項 】を参照
  して下さい。  
  
  また回路の電源を外部給電に変更する場合は、AE-UM232R基板上のJ2ジャンパを
  切り替える必要があります。
  
  いずれの場合もジャンパを切り替える際は一旦USBケーブルを抜いて行って下さ
  い。切替後は再度USBケーブルを繋ぎ、必要に応じてSW1をONにします。
  
 ■ STEP9 ■ TimeChart Runner の起動と終了

  先に解凍したフォルダ内にあるファイル「 tcrf2313.xls 」をEXCELで開いてく
  ださい。拡張子が関連づけされていれば、ファイルのダブルクリックで開くこと
  が出来ます。この時マクロを開くかどうかの選択ダイアログが表示される場合は
  「マクロを有効にする」を選択してください。
  
  その後この下にある画像のような操作画面が表示されるので、左上部の「 Run 」
  と書かれた実行ボタンを押してみてください。エラーが表示されず、なにやら画
  面が動けばソフトは正常です。次に「接続COMポート番号」を所定位置に記載して
  再度実行ボタンを押し、同じようにエラー無しで動けば通信も正常です。
  
  終了に関しては EXCELワークシート(ブック)の終了方法に準じます。なお、
  設定を更新する場合は、必ずファイルを保存してから終了して下さい。


【 操作画面と操作方法 】

  
 ※画像をクリックすると別窓で開きます。  ※画像中の丸番号と下記説明項目の丸番号は対応しています。  @ステータスモニタ   現在行われている処理の状況がこの部分に表示されます。具体的には以下の通   りです。       「 System Check 」         実行ボタンを押すと最初に設定値や接続を内部でチェックしますがその際     に表示されます。ただし正常の運転では一瞬で終わる行程ですので表示さ     れたかどうかほとんど解らないぐらいだと思います。          「 Runnning ! 」         制御運転中に表示されます。       「 Repeat "数字" 」         制御運転中で繰返し行程に入った場合にはこちらが表示されます。     添加の"数字"は現時点での繰返し回数です。       「 Pause 」         一時停止ボタンを押して制御運転が一時的に止まっている際に表示されま     す。       「 Finished 」         制御運転が終了した際に表示されます。上の画像ではこの状態になってい     ます。       「 Error ! 」         エラーが発生した際に表示されます。      A実行ボタン   制御運転はこのボタンを押すことで開始されます。  B一時停止ボタン   制御運転はこのボタンを押すことで一時停止します。またその時に表示される   ダイアログで「はい」を選択すると運転再開、「いいえ」を選択するとそのま   ま運転を終了します。  Cガイドボタン   このボタンを押すとreadmeファイル(このファイル)をブラウザを開いて表示   します。     Dリンクバナー   このバナー上をクリックすると作者のホームページをブラウザを開いて表示し   ます。バージョンアップや不具合情報はこちらに掲載されますので時々確認し   てみてください(要インターネット接続)。  E接続COMポート番号入力セル   ATtiny2313が接続されているCOMポートの番号をこのセルに入力します。別の   機器が繋がれているCOMポート番号を入力して実行するとフリーズする場合が   ありますので十分注意が必要です。   なおこのセルに " * " を入力すると、COMポートと通信しない「シミュレーシ   ョンモード」での実行が可能になります。無論このモードではデバイスの接続   は問いませんから、回路をお持ちでない方も機能を試用したりシミュレータと   して利用することが可能です。初期値ではこの状態になっており上の図も同様   です。     Fインターバル時間入力セル   制御運転がリレーを切り替える時間間隔を秒数で入力します。入力数値は直ち   に Time行 の数列に反映されます。数値は正の数であれば特に制限はなく1以下   でもかまいませんが、システム処理スピードを超えた設定では実行時に遅れが   発生します。また一時停止はインターバル時間が短いほどかかりにくくなりま   す。それぞれの使用環境で許容値について実験してみてください。ちなみに当   方の環境ではインターバル0.1秒でも遅れなく動作しました。  G自動リピート回数入力セル   制御運転はスタートポジションとエンドポジションの範囲で行われますが、これ   を自動的に繰り返して運転したい場合、その繰返し回数をこのセルに入力します。   数値は 0 以上の整数であれば特に制限を設けてはいません。初期値は 0 で繰り   返しなしで運転終了します。      なおこのセルに " * " を入力すると、指定回数を指定しない連続繰返し運転に   なります。ただしこの場合はエンドポジションで運転終了することはありません   から一時停止ボタンを押して強制的に終了させることになります。     H起動モード選択ボックス     このボックスをクリックして起動モードを選択できます。   起動モードは以下の3種類がありますが、「 Manual 」以外はそのモードの特性   を良く理解した上で選択してください。      「 Manual 」(初期値)         通常使用する起動モードです。ワークシートを起動した際には運転は停止状     態です。実行ボタンをクリックすることで制御運転を行います。       「 Auto Run 」         ワークシート(ファイル)が開かれると同時に最後に保存された設定で自動的     に制御運転を開始します。ただしこれを行うためにはあらかじめ EXCELのコマ     ンドメニューの「ツール」→「オプション」→「全般」→「設定」の「マクロ     ウイルスから保護する」のチェックを外し、起動時にマクロを開くかどうかの     選択ダイアログが表示されないように設定しておく必要があります。なおこの     モードでは運転終了時にワークシートは開いたまま保持されます。       「 Full Auto 」         ワークシート(ファイル)が開かれると同時に最後に保存された設定で自動的     に制御運転を開始し、運転終了時には自動的にワークシートを閉じEXCELも終了     します。ただし以下の状況がある場合はワークシート及びEXCELの自動終了はせ     ず「 Auto Run 」と同じ動作になります。           ・処理中にエラーが発生した場合       ・接続COMポート番号入力セルに " * " が入力されている場合(即ち        シミュレーションモードの場合)。            またこのモードを機能させる為には「 Auto Run 」同様、起動時にマクロを開く     かどうかの選択ダイアログが表示されないように設定しておく必要があります。         ちなみにこのモードで正常実行されている場合、一時停止ボタンで運転終了させ     てもワークシートが自動終了してしまうため、起動モードや各設定の変更がまと     もには出来ません。これらを変更したい場合は マイコンとPCを繋ぐUSBケーブル     を抜き、ワークシートを開けば COMポート接続エラーが出て停止させることが出     来ます。      Iスタートポジション(フラッグ)      制御運転を開始する起点位置(スタートポジション)を設定し、赤色のフラッグを立   てて表示します。スタートポジションはこの行上で Time 0 列以右の任意の列に設定   できます(ただし有効241列)。      フラッグを立てるにはセルに" S "の文字を入力します。空白もしくは S 以外の文字   を入力するとフラッグは消えます。      スタートフラッグが複数立っている場合、最も左のフラッグがスタートポジションに   なります。また逆にスタートフラッグが一つも無いとき、スタートポジションは自動   的に Time 0 列になります。      Jエンドポジション(フラッグ)   制御運転を終了あるいはリピートさせる位置(エンドポジション)を設定し、青色の   フラッグを立てて表示します。スタートポジションはこの行上で Time 0 列以右の任   意の列に設定できます(ただし有効241列)。      フラッグを立てるにはセルに" E "の文字を入力します。空白もしくは E 以外の文字   を入力するとフラッグは消えます。      エンドフラッグが複数立っている場合、最も左にあるスタートフラッグ列から右に進   んで最寄りにあるエンドフラッグがエンドポジションになります。また Time 0 列   から数えで 241列(有効最終列)目のエンドフラッグは表示固定されており、これよ   り左にエンドフラッグが一つも無いとき、エンドポジションは自動的にこの有効最終   列になります。      ちなみにエンドフラッグを立てる行をスタートフラッグを立てる行と分けているのは   同じ列を指定できるようにするためです。スタートポジションとエンドポジションが   同じ列にある場合、単一列のリレー設定のみを反映させる「単発切替運転」になりま   す。    Kランナー   実行ボタンを押した時に、Time行上をスタートポジションからエンドポジションまで、   インターバル時間経過ごとに1列づつ進んで行く黄緑色のカーソルです。制御運転中、   ATtiny2313にはこのランナー列のリレー設定が随時出力オーダーされます。  L出力設定エリア(チャート)   ATtiny2313 の 指定出力ピン10本をインターバル時間経過ごとにどの様に切り替え   るかをこのエリアで設定します。      このエリアのセルをアクティブにする(クリックする)と、対象となる機器名とTime   が青緑背景で強調されます(先の操作画面図参照)。このアクティブセルに " 1 "   または " ON " を入力するとそのリレーは ON と設定されセル背景は桜色になります。   空白または他の文字を入力するとそのリレーは OFF と設定され背景は白色になります。   マウスドラッグによるセルコピーや複数範囲選択による一括入力を利用すると合理的   に設定出来ます。  M出力機器名   ATtiny2313 の 指定出力ピン10本に割り当てる機器名をユーザーが自由に記載で   きます。初期値では出力ピン名が入っています。  Nランナーステータス   ランナー表示列のピン出力設定を表示します。 【 補足事項 】  ・当ソフトではエラー発生を受けてのリトライ処理は基本的に行っていません。  ・ジャンパーの設定変更は、完全に電源を落としてから行って下さい。   特にJ3とJ4についてはマイコンプログラムがリセットされた状態でないと設定が   有効になりません。  ・本パッケージ添付のマイコンプログラム( amic2313.hex )は「Amic2313 Ver2.06」   添付のマイコンプログラムと同じです。旧版に比べ、入出力方向設定ジャンパの状態   を取得する機能が追加されているため、これを用いるとTimeChart Runnerは出力設定   ピンのみを自動判別して実行します(マイコンポート単位)。旧版を用いた場合は   入力設定ピンがあるとエラーを出して処理を中断します。    ・ATtiny2313の許容消費電流は最大200mA、各入出力ピンの定格は40mAです。   負荷を接続する際にはこれを上回らないよう十分考慮して下さい。    ・当ソフトは制御運転中、接続COMポートを常時占有するため、他のソフトから同じ   デバイスを割込制御することは(基本的に)できません。ただし運転停止中には   接続 COMポートは開放されています。    ・当方ではUSBでしか動作確認していませんが、AE-UM232R のかわりに ADM3202AN   を使うとシリアルケーブルで接続しても動かせるのではないかと思います。    ・最新情報はホームページで公開されます。   カスタムエンジ   http://www.venus.dti.ne.jp/~kn2/customeng/      研究室   http://customeng.blog110.fc2.com/blog-entry-18.html 【 うまく動かない時 】  TimeChart Runner が思うように動かない時は以下のことを確認してください。   ■1:デバイスドライバは正しくインストールされているか?   ■2:パソコンがCOMポート接続機器を認識しているか?   ■3:ケーブルがパソコンのCOMポートに正しく接続されているか?      (接続するケーブルの品質精度にも影響されます。)   ■4:ケーブルを接続したCOMポートを正しく指定しているか?   ■5:回路の電源は入っているか?電源の仕様は適切か?   ■6:回路の配線は正しいか?ジャンパの設定は正しいか?   ■7:接続COMポートの設定は適切な値になっているか?      (必要に応じてビット/秒やBMオプションの値を変えてみる)   ■8:接続COMポートがビジーになっていないか?      (外部の別ソフトが占有していたり高速制御していると使用できません。)   ■9:ソフトの設定に不備はないか?      (記入間違い、記入落ち、必要箇所の誤削除、余計な記述等)   ■10:ソフトは最新版か?      (最新版では過去の不具合が改善されている可能性があります。)   ■11:ノイズや電波等の影響を多大に受けていないか?      (ノイズ等の影響を多大に受けると正常に動作しない場合があります。      白熱電灯やヒータなどの「抵抗負荷」に比べ、送風機やモータなどの      「誘導負荷」が与える影響は大きく、状況次第では事前に物理的対策      を講ずる必要があります。) 【 カスタマイズ 】   当方では、配布しているソフトをユーザー様の仕様に基づき有償でカスタマイズい   たします。見積は無料です。お気軽にご相談ください。 メールフォーム 【 謝 辞 】   COMポート制御モジュール「 EasyComm 」を無償で提供されている 木下隆 様に感謝   いたします。    【 更新履歴 】   2009-05-25:Ver1.00 公開開始。   2009-05-26:Ver1.01 ランナーが Time列23 付近でエラーを出す不具合を修正。

Producted by CustomEng.