[サブザック]

 キャンプをベースに、クライミングやバードウォッチングなどプラスアルファのアミューズメントに出かけるときに必要となるのがサブザックです。先に紹介したように、ぼくは、カリマーやミレーのザックをよく使います。サブザックとして考えられるのは、中型のアタックザック、デイパックなどの小型ザック、ウェストバック、あるいは収納部をたくさん設けたマウンテンパーカなどです。いずれをチョイスするかは、何をするかによって決まってきます。
 キャンプをベースに周辺を散策する程度なら、大きめのウエストバックやデイパックで十分です。ベースから比較的離れた場所にまでトレッキングするなら、雨具などかさばる必要装備も増えるので、中型のアタックザックが適当でしょう。
 また、まだ自力でラフロードを歩くのがおぼつかない幼児連れなら、ベビーキャリーを利用すると行動半径がだんぜん広くなります。これは、エクスターナルフレームパックと同じようなもので、パックの代わりに赤ちゃんを乗せるキャリアを装備したものです。
●追記
 ぼくの現在のラインナップは、メインパックにmont-bell(モンベル)のZEROPOINT『WB.トレッキングパック70』というインターナルフレームパック(容量70g)、サブザックにKARRIMOR(カリマー)の『ホットアイス』というアタックザック(タイプはソフトパックで容量30g)、同じく軽いトレッキングやMTB用に二種類のサイズ(10gと、5g)のウエストバッグ、といった形で落ち着いています。この中でアタックザックがいちばん使用頻度が高く、かなりくたびれてきたので、新しいものを物色中です。
●さらに追記
 長年愛用してきた『ホットアイス』は、ついに内側の防水コーティングが剥離してきたので、現役を退きました。その後継に選んだのは、MILETT(ミレー)の『エレバス』というインターナルフレームパック(容量35g)です。 『ホットアイス』に比べ、ザック単体の重量と嵩はありますが、フレームによって型がしっかりしているで、パッキングがかなり容易になりました。フレームも樹脂製なので、ザック単体で「重い」と実感させるほどでもありません。このモデルには、縦方向に長い容量45gの『サウスポール』というタイプもあります。背中の長い(座高が高いといったほうがいいかな?)、男性には『サウスポール』をメーカーやショップでは推奨していますが、ぼくは、この手のサブザックをMTBやオフロードバイクに乗るときに使うことが多いため、シートに着座した姿勢でザックのボトムが当たらないように、あえて短いタイプを選びました。とくに、オフロードバイクに乗るときには、ザックのボトムがシートに触れていると、ギャップでバイクが突き上げられたときに、ザックが躍り上がってしまうのです。普通にウォーキング主体に使うには、ぼくくらいの上背(身長178cm)があると、どちらかというと女性向けに設定された『エレバス』は、ハーネスの取り回しがちょっと窮屈な気がします。
 『エレバス』と『サウスポール』の関係のように、最近では、女性の登山者も増えて、女性の体型にフィットするサイズとハーネスシステムのザックもいろいろ出ています。

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