Kanade Improvement Log

うちのマリオネット「奏(かなで)」さんの成長/改造記録です。
できるかぎり毎日記録しています。

このページは、マイクロキャビンから発売されている「マリオネットカンパニー」のプレイ記録です。
ネタバレもあるかもしれませんので、ご注意ください。
ちなみに、in actualというのが現実時間(プレイ時間)で、その下の日付はゲーム内時間です。
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Prologue
春。外資系のサラリーマンであるひびきは、帰宅途中の雨の中で、かすかな助けを求める声を耳にする。その声の主は、ダンボールに入れられた、酷く壊れたマリオネットだった。
ひびきは、母親の友人で優秀なマリオネット技師であるゆうきさんの手を借りて、半年かけて無事に修理を終わらせる。
そして、再起動は無事に完了し、マリオネットにかなでという名前を登録する。
ひびきは決意した。これからの半年、社会人として働きながら、一度は諦めた夢を追いかける事を。それは、マリオネット技術者としての自分の才能を見極める事だった。
1st day in actual
10/1〜10/9:今日からかなでとの生活が始まる。そして、サラリーマンとマリオネット技術者の2足わらじの生活である。
かなでは、まだ機械的な反応しか示さない。徐々に表情が豊かになり、感情が備わってきているようだ。それに合わせて、CPUや脚部のパーツを組み上げ、改善していく事にする。
まだ、どのパーツを最優先にしたら良いのかはわからないので、試行錯誤である。
とにかくかなでに話しかけ、接する時間を長くしよう。少しでも感情面が豊かになるといいのだが。
2nd day in actual
10/10〜11/3:2足わらじの1ヶ月が過ぎる中で、色々なことがあった。

かなでは、日に日に表情豊かになっていく。マリオネットではなく、人間の女の子のように感じることもしばしばである。
しかし、知識や経験は著しく不足しているので、トラブルを起こすこともしばしばである。トイレ中に『何をしているのですか?』と覗かれたり、ベッドの下に隠しておいた本(汗)に興味を持ったり、TVでやっていたというペアルックを着るようにせがまれたり、新聞の集金屋をもてなしたり...。世間知らずではあるが、その知識欲(好奇心?)の旺盛さが歯がゆくもあり、微笑ましくもある。
そういえば、近所のおばさんに新婚さん扱いされたりもしたっけ。
26日(風呂の日)に、かなでに入浴のしかたを教えることにした。いや、決してやましい考えがあったわけではない(汗)

そういった楽しい出来事の反面、時には哀しげな表情を見せることもある。思い出を持たない事を嘆くかなでには、『思い出はこれから作っていけばいい』と声をかけてやることしかできない。できることなら、少しずつでも思い出を増やしてやりたいと思う。

かなでを何度かアルバイトに挑戦させた。荷物運び、巫女さん、買い物は失敗。腕力や記憶系のパーツには全く手を付けていなかったせいだろうか。
募金活動、グラススキーのインストラクター、広告配布、ウグイス嬢は成功。脚力とセンサー、音声系出力を強化したのが幸いしたかな。

一方、僕自身はゆうきさんからパーツの組立の仕事を請け負う事で、技術力と(微々たるものだが)報酬を稼いでいる。それらを利用して、光沙エレメントを購入しては、せっせと組み立ててかなでインストールしている。そろそろCPUも機能を上げていかないと、KIZUNAがリミットまで行ってしまっているのだが..。

そんな中、奇妙な出会いもあった。
会社からの帰りに、富士見駅前にかなでがいると思って話しかけたら、全く別の女の子だったのだ。
その後、その子がヤクザの親分の娘であるという噂を耳にしたのだが、酔っぱらいに絡まれているのを見過ごすことができずに、結局助けてしまう優しい僕だった。
彼女の名前は今野園子。いつも組の若い衆がボディガードについていたせいで、友達もできなかったらしい。結局、今度僕のウチに遊びに来ても良いよ、という話になってしまったのだが..。ま、かなでの情操育成のためには、色々な人と会わせてみるのは良い経験になるとは思う。
3rd day in actual
11/4〜11/26:技術力向上の日々...つまりは、エレメントの購入費用がない、ということなのだが...。
数件の請負業務を受注して、なんとかCPUを最高レベルの「フロイド」まで強化した。これで問題なし。あとは、燃料タンクをXLサイズに変更したので、長時間の稼働が可能になった。
ふとパラメータを見ると、ジェネレータの疲弊が激しいので、新しいものに交換するべく設計図を書いてみる。

ある日帰宅すると、園子ちゃんがウチにやってきた。僕のことを『ダーリン』などと呼ぶ始末である..。わりとどうしようもない性格のようだ。ただ、時々見せる寂しそうな雰囲気が、気になると言えば気になるけど。
その後も、園子ちゃんはウチを訪れた。お祭りに誘いに来たようだ。かなでを連れて出掛けることにするが、その前に浴衣を着せてみる。とんでもない着方をするのは、まぁお約束であろうか..。
祭りの夜店で、2人にアクセサリを買ってくれるようにせがまれるが、断ってしまう。2人とも怒って帰ってしまった..やはり鈍感なのかな、僕って。
その後しばらくの間、かなでは園子君との事でヤキモチを焼いたりしていた。ただ、そのドロドロした感情の理由がわからず、困っていた様子だが。

休みの日にはいろいろあった。子供に本を読んで聞かせる朗読のアルバイトを成功させたりしていた。特殊装備が必要なアルバイトも多いので、改良を進めていかないと辛いね。
遊園地に遊びに行ったら、近所の人達の宴会に参加するハメに陥ってしまた。相変わらず誤解されているみたいだ。
海岸に遊びに行った時には、かなで『私を捕まえてごらんなさいっ! うふふっ』な展開になるが....全力疾走する馬鹿がいるか!?

光沙で店をぶらついていたら、珍しい事にアクセサリを売っていた。夜店の事もあり、かなでのために買ってやる事にした..。

あとは...そうそう、おふくろから電話が来たりもしたっけな。
4th day in actual
11/27〜12/9:パーツは、映像入力装置、知識基盤、感覚基盤、OS、マニピュレータ、ランディングギアを、一気に組み上げてインストールする。
しかし、ジェネレータの作成は2回失敗した。まぁ、最終的には完成したが、やたらとてこずってしまった。

かなでは、ほとんど完全に人間の女の子の感情を表し始めている。既に、機械的な単調な発言はなくなってきている。
外出時に手を繋げばドキドキしたり、洗面所にペアの歯ブラシ(マリオネットには不要なのだが)を並べてみたり、子供用の滑り台でお尻が引っかかって焦ってみたりしている。
突然、占いだの手相だのと言い始めるあたり、本当にマリオネットなのだろうか..。
情緒面は十分だと思うのだが、ちょっと羞恥心に欠ける所があるのは確かだ。うーむ。

そういえば、駅前で園子ちゃんとかなでが、何か話していたようだが...。

昔の彼女から電話があった。外で会う約束をしたが、かなでに止められる。かなでの言うとおり、昔の想い出に縛られるのは良くないかな..。

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用語集

インストール
一般には、装置にパーツやプログラムを組み込むこと。
ここでは、マリオネットにパーツを組み込むこと。
エレメント
マリオネットを構成するパーツの、さらに基となる部品。いくつかのエレメントを組み合わせて、パーツを作ることができる。
エレメントは、特殊素材だったり、機能部品だったり、プログラムだったりするが、それらを設計図通りに組み立てることで、パーツは完成する。
使用するエレメントの質(A〜Eの5ランク)によって、完成したパーツの質が決まる。
かなで
捨てられていた女性型マリオネット。ひびきによって命名された。市販品とも個人によるハンドメイドのものとも違う構造を持っており、製造元や製作者など、過去は一切不明。
現在は、ひびきをマスターと認識し、その家に住んでいる。
外見年齢15歳程度で、年齢相応の話し方をしたりもする。料理は下手っぽい(^^;
今野園子
天結一家というヤクザの親分の娘。ひびきは、かなでと見間違えたが、そんなに似ているとは思えないのだが...。
家のこともあり、友達は少ないようだ。眼鏡っ娘。
まだ遭遇回数が少ないので、性格等はよく判らない。
KIZUNA
マリオネットとマスターの、精神的な絆の強さを表す数字。日々の会話の中で、徐々に上昇していくようだ。
CPUの性能によってKIZUNAの上限が決まるので、打ち止めにならないうちに、より優秀なCPUに交換したいところ。
光沙
マリオネット技術者のメッカ。マリオネットを構成する様々なパーツのエレメントを扱っている店が集まっているため、必要なものはほとんどここで入手できる。
掘り出し物を探すのはなかなか楽しいが、わりと時間がかかるのが難点。
CPU
中央処理装置。コンピュータにおいて、全ての情報を統括する装置のこと。
ここでは、マリオネットの頭脳となるパーツの事である。KIZUNAの上限値は、このパーツによって決まる。
ひびき
本編の主人公。このプレイではこの名前を使用。かつてはマリオネット技師になることを夢見ていたが、挫折して外資系の会社に勤めるサラリーマンをやっていた。
かなでとの出会いで、夢への再挑戦を始めるが、果たして上手くいくのか..。
富士見駅
ひびきの家の最寄り駅。通勤等にも利用する。
ちなみに、この駅の界隈には、公民館、図書館、神社、病院、ゆうきさん家などがある。
マリオネット
いわゆるロボット、というかアンドロイドの事らしい。もともと宇宙での作業用に作られたが、現在は福祉・作業などの用途に利用されている。
感情を持つ男性型マリオネットは、そのメンタル面に問題があるためにほとんど存在しないらしい。
ゆうき
年齢不祥の美人マリオネット技師。その筋では有名人らしい。大食らいらしい。
ひびきの母の友人。ひびきが幼い頃から接しており、そのマリオネット技術者としての素質を見抜いていたので、ひびきがその道に進むための助力を申し出る。
結構世話好きで、母性的な面も持つミステリアスな女性。

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