(ルーチン/身につける)

企業の革新は、永遠のテーマであります。これまでQC、TQC、CI、CS、リエンジニアリング、JIT、VA、VE、リストラクチャリング等々様々な経営管理手法を用いて、乗り切って来られた事と思います。しかし、今や企業の悩みは、体の奥深い所にある遺伝子レベルにまでなっていると言われています。

企業の中に染みついてしまった企業遺伝子は相当根が深くなっていませんか。組織を変えたり、業務革新をしたり社名を変えたり、品質管理をしたりするだけでは、完治にはなりません。

企業革新に今求められているのは、人材の中にある企業遺伝子を解析し、最適な遺伝子治療を行うことです。遺伝子には善玉、悪玉がありす。
善玉遺伝子たとえば、顧客第一で物事を考える、創造性を発揮する、能動的な行動を取る人の遺伝子を守り、増殖させることです。また悪玉を払拭し善玉に変える治療が必要です。

この治療法が企業革新の戦略を構築するものです。この戦略を絶えず見直して、再構築し、絶えず検証していくことで、遺伝子は善玉に変わり、ルーチン化されたものとなり、身についたものになります。

その結果、経営管理技術、技法を導入し、活動した場合、それらが単なる表面的なツールで終えるのでなく、その奥が理解できるようになり、身に付いた業務が出来るようにになります。

これは口で言う程簡単ではありません。なぜなら遺伝子の善悪を本人が認識できない、心の問題であるからです。長い間に染みわたっているものですから、本人は意識していないのです。従って治療法と言う言うより、一つの技法を徹底的に訓練して、身につけて、ルーチン化する事です。それを核にまた次の戦略を構築し、検証していくことが容易に導入出来る方法かもしれません。
     
                   


                       管理技術とルーチン

原 MOT コンサルタント       

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                    (Management of Technology:技術経営)

       MOTとは設計・製造等の技術者がマーケティングも含めた経営を熟知し、技術のみ追いかけるのではなく
     技術にプラスして、経営する心を持って製品を商品とする技術を言うのです。グローバルなマーケットに対し
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